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2022年11月27日日曜日

「高低差」が気になる人にとって『千葉凸凹地図』(昭文社、2022)は、千葉県北西部についての「アースダイバー」のガイドになる

 
 NHKの「ブラタモリ」の影響というわけではないが(・・いや、そうかもしれないが)、町歩きしていると「高低差」が気になる。 

東京湾のベイエリアにある千葉県北西部の船橋だが、湾岸の埋め立て地は別にして、内陸部に入るとは意外と高低差が大きい。つまり、上り下りが必要な坂がけっこう多いということだ。 

東京の都市部は坂の多い町で、『江戸の坂 東京の坂』(横関英一) なんていう本が出ているくらいだ。坂のそれぞれに名前がついている。だが、千葉県北西部にかんしてはそんなことはない。坂に名前がついているかもしれないが、東京のように標識がないのでわからない。

ことしになってから『千葉凸凹地図』(昭文社)『千葉スリバチ地図』というマニアックな地図帳が出版された。ここのところ、ふたたび歩き回っていて気になっていたので、前者を購入してみた。これがめっぽう面白い。  


縄文人たちの住まいは、海に面していた崖の上にあったわけだ。つまり、縄文人は、海の幸と山の幸を両方とも享受できる居住環境であったのである。うちの近くにも1万年前の縄文時代の集落跡が発掘されている。 切り立った崖の上にある。

というわけで、歩き回りながら高低差を体験していると、縄文時代にはフィヨルド状だったのだななどと考えながら、坂を上り坂を下るのである。 




東京にかんしては、中沢新一による『アースダイバー』という試みがあって面白い。だが、東京下町までカバーされているものの、残念ながら江戸川の東岸にまで言及されていない。江戸時代に盛んだった成田山新勝寺への「成田詣で」も、中沢氏には意識してほしかったところだ。東京下町と千葉県北西部は江戸川を挟んでいるものの、京成電鉄沿線など共通性の多い地域だからだ。

『千葉凸凹地図』に研究成果として掲載されている「麻賀多(まかた)神社」の起源についてのトピックが興味深い。


(麻賀多神社分布図 P.163に記載されているもの)


印旛沼周辺の南東にのみ18社が分布している麻賀多神社だが、「麻賀多」(まかた)4とは「真潟」(まかた)だったのだ、と。 

これは、海水面を5m高くシミュレーションした地図を作成してきてわかったのだという。あくまでも「仮説」であるが、こんな事例がほかにもあるのではないか? 

その意味では、『千葉凸凹地図』は、千葉県北西部についての「アースダイバー」のガイドになりうるものだ。この本に触発されて、民間からいろいろな「研究成果」が「仮説」としてでてくることを期待している。 




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