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2009年9月24日木曜日

このオレに温かいのは便座だけ (サラリーマン川柳より)

                

このオレに 温かいのは 便座だけ(「サラリーマン川柳」より)  生命保険会社の第一生命が主催している「サラリーマン川柳」(略称「サラ川」)、その中でもとくにナンバーワンに私が挙げたいのが、この句である。  以前は、日本の職場では個人情報なんかまったく考慮もされていなかったので、いわゆる"保険レディー"(・・法人担当の保険外交員女性のこと)は、昼休みなど勝手に職場内に入ってきて、いろいろカレンダーなどの小物もくれたものだが、第一生命の保険レディーは、サラ川を印刷したピンク色のチラシを配っていたものである。  

現在では、「サラリーマン川柳」は同社のウェブサイトで見ることができる。しかも過去の作品も見れるのはありがたい。  このたび、新居の便座に TOTO のウォシュレットを設置した。ウォシュレット(washlet)とは、温水洗浄便座の登録商品名だが、すでに普通名詞化してしまっている。  

便座に座っていると、しみじみと、「このオレに温かいのは便座だけ・・」、とつぶやきたくなるな。  

そう、せめてこの境地くらい味わいたいからウォシュレットを設置した、ということも否定はしない。  

もちろん、環境問題の観点からトイレットペーパーという紙資源の節約と、おしりの健康(!)が主目的ではあるが。  

そういえば、大学の後輩が TOTO に勤務しているが、インドや東南アジアで売るのは難しいといっていたなあ。インドや東南アジアでは昔から左手つかってウォシュレットするからねー。  

タイでも、中級ホテルや古いオフィスビルなどでは、手動のジェット式ノズルが便器に備え付けのことも多い。でもノズルの水量調整が難しいんだなー、これが。勢い余ってトイレはおろか、ズボンが水浸しなんて災害に見舞われることもある。  

そうだな、「私が選ぶサラリーマン川柳」ベストスリーを挙げておきましょうか。( )内は作者の名。  1. このオレに 温かいのは 便座だけ (宝夢卵)  2. デジカメの エサはなんだと 孫に聞く (浦島太郎)  3. 「課長いる?」 返ったこたえは 「いりません!」 (ごもっとも)  皆さんも自分でセレクトしてみたらよろしいでしょう。   

川柳という5-7-5の形で小さなガス抜きしておけば、大きな爆発に至ることはないだろう。これはまさに日本人の知恵といえる。  

しかし反面、私憤がけっして公憤にまで発達することなく、線香花火のようにちょろちょろと散ってしまう大きな要因でもある。  

為政者の側から見れば前者がいいに決まっている。  

江戸時代においても身分制度を維持するために、公娼制度が維持されたことと同じロジックかもしれぬ。  

キモはガス抜きだ。    

しかし、「サラリーマン川柳」には、しみじみしちゃうねー。こういうのがわかるようになるのが、日本では大人になるということなのかね。私の日本人性もここに極まれりということだろうか・・・  

ウォシュレットに戻るが、以前のマンションで使っていたのは、入居前から設置されていたアプリコットという製品だったが、今回は単機能型である。ウォシュレットK TCF315 というタイプである。  

前回のはセンサーが作動して、勝手に水を流してしまうので、腰を浮かす角度にによっては、完全におしりの処理が終わっていないうちに、トイレを流す水が出てしまうことがあり、落ち着けないものがあった。水資源も無限ではないからね。無料じゃないしね。  

今回のはセンサーなんて洒落たものはついてないので、安心して座っていられる。  最後に手動で水を流すタイプのほうが、かえって省資源型だといえよう。  

日本の携帯電話は、メールやカメラやワンセグ(=TV受信機能)やら、付加機能がたくさん着きすぎて操作が複雑になってしまっている。これをさして、産業界では"ガラパゴス化"という表現がされることもある。  

つまり日本の産業は、絶海の孤島に取り残されて、その他世界とは無関係に進化を遂げた、ガラパゴス島の生物のように異常な進化を遂げてしまった、という比喩的な表現である。  

最近では、携帯電話も通話できればそれで十分じゃないか、というニーズがとくに高齢層にはあるので、単機能をウリにした携帯電話もでてくるようになっている。  TOTOのウォシュレットも、おしりはノズルからの水で洗浄してもらっても、最後に水を流すのは手動のタイプのほうが、かえってありがたいと思う客層もいるはずだろう。  

何事も過ぎたるは及ばざるがごとし、ではないかな。いや、何事もバランスが重要というべきだろうか。  

引越によるダウンサイジングの"ファースト・ステージ"がようやく完了に近づいてきた。 

荷物の収納作業と処分品の選別作業を同時平行で行っているが、はたはたくたびれる。生まれてから一度も本は処分したことがないなどとウソぶいている男もいるが(・・元MS日本法人の社長・成毛眞氏のインタビュー記事「本は"トン"で数えます」前編・後編)、冗談じゃないぜ、といいたくなる。  

収入の半分は本に消えた、とまではいかないものの似たようなものだが、一冊も処分したことがないとはねー  たしかに選別しているヒマがあったら、そのまま捨てずにおいとけばいいいというのは正論だが、まったくもってイヤミなオッサンやねー  立花隆のネコビルみたいに、ビル一棟ごと書斎にしてしまうのは男の夢だが、叶うことはあるのやら・・・  

明日、またダンボール箱で総計11箱の書籍とDVDとCDを買取に出す。ビデオテープはダンボール1箱分を昨日廃棄処分にした。  

こうやっても果たして残り半分の荷物が収納できるかはなはだ不明である。  来週からダウンサイジングの"セカンド・ステージ"が始まるが、"本との闘い"は、考えただけでもぞっとするなー。また大量に処分しなくてはなるまい。  

本の整理というものは、まったくもって人生の棚卸しに似ている。1999年以前に発行された本はすべて廃棄処分にする、みたいな単純明快なクライテリアでもって処分品を決めるわけにはいかないからね。    

トイレで一息ついたオレがつぶやくのはまた:    このオレに 温かいのは 便座だけ  下の句でも詠んでみるか:    プシューと ノズルから 水の出る音    おそ松でした・・