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2010年6月29日火曜日

「サッカー日本代表チーム」を「プロジェクト・チーム」として考えてみる


    
 「サッカー日本代表チーム」は、企業でいえば「プロジェクト・チーム」である
 こう考えると、いろんなモノが見えてくるし、代表チームの選抜されて実績を出している選手だけでなく、代表監督の言動の意味もよく理解できるだろう。

 そもそもプロジェクト・チームとは何か?

 プロジェクト・チームとは、ある特定のプロジェクトを遂行するために、アドホック(一時的に)に組成される組織のことである。
 企業内でいえば、プロジェクトには、新製品開発、人事制度改革、ミッション作成、新規システム導入・・・例をあげればキリがない。
 こうした特定の目的を実行するために、期間を区切ってメンバーが招集され、組織横断的に実行されるのがプロジェクトであり、そのプロジェクト遂行の主体となるのがプロジェクト・チームである。
 コンサルティング会社などでは、仕事はすべてプロジェクト・チームとして遂行される。

 プロジェクトチームは、人間集団である以上、かならずリーダーやマネージャーが必要とされる。というより、まずプロジェクト・リーダーが経営者などの組織上の上位者から指名をうけてプロジェクトチームを組成し、メンバーを一本釣りするなり、公募なりで招集、選別することが通常である。

 さて、これを今回の FIFAサッカーワールドカップ2010南アフリカ大会に出場した「日本代表チーム」にあてはめてみよう。

  ●プロジェクトリーダー:岡田監督
  ●目的(ミッション):ワールドカーップに出場し、一次リーグを突破すること 
  ●期間:ワールカップ予選開始前から、ワールドカップで日本の勝敗が決定するまで 

 以上のように整理してから、岡田監督の采配について見てみよう。


 岡田監督は、ワールドカップでベストフォーに入る、つまり準決勝まで勝ち残るという目標をぶち上げているが、日本サッカー連盟は、岡田監督にそこまで高いミッションは要求していないハズだ。おそらく、かつて韓国がベストフォーまでいったから日本も・・・というおとではないだろうか。
 しかし、ベストフォー進出という目標を掲げ、ミッションにしてしまった以上、引くに引けないのもまた現実である。岡田監督のアタマのなかに何があるのか、忖度しても意味はないが、もしかすると監督のコトバに鼓舞されて、できるんじゃないかという空気がいまや出来上がりつつあるのかもしれない。

 誰を先発メンバーに指名し、誰を補欠としてベンチで待機させるかという、いわば「人事」にかんする方針をみてみよう。
 勝負の世界においては、勝つためには最高の布陣を行う必要があるが、そのためには、たとえ実力があってもメンバーからはずすという非情な決断を行わなければならない時がある。
 12年前のワールドカップ・フランス大会において、岡田監督がカズこと三浦知良を斬ったのは記憶に新しいが、その時はワールドカップ代表チームの招集前だった。今回の中村俊輔はベンチ入りしているから、本人にとっては相当つらいことだろう。
 しかしまさに非情な決断であったのではないか。本田圭佑という24歳の寅年男は、完全に中村俊輔と世代交代してしまった。鮮やかな交代劇というべきだろう。きくところによると、カズを斬ったときと同様、チーム内の空気を読んだ岡田監督は、俊輔をベンチで待機させることにしたらしい。
 攻めるサッカーへの転換という岡田監督のポリシー(フィロソフィー?)を実現するために不可欠な「人事」であったといえる。非情な決断を行った岡田監督の賭は、今回は吉とでたようだ。

 企業経営の場合も、サッカー代表チームときわめてよく似ている。
 プロジェクト・チームの招集にあたって、メンバー選択はプロジェクト・リーダーの責務であり、パフォーマンスがあがらない時は、メンバーの交代を行い事もままあることだ。
 なによりもプロジェクトチームが初期のミッションを果たし得ないとき、プロジェクトリーダーの交代も行われることがある。私も他人が放り出したプロジェクトの後始末を多くこなしてきたが、自分が選んだメンバーでない場合は、チームをまとめるのはまた一苦労である。
 サッカーの場合も、利害関係者からさまざまな横やりが入る。岡田監督も騒音が激しかったが、上層部が土壇場で岡田監督を切り捨てなかったのは、後知恵ではあるが賢明であったといえようか。


 さて、いよいよ本日、日本時間23時から、決勝トーナメントで日本代表チームはパラグアイ代表チームと激突することになる。
 日系人も7,000人と少なくない南米の小国パラグアイではあるが、ベストエイト進出は悲願であるという点において、おかれた状況は日本より厳しいものがあるのだろう。
 今回の日本代表は、もちろん実力で一次リーグを突破したとはいえ、棚ぼた的なかんじがなくもない。つまり日本国民の期待度はパラグアイほど高くはなく、選手の感じるプレッシャーも、ノイローゼになるほどではなく、むしろいい具合にフォローの風となることだろう。

 日本人である私は、このプロジェクト・チームの成功、すなわち日本勝利を祈願するばかりである。


P.S.

 6月29日に行われた対パラグアイ戦は、90分で決着がつかず延長戦へ。しかし30分の延長戦でも決着せず、今大会初の PK戦に。結果は・・・ 
 結果は残念であったが、ニッポンよく頑張った。死闘だった。見ているこちらも、本当に死力を尽くした。悔いはない。(2010年6月30日 記)






(2012年7月3日発売の拙著です)







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