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2013年4月14日日曜日

「NHKラジオ 法然の『問答集』をよむ」(2013年4月~2014年3月)を聴く-法然は仏教を一般庶民のものとした革命的イノベーター



法然上人がいなければ、その教えを発展させた親鸞(しんらん)もいなかったでしょうし、反対の立場に立つ日蓮もでなかったことでしょう。いずれもみな比叡山というバックグラウンドをもった僧侶たちです。

膨大な仏教経典のなかから、「南無阿弥陀仏」の5文字を拾い出した法然。これさえ唱えれば極楽浄土にいいけるという念仏。仏教を一般庶民のものとした法然は、まことにもって日本仏教においては「革命的イノベーター」としかいいようがありません。

その法然について、あらためて関心が高まりつつあるのは、たいへん喜ばしいことです。


本日(2013年4月14日)から始まった 「NHKラジオ 法然の『問答集』をよむ」 もまたその一つでありましょう。

ラジオ第2放送で第2日曜午前8:30~9:00、再放送は、翌週の第3日曜日の午後6:30~7:00 から。講師は大正大学名誉教授の石上善應(いしがみ・ぜんのう)氏。

もちろんインターネットでも聴けます。「NHKラジオ らじる★らじる」 のウェブサイトを開いてクリックすれば聴くことができます。インターネットの音声はクリアです。
http://www3.nhk.or.jp/netradio/

関心のある人は、テキストだけでも買っておくといいでしょう。


2013年度の前半はテキストの(上)としてすでに出版されています。目次を掲載しておきましょう。

はじめに
第1回 涙する法然-師・叡空との対話-(2013年4月14日)
第2回 凡夫の往生-弟子・信空との対話-(2013年5月12日)
第3回 仏の光明はあまねく照らす-容義問答から-(2013年6月9日)
第4回 二河白道の教え-容義問答から-(2013年7月14日)
第5回 諸法は一つ-容義問答、十二問答から-(2013年8月18日)
第6回 同体の念仏-熊谷直実の往生、阿波介の念仏-(2013年9月8日)

以下、第7回から12回までは、残念ながら(下)が出版されるまでまでわかりません。出版は2013年9月です。

著作の数が少ない法然ですが、「問答」が残っているようです。このラジオ講座では、その問答を取り上げています。

仏教の問答といっても禅問答ではありません。現代語でいえば「対話」に近いものでしょう。しかも対話者のあいだでは、「いま、ここ」での一回限りのものかもしれず、真剣勝負でもある。

インタラクティブな師と弟子たちとの対話。その様子は、冒頭に掲載したテキストの表紙にうかがうことができます。千差万別の身分に属する弟子たちが法然のもとに集っている姿。

浄土宗のサイトに「一百四十五箇条問答」の現代語による概要が掲載されています。もちろん浄土宗のものですから、異なる解釈をする人もいることでしょう。

ただ重要なのは、法然という人が、仏教を一般庶民のものとするためにいかに戦った人であったかということです。悟りのできない凡夫(ぼんぷ)とは、まさにどこにでもいるフツーの人という意味。凡夫が往生するということは、法然が出現するまでは日本仏教の視野にはまったく入っていなかったのです。

いま生きている現代人にとっては、あまりにも当たり前に聞こえる教えも、鎌倉時代初期においてはいかにラディカルなものであったか、じっくりと考えてみたいものです。法然その人こそを考えてみたいのです。





PS 第7回以降の放送内容

「NHKラジオ 法然の『問答集』をよむ 下」が出版されています。



第7回以降の放送内容は以下の「目次」のとおりです。

はじめに
第7回 さてそれをば、いかがし候べき-明遍の問い、選択集の基調-(2013年10月13日)
第8回 よくよくお念仏し候べきなり-一百四十五箇問答から-(2013年11月10日)
第9回 仏教には忌(いみ)という事なし-一百四十五箇問答から-(2013年12月8日)
第10回 愚に還る-一百四十五箇問答から、還愚の思想-(2014年1月12日)
第11回 女人往生-教えを請う女性たち-(2014年2月9日)
第12回 この事言わばあるべからず-晩年の法然、悪人往生-(2014年3月9日)
法然年譜
法然関係書
参考文献

「仏教には忌(いみ)という事なし」、「還愚の思想」、「女人往生」、「悪人往生」と法然の思想が語られます。なぜ法然があの時代に熱狂的に受け入れられたのか、そして最晩年に念仏停止(ちょうじ)の処罰を受けるという弾圧を受け、四国に配流となった法然の波乱万丈の生涯が語られます。

(2013年10月4日 記す)




<ブログ内関連記事>

「法然と親鸞 ゆかりの名宝-法然上人八百回忌・親鸞聖人七百五十回忌 特別展」 にいってきた(2011年)

『選択の人 法然上人』(横山まさみち=漫画、阿川文正=監修、浄土宗出版、1998)を読んでみた

書評 『法然の編集力』(松岡正剛、NHK出版、2011)

書評 『法然・愚に還る喜び-死を超えて生きる-』(町田宗鳳、NHKブックス、2010)

大震災のあと余震がつづくいま 『方丈記』 を読むことの意味
・・法然が生きた時代は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけてであった

書評 『近世の仏教-華ひらく思想と文化-(歴史文化ライブラリー)』(末木文美士、吉川弘文館、2010)
・・日本人の一般常識を変える内容。法然の浄土宗をふくめた「鎌倉新仏教」も一般民衆にまで完全に定着したのは江戸時代になってからである






(2012年7月3日発売の拙著です)





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