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2014年1月3日金曜日

「人間万事塞翁之馬」-なにごとにも一喜一憂せず、あたかも自然現象を観察するような態度が現実的だ!


謹賀新年 あけましておめでとうございます。

ことし2014年は十二支でいえば午年(うまどし)、Year of the Horse ですね。馬の年。

馬(うま)は中国語の馬(まー)から来たものですから、あきらかに外来語です。動物の馬とともに、馬という漢字も伝来したわけですが、当時の日本人には「まー」という発言は難しいので「う」をつけて「う・ま」となったといわれています。梅(う・め)もまた同様です。

馬にかんする表現や格言、ことわざにはいろいろあります。

たとえば、「馬の耳に念仏」、「馬の尻下がり」、「馬並み」などなど。これは日本で生まれたものですね。このほか、「馬耳東風」などの四字熟語は中国のものです。。

「馬鹿」もまた中国古代の故事によるものです。「馬鹿」と「力」(ちから)をあわせて「馬鹿力」(ばかぢから)としたのは日本人でしょう。「馬力」(ばりき)というのは英語の horse power を明治時代初期に日本人がつくった表現です。

最近の造語には「UMA](うま)というものもあります。未確認動物(Unidentified Mysterious Animal) の英語の頭文字をとって UMA としたそうですが和製英語のようですね。日本人の造語力は漢字語から英語にかわりつつあるのかもしれません。

お正月といえば初詣ですが、願掛けで「絵馬」を購入して願い事を書いて奉納することもありますね。「絵馬」(え・ま)は日本語です。

「天翔ける馬」や「奔馬」など威勢のいい表現もありますが、年初にあたってわたしは「人間万事塞翁之馬」をあげておきたいと思います。

「人間万事塞翁之馬」は「「人間万事塞翁が馬」と表現することも多いですが、「人間」は「にんげん」ではなく「じんかん」と読みます。「じんかん・ばんじ・さいおう・が・うま」。

三省堂の『大辞林』(Weblio)によれば以下のように説明されています。

人間の禍福は変転し定まりないものだというたとえ。人間万事塞翁が馬。〔「淮南子(人間訓)」から。昔、塞翁の馬が隣国に逃げてしまったが、名馬を連れて帰ってきた。老人の子がその馬に乗っていて落馬し足を折ったが、おかげで隣国との戦乱の際にも兵役をまぬがれて無事であったという話から〕 (*太字ゴチックは引用者=さとう)

出典の 『准南子』「人間訓」は以下のようなものです。漢文ですが、内容は学校で習ったこともあるので類推可能でしょう。このエピソードにでてくる「父」のように、なにごとにも一喜一憂せず、あたかも自然現象を観察するような態度でいたいものです。

近塞上之人、有善術者。馬無故亡而入胡。人皆弔之。其父曰、此何遽不為福乎。居數月、其馬將胡駿馬而帰。人皆賀之。其父曰、此何遽不為禍乎。家富良馬。其子好騎、墜而折其髀。人皆弔之。其父曰、此何遽不為福乎。居一年、胡人大入塞。丁壮者引弦而戦。近塞之人、死者十九。此獨以跛之故、父子相保。故福之為禍、禍之為福、化不可極、深不可測也。

似たような表現には、「禍福はあざなえる縄のごとし」というものがありますね。

なにが福になるのか、なにが災いになるのか、人間サイドからは測りがたいのが世の中というもの。だから、いたづらに嘆いたり落胆するのではなく、逆にいたづらに舞い上がったり奢り高ぶったりしていてもいけない。

「人間万事塞翁之馬」は、消極哲学ではありません。もちろん積極哲学でもありません。

淡々と、粛々と、自分がやるべきことをやるべきだという現実主義の人生哲学でしょう。

なにごとにも一喜一憂せず、あたかも自然現象を観察するような態度。わたしもそうありたいと思います。



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(2012年7月3日発売の拙著です)





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