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2015年6月9日火曜日

「よもぎ」は雑草か?ー 価値観が反映するものの見方について


よもぎ餅の「よもぎ」。植えたわけでもないのに、そこらへんにいくらでも生えている「よもぎ」。みなさんんも身の回りにも、かならず生えているはずですよ。日本に自生している植物です。

「よもぎ」は食用で薬用の植物でもありますが、有用性を感じない人にとっては、雑草以外のなにものでもないでしょう。きわめて繁殖力の強い、生命力の強い植物です。

雑草とそれ以外の違いって、はたしてあるのでしょうか?? 

「自然界には雑草なんて存在しない、人間が勝手に分類しているだけだ」。かつて昭和天皇がこのような趣旨のことを語られていた、どこかで読んだことがあります。

生物学者で、那須の御用邸周辺の植物についてのご著書もある昭和天皇らしい発言です。考えてみれば、当たり前と言えば当たり前の話ですね。とはいえ、なかなか一般の「常識人」からはでてこない発想です。

歴代の天皇には、つぎのような歌を詠まれた方もおられます。

君がため 春の野に出でて 若菜摘む
我が衣手に 雪は降りつつ

『古今集』に集録された光孝天皇御製です。第58代で9世紀の人。じっさいに若菜を摘まれたのかどうか、レトリックに過ぎないのかもしれませんが、山菜採りの光景を歌に詠まれたものです。百人一首にも選択されています。

栽培現場をしらない現代の消費者は、とかく人間の手が入った栽培植物以外は「雑草」とみなしがちです。山菜もまた、自分で採取するよりも、流通経路を通ったものをおカネを出して買うことが大半でしょう。

有用な食用植物か、たんなる雑草か? おなじ植物であっても、それを見る人によって価値が変わってくる。しかしながら、植物自身は人間の考えなど関係なく存在し、生命をつないでいく。雑草かどうかは、あくまでも人間の価値判断の反映でしかありません。

そんなことを考えてみるのも、たまには必要かもしれません。





<関連サイト>

よもぎ研究所のウェブサイト
・・「よもぎ」にかんする情報が満載


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世の中には「雑学」なんて存在しない!-「雑学」の重要性について逆説的に考えてみる

書評 『思想としての動物と植物』(山下正男、八坂書房、1994 原著 1974・1976)-具体的な動植物イメージに即して「西欧文明」と「西欧文化」の違いに注目する「教養」読み物


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