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2016年2月1日月曜日

「日伊国交樹立150周年 ボッティチェリ展」(東京都美術館)にいってきた(2016年1月28日)-代表作は見ることはできないが、日本では最大規模の大回顧展

(「書物の聖母」 ポスターより)

「ボッティチェリ展」(東京都美術館)にいってきた(2016年1月28日)。日伊国交樹立150周年関連のイベントの一環として開催されたものだ。

昨年開催の 「ボッティチェリとルネサンス-フィレンツェの富と美-」(Bunkamura ザ・ミュージアム)に引き続き、ボッティチェリ関連の美術展の開催はありがたい。会期は、2016年1月16日から4月3日まで。

日本初の大回顧展と銘打たれているが、代表作の「ヴィーナスの誕生」や「プリマヴェーラ(=春)」といった作品は来日していないので念のため。

これら二つの代表作は、フィレンツェのウフィツィ美術館の至宝であり、国外に貸し出されることはさすがにないのだろう。わたしはいまから四半世紀前に現地で鑑賞したが、それ以後は機会に恵まれていない。

さて、サンドロ・ボッティチェリ(1445~1510)といえば花の都フィレンツェ、そして作品の中心はテンペラ画とフレスコ画である。

テンペラ画は、卵黄などを乳化作用のある材料を固着材として用いた絵画技法のことだ。油絵と違って経年劣化がなく、そのやわらかい印象が日本人好みといえるかもしれない。わたしは大好きだ。

そしてフレスコ画は壁画のこと。教会内部や個人の邸宅の内部に描かれたものである。フレスコ画のもつ水彩画感覚が日本人受けする理由のひとつであろう。もちろんわたしは大好きだ。

今回の出展の目玉は、ポスターにも使用されている「書物の聖母」(・・上掲の冒頭の写真)。これは初来日とのことだ。

(「美しきシモネッタの肖像」 ポスターより)

そのほか、パトロンであったメディチ家の人々を描きこんだ「ラーマ家の東方三博士の礼拝」や、聖母子像の数々、そして当時のフィレンツェ一の美女で「ヴィーナスの誕生」のモデルにもなった「美しきシモネッタの肖像」などなど、ちなみに、「美しきシモネッタの肖像」は総合商社の丸紅の所有で役員応接室に飾られているのだという。ボッティチェリ作品が日本にもあるとは知らなかった。

個人的には、今回の出展で特筆すべき作品は、フレスコ画の「書斎の聖アウグスティヌス(聖アウグスティヌスに訪れた幻視)」である。フィレンツェのオニサンティ聖堂に描かれたフレスコ画だが、剥離されて保存されている。そのおかげで東京で実物を鑑賞することができるのだ。

(「書斎の聖アウグスティヌス」 wikipediaより)

テンペラ画は移動は容易だが、フレスコ画は壁に描かれた状態では現地で鑑賞するしかない。フレスコ画の「書斎の聖アウグスティヌス」は、じっさいに近寄ってみると、保存状態の良さには驚かされるだけでなく、そのすばらしさに感じるものがあろう。だが、マグネットなどに関連商品化されていないのはたいへん残念なことだ。

冒頭に書いたように代表作をすべて網羅したわけではないが、たしかにボッティチェリにかんするこの規模の展示は日本では初めてのことだろう。

イタリア・ルネサンス絵画のファンであれば、とくにボッティチェリのファンであれば、ぜったいに見逃すべきではない美術展だ。








<関連サイト>

「日伊国交樹立150周年 ボッティチェリ展」(東京都美術館)(公式サイト)

「絶世の美女」が待つ丸紅の役員フロア 企業コレクションのあるべき姿とは (日経ビジネスオンライン、2012年4月4日)



<ブログ内関連記事>

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「ボッティチェリとルネサンス-フィレンツェの富と美-」(Bunkamura ザ・ミュージアム)に行ってきた(2015年4月2日)-テーマ性のある企画展で「経済と文化」について考える

はじけるザクロ-イラン原産のザクロは東に西に
・・ボッティチェリの「ザクロの聖母」


フィレンツェ関連

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書評 『想いの軌跡 1975-2012』(塩野七生、新潮社、2012)-塩野七生ファンなら必読の単行本未収録エッセイ集


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・・「ラファエル前派」とはイタリア・ルネサンスを代表する画家ラファエロの前に戻れ(!)という意味の運動である

(2016年2月4日 情報追加)




(2012年7月3日発売の拙著です)







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