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2011年3月19日土曜日

書評 『ブリキ男』(秋山祐徳太子、晶文社、2007)-「精神の自由」にみちみちたアーチストの自叙伝は明るく笑える話が満載で魅力的


明るく笑える話が満載で、「精神の自由」にみちみちた魅力的な本

 ブリキ・アーチストでパフォーマンス・アーチストの秋山祐徳太子の自叙伝である。

 パフォーマンスのさきがけである行動芸術、ブリキを使った彫刻作品。
 石原慎太郎とともに落選した「泡沫候補」としての東京都知事選パフォーマンスの話。
 銀座の街頭演説で有名だった右翼の赤尾敏(あかお・びん)とチェコレートパフェを食べた話。

 などなど、明るく笑える話が満載で、精神の自由にみちみちている魅力的な本だ。

 肩の力が抜けて、しかも生きる元気が湧いてくるのを覚える。
 
 秋山祐徳太子の自由は、日本人が昔からもっている、軽さ、つまり俳諧に通じる「精神の自由」である。

 秋山祐徳太子の著者では、とくに『泡沫桀人列伝-知られざる超前衛-』(二玄社、2002)は素晴らしいの一語に尽きる。取り上げられている「泡沫」アーチストは、ボクシング・ペインティングの篠原有司男(しのはら・うしお)以外はまったくの無名人で、世の中にはこれほど変わった人がいることにうれしい驚きを感じる。

 「泡沫」アーチストたちは、はたからみると変人でしかない。とはいえ、本人たちの自意識においては、みな大真面目にアートに取り組んできたのであり、その結果とんでもない方向にいってしまっている。

 自分しか見てないから世の中の大半とはズレていってしまうのだが、他人の目線を感じることなく、一貫して一本筋の通った生き方をする人間は、芸術家であれ、科学者であれ、たいへんいい生き方ではないか!

 「世間」なんかにとらわれず、好きなように生きたらいいではないか。もちろん自己責任が伴うのだが・・・。

 読んでいてそんな感想をもった。



<初出情報>

■bk1書評「明るく笑える話が満載で、「精神の自由」にみちみちた魅力的な本」投稿掲載(2011年2月20日)





目 次

1. 下町のポップ少年
2. マッカーサーを射殺せよ!
3. レーニンか大宮デン助か
4. 安保と労働組合運動
5. ポップ・ハプニングはじまる
6. 万博破壊共闘派の芸術蜂起
7. 都知事選立候補の顛末
8. 初めてのヨーロッパ旅行
9. 魔性が棲む街の怪人たち
10. 芸術はペニストロイカ
11. 生命の勝ち組をめざして


著者プロフィール

秋山祐徳太子(あきやま・ゆうとくたいし)

1935年東京に生まれる。本名は秋山祐徳。1960年武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)彫刻科卒。工業デザイナーとして大手電機メーカーに勤務。1965年岐阜アンデンパンダン・フェスティバルに自分自身を出品。以後、ポップ・ハプニング(行為芸術)と称し、グリコなど動くポップ・アートを行う。1975年、1979年政治のポップ・アート化を目指し、東京都知事選に立候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものを増補)。



<書評への付記>

 また東京都知事選の時期になってきた。

 そのむかし、都知事選に立候補したことのあるアーチストでパフォーマーの秋山祐徳太子の自伝。「都知事選パフォーマンス」の話もこの自伝のなかには、たっぷり書かれている。

 こういうときだからこそ已然形(いぜんけい)(笑)、古文の勉強ではなくて、明るい笑いが必要だ。

 腹の底から笑えば、緊張感がとれて、自然に元気が出てくるというもの。
 これはけっしてカラ元気ではありません。

 今度の都知事選で「泡沫候補」といえば、常連のドクター中松くらいしかいないというのは実に淋しい話。誰か、パフォーマンス目的で都知事選に立候補してくれないものかな。元・芸人ではない人をね(笑)。東京都民をやめた私には、直接は関係ない話でありますが。





<関連サイト>

秋山祐徳太子公認ブログ

「西部邁ゼミナール-戦後タブーをけっとばせ-」(Tokyo MX という東京ローカルのUHF放送のサイト)
・・放送アーカイブあり。ときどき秋山祐徳太子が面白いことをしゃべっている。

とくに 続・言いたい放だい 2008年10月18日放送(YouTube)が笑える


<ブログ内関連記事>

「西部邁(にしべすすむ)ゼミナール」と秋山祐徳太子
・・『泡沫桀人列伝-知られざる超前衛-』(秋山祐徳太子、二玄社、2002)についてふれている

書評 『いい顔してる人-生き方は顔に出る-』(荒木経惟、PHP、2010)
・・同じく東京下町生まれのアーチスト、アラーキーこと荒木経惟




(2012年7月3日発売の拙著です)








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