「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

◆「アタマの引き出し」つくりは "掛け算" だ : 「引き出し」 = Σ 「仕事」 × 「遊び」
◆酒は飲んでも飲まれるな! 本は読んでも読まれるな!◆ 
◆一に体験、二に読書、その体験を書いてみる、しゃべってみる!◆
◆「好きこそものの上手なれ!」◆

<旅先や出張先で本を読む。人を読む、モノを読む、自然を読む>
トについてのブログ
●「内向きバンザイ!」-「この国」日本こそ、もっとよく知ろう!●

■■ 「むかし富士山八号目の山小屋で働いていた」全5回 ■■
 総目次はここをクリック!
■■ 「成田山新勝寺 断食参籠(さんろう)修行(三泊四日)体験記 」全7回 ■■ 
 総目次はここをクリック!
■■ 「庄内平野と出羽三山への旅」 全12回+α - 「山伏修行体験塾」(二泊三日)を中心に ■■
 総目次はここをクリック!


「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!

「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!
ビジネス寄りでマネジメント関連の記事はこちら。その他の活動報告も。最新投稿は画像をクリック!



ご意見・ご感想・ご質問 ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、コピー&ペーストでお願いします。

© 2009~2024 禁無断転載!



2012年2月29日水曜日

4年に一度の「オリンピック・イヤー」に雪が降る-76年前のこの日クーデターは鎮圧された(2012年2月29日)



2月29日。この日にブログを書くのは、4年に一度しかできない。
閏年である。オリンピックイヤーである。夏にはロンドンでオリンピックがある。

とくにテーマがあるわけではないのだが、こういう機会を利用しない手はあるまい。なんせ、次回この日に書けるのは4年後である。これから何歳まで生きるのか、またいつまでブログを書くのかわからないが、きょうこの日を逃したら、もうつぎは4年後になってしまう。

けさは未明から雪。関東南部も雪だ。東京だけでなく、千葉県北西部も昼まで降り続けるという。

今年の2012年2月26日は雪ではなかったが、きょうのこの日が雪。

と書いてみて、ふと思うことがあって、1936年(昭和11年)を調べてみたら、なんとその年も閏年だった

そうか、76年前の1936年2月26日、雪の降る東京で始まった二・二六事件は、4日目の2月29日に青年将校たちは自決するか投降してクーデターは鎮圧された。あまり考えてなかったが、二・二六事件は、2月26日に始まり、2月29日に終わったのだ。

そうか、あのときも閏年だったのだ。1936年は、ヒトラーのもとでベルリン・オリンピックが開催された年だったのだ。オリンピックイヤーだったのだ。

この日に雪が降らなければ、思い出して検索してみることもなかっただろう。76は4の倍数。すぐに連想しなかったのがうかつだったのか、それとも二・二六事件を忘れるな!という冥界からのメッセージか??

不思議なことだ。シンクロニシティだろうか。

「格差社会」がふたたび進展する現在の日本。

戦前はいまよりもっと荒々しい資本主義の時代だったから、現在よりも、はるかに貧富の差は大きかった。社会矛盾に怒りを覚え、解決を目指して立ち上がった青年将校たちの気持は忘れてはならない。

1936年もまた、東北の農村は疲弊しきっていたのだ。1929年の世界大恐慌の影響と大飢饉のため、東北では、娘が身売りされるなど悲惨な状況になっていたのだ。

士官学校をでて隊付き将校として着任した尉官たちが「現場」で実感したのは、兵士たちのふるさとである東北の農村の疲弊状況だったのだ。感受性豊かな20歳代前半の青年であれば、何も感じない、ものを考えないというはずがありえない。

基本的にエンジニアである陸軍軍人たちは社会科学の素養を欠いており、その情勢分析はかならずしもただしくなかったし、クーデターに訴えるというやり方も好ましいものではけっしてない。しかもクーデター後の見取り図もないままというきわめて稚拙なものであった。

だが、青年将校たちの熱い思いは忘れてはならないのだ。






<関連サイト>

「昭和維新の歌」(YouTube)・・映画『2・26』(1989年)の映像とともに


<ブログ内検索>

二・二六事件から 75年 (2011年2月26日)

「精神の空洞化」をすでに予言していた三島由紀夫について、つれづれなる私の個人的な感想





Clip to Evernote 


ケン・マネジメントのウェブサイトは
http://kensatoken.com です。

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。   






end