昨日(2011年6月4日)、「千葉港めぐり観光船」に乗ってきた。東京湾に面した、千葉県千葉市の千葉港である。
たまたまマツキヨで無料配布している女性向け情報誌に「工場見学」の案内があって、そこに紹介されていたので、ふと行ってみたくなった。
そのなかで紹介されていたのがこの千葉港めぐり。「船の運航は一日一本ですが、予約不要で低料金なのが魅力」というのがキャッチである。しかも千葉市なら、わたしの住んでいる船橋市からはさほど遠くない。
梅雨の晴れ間の昨日、さっそく乗りに行ってきた。何ごとも思い立ったら吉日である。ウェブサイトで情報を調べておく。千葉港めぐり(千葉ポートサービスのウェブサイト)。
最寄りの駅はJR京葉線の千葉みなと駅、ここからなら徒歩3分くらいだ。JR千葉駅あるいは京成千葉駅からなら徒歩10分くらい。JR千葉駅からはモノレールで千葉みなと駅まで行くという手もある。
13時半の出港に間に合うように「千葉港観光船乗り場」までいく。千葉港船員サービスセンターでチケットを買う。大人一人980円、子ども490円。なお、15人以上は団体割引もある。
クルーザーは「あるめりあ丸」。総重量 87.98t、乗客定員総数 288名。所要時間は40分、千葉港のなかをクルーズするショートトリッップである。
昨日は土曜日であったが、乗客は定員の三分の一くらいだろうか。子どもの夏休みはもっと多いのだろう。夏には納涼船も運航しているようだ。
工場見学は、あくまでも洋上からの観察のみ。観察することのできる工場(=生産施設)は以下のとおり。
1. 日本製粉千葉工場(小麦粉およびコーングリッツ製造プラント 日本製粉の主力工場)
2. 千葉共同サイロ(住友商事、日清製粉、千葉製粉、キッコーマンが株主、日本最大の政府指定小麦倉庫=サイロ)
3. J-オイルミルズ(味の素製油、ホーネン、吉原製油の3社が設立した食用油脂の製造販売会社のサイロ)
4. 丸紅オイルミルズ(15万tの石油貯蔵、8万tのLPG貯蔵 首都圏随一の規模 エネルギー総合物流基地)
5. JFEスチール東日本製鉄所
写真に写っているのは、日本有数の食品コンビナート。コンビナートという響きが高度成長時代を連想させてなつかしい。ちなみにコンビナートというのはロシア語だ。
JFEスチール東日本製鉄所。
たとえ東京湾内の港であれ、やはり海はいい! 潮風に吹かれて、潮風を胸一杯に吸い込むのが気持ちいい。
そしてまた、海から陸を見るというのはなんといっても格別だ。陸の視点ではなく、海からの視点。海をつうじて全世界とつながっている(!)という感覚は、海に出てみないと実感できないものだ。
わたしは機会があれば、世界中どこでも湾内クルーズには乗るようにしている。もっとも好きなのは、ヴァポレット(乗り合い船)に乗って、海からみるヴェネツィアだ。
ガントリークレーンとコンテナ積み卸し作業も、海側から見ると面白い。
また、東京湾の工業地帯は、神奈川県の京浜工業地帯だけではない。千葉県側の京葉工業地帯を忘れずに!日本でも有数の貿易港であるということは、知っておきたいものだ。
40分の港内クルーズだが、たしかに 40分で 980円なら安い。いちど、千葉港まで足を伸ばしてみてはいかがですか?
<関連サイト>
千葉港めぐり(千葉ポートサービスのウェブサイト)
JFEスチール東日本製鉄
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