(触れる者に気力・財力・体力を与えてくれる「力の亥」 筆者撮影)
「亥年」の初詣は「イノシシ」のある摩利支天徳大寺(台東区上野4丁目)に行ってきた(2019年1月3日)。場所は、上野4丁目というよりも、アメ横通りのなかといった方がピンとくるだろう。
(「二木の菓子」と「二木ゴルフ」の並ぶ一角にある 筆者撮影)
東京周辺でイノシシがらみの神社仏閣がないかなあと、ネット検索したらでてきたのがここ。上野御徒町のアメ横通りのなか、「二木の菓子」の裏にある。その昔、私が子どもの頃だが、林家三平師匠が出演するCMが有名だった「二木の菓子」。現在は息子の林家こぶ平(現在は林家正蔵)が、おなじ系列の「二木ゴルフ」のCMに出演していた(現在でも放送しているかどうかは知らない)。
(参道から見た摩利支天徳大寺 筆者撮影)
摩利支天徳大寺は、じつに狭くて小さなお寺だ。いまのいままでまったく知らなかったが、イノシシだらけのお寺だ。お札もお守りも絵馬も、みんなイノシシだらけ。日蓮宗のお寺で、境内には日蓮聖人の立像もある。
(絵馬は「馬」じゃなくて「猪」 筆者撮影)
イノシシが神のお使いというのは、シカが神のお使いであるのとおなじだが、インドの神様の「摩利支天」(まりしてん)のお使いでもあるらしい。摩利支天(Marīcī)は、太陽や月の光線を意味するらしい。陽炎(かげろう)を神格化したものだそうだ。
(イノシシグッズの数々 筆者撮影)
まあ、摩利支天がいかなるものかはさておき、そのお使いがイノシシであって、しかもお参りすれば開運につながる御利益があるというのであれば、プラグマティックな日本人としてはウェルカム! 大いにお祈りして、開運を願うのみだ。
(図案化されたイノシシがかわいい 筆者撮影)
とはいえ猪突猛進にはならないよう、いや方向をきちんと定めてから猪突猛進ならいいのかな? 今年一年は、イノシシのよい性格が反映されるよう願いたいものだ。
<関連サイト>
摩利支天徳大寺 公式サイト
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