激動期には古代のストア派哲学がリバイバルする。そういっても言いすぎではないだろう。
連載コラム第52回は、「激動期には古代のストア派哲学がリバイバルする】 現代のストレス社会に古代ローマの人生訓が効く理由-激動の21世紀にこそ読んでほしい『自省録』 」と題して書いてみた。 ⇒ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56416
ローマ帝国の皇帝で『自省録』のマルクス・アウレリウスは、「後期ストア派」の最後の哲学者とされている。
21世紀のストア派哲学のリバイバルは史上2回目のものだ。前回の第1回目のリバイバルは、16世紀後半から17世紀にかけての激動期の西欧社会であった。後者については、「略奪と殺戮の時代に終止符を打ったストイックな女王-『自省録』を座右の書にしてきたトップリーダーたち」で詳しく書いた。
では、なぜいまストア派哲学がリバイバルし、米英アングロサクソン圏(つまりは英語圏)を中心に流行しているのか?
前回のリバイバルとの違いを押さえたうえで、第2回目のリバイバルの理由について考えてみよう。16世紀後半のリバイバルを「新ストア主義」とよぶのに対し、21世紀のリバイバルは「現代ストア主義」とよんで区別している。
また、欧米人からはしばしば「ストア派的」だと評されることの多い日本人にとっての「現代ストア主義」がもつ意味についても考えてみたい。
⇒ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/56416
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JBPress連載コラム第51回目は、「略奪と殺戮の時代に終止符を打ったストイックな女王-『自省録』を座右の書にしてきたトップリーダーたち」(2019年5月7日公開)
JBPress連載コラム第50回目は、「世界のリーダーたちが座右の書としてきた『自省録』(前編・後編)(2019年4月23・24日公開)
『超訳 自省録 よりよく生きる』(マルクス・アウレリウス、佐藤けんいち編訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2019)が、来る2019年4月27日出版されます-わが人生初のハードカバー!
・・「16世紀メディア革命」の活版印刷後、制度としての大学は衰退した。19世紀に国民国家モデルとともにリバイバルした大学は、「21世紀メディア革命」のインターネット革命のいよって、ふたたび衰退に向かうのか?
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