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2009年10月27日火曜日

ゾマホンさん(="2代目そのまんま東")の語るアフリカの本当の姿 (情報) (2009年10月)


             
 ソフトブレイン創業者・宋文洲さんのメールマガジンをずっと購読しているが、最近の連載にアフリカはベナン共和国のゾマホンさん寄稿の連載ががあって、これがたいへん面白くて説得力のある文章である。

 タイトルは、コラム「人生甘くないよ」、メルマガ最新号の第133号では、すでに連載は第4回まで進んでいる。ゾマホンさんと宋文洲さんは、「ここがへんだよ日本人」というTV番組で出演者として知り合ったらしい。

 「さんまのからくりTV」に出演していた頃、アフリカ人3人のやりとりがあまりにも面白かったので覚えているが、ゾマホンさんは、本当はかなりのインテリなんだねー。上智大学大学院博士後期課程単位取得退学(社会学専攻)。ベナン大統領特別顧問、だそうだ。
 TVタレントとして、"2代目そのまんま東"という芸名を、たけしからもらったらしいが、彼もいずれ地元に戻って政治家になるのかな?

 ゾマホンさんについては、まず第1回連載「ゾマホンについて」を読んでいただきたい。出身国ベナンと「アフリカについては、第2回連載「ベナン共和国とは・・・アフリカの歴史とは・・・」を。
 ゾマホンさん自身のウェブサイトがある。ZOMAHOUN.com で、日本語版と英語版が用意されている。

 なぜあえてこの人のことをあらためて紹介するかというと、この人は、日本のことだけでなく中国のことを熟知しているからなのだ。
ゾマホンさんは、10月2日付けの宋文洲メルマガの第132号で、連載第3回「日本のマスコミについて思う」で、次のようにいっている。

思い返せば、私はアジアに来て、23年目になりました。中国には7年、日本は16年目です。私が来日した当初、テレビや新聞で読むアフリカ大陸の情報には本当に腹がたちました。なぜかというと、前回のメルマガでもお話ししましたが、アフリカに関する情報の80パーセントが間違った情報だからです。今回はその点をお話します。

 最近、アフリカが話題になるのは、中国が資源目当てでものすごい食い込み方をしており、現地の腐敗する独裁政権に荷担しているのではないか、という国際的非難が高まっているという報道が多い。スーダンにおける中国のプレゼンスなど、はっきりいって私も大きな問題だと思うが、とはいっても自分自身の目で確認したわけでなく、あくまでもマスコミから得た二次情報に過ぎない。

 直近号は、第4回「日本とアフリカの関係について」と題したものだが、実はアフリカと中国の関係について語っており、耳を傾けるべきだと思われた。

アフリカ大陸の事について、私が皆さんに伝えたいことをもう一度整理します。
第一に「アフリカ大陸の事実を知ってほしい。」ということです。
第二に、「アフリカ大陸から紛争を無くすには、アフリカ諸国に武器を売ってはいけない。」ということです。
この二つに関しては、前回のメルマガでお伝えしたとおりです。

そして、今回は三つ目。「ODA(政府開発援助)をバンバン出すよりも、民間企業の投資を促進して欲しい。」ということです。

(中略)

アフリカへの投資に関しては、最近、中華人民共和国(以下、中国)が欧米諸国に批判されています。日本でも一部批判をしているのを聞きます。
その理由は、“中国はアフリカ大陸の資源を確保するために一生懸命投資をしているが、アフリカの国は人権を守っていないから、投資をするな”という批判です。私はその意見は絶対許せません。

中国も昔は、欧米諸国の植民地でした。植民地という苦しみを知っている国です。そんな中国とアフリカ諸国の関係は昔からあります。

日本では批判もありますが、アフリカでは毛沢東は尊敬されている人物です。
なぜなら、毛沢東は1970年代から、“我々はアフリカと兄弟である”と何度も演説していました。そして、その当時から中国はアフリカ諸国と兄弟のように付き合ってきました。

このことだけを聞くと、皆さんも色々意見があるかと思いますが、でもこれは事実です。アパルトヘイトがある時代からもずっと兄弟のように付き合ってきました。

私が言いたいのは、中国のアフリカ投資を批判するよりも、どうすれば、日本の民間企業がアフリカ諸国に投資しやすくなるかを考えなければいけないと思っています。民間企業の投資を促進するために、日本政府がそれをバックアップできる仕組みを作って欲しいと思います。
(後略)

 ゾマホンさんの意見にはまったく同感である。
 私の知り合いに、長年マカダミア・ナッツのビジネスに従事して、現在はコンサルタントをやっている人がいるが、ハワイ土産で定番のマカデミア・ナッツも生産高ではアフリカが最大のようだ。日本人もアジアだけでなく、アフリカもビジネスベースで付き合うときがきているのかもしれない。
 ゾマホンさんの第4回連載の全文は、そのうち、ソフトブレインのウェブサイトにアップされると思うので、その際はぜひ読んでみるとよいと思う。

 アフリカ人が、日本語で肉声を語る。英語でも、フランス語でもなく、日本語で。とはいえ、現状から考えると日本人が考える以上に、中国語のできるアフリカ人のほうが多いのだろう。
 東京でも、ゾマホンさんのようなインテリだけでなく、夜の六本木はアフリカ人があふれているが、中国の広州はほんとに驚くほどアフリカ人が多いのだ。総合商社のアナリストによる、「不法滞在のアフリカ系黒人に“占領”される中国・広州市」というリポートもある。
 私自身も、昨年、中国最大規模の展示会である"広州交易会"に初めていってみたが、ものすごい数のアフリカ人がバイヤーとして、熱心に中国人と商談している場面にでくわした。
 安い商品を仕入れてアフリカで売れば十二分に利益がでるようだ。
ついつい日本人の目からみたら、安くてちゃちなと思ってしまうが、無数にある中国企業がボリュームゾーンを確実に押さえているのは間違いない。
 "メイド・イン・チャイナ"は、その昔の"メイド・イン・ジャパン"と同じ位置づけなのだろう。この先、品質レベルがあがっていくと、文字通り中国は世界の工場となるだろう、それも自らの名牌(=ブランド)をつけて。

 こちらがアフリカにいかなくても、アフリカがどんどんこちらに近づいてくるような気がする。

 アフリカとどう付き合うか、これは私のメインテーマではないが、アタマの片隅には置いて時折考えてみる必要がある、と思っている。




         

PS その後のゾマホンさん

2012年以降は、駐日ベナン共和国の特命全権大使ルフィン・ゾマホン閣下(His Excellency Mr.Rufin ZOMAHOUN)である! 「駐日ベナン大使就任に伴いオフィス北野から離れると同時にたけし軍団からも離脱。それに伴い「二代目そのまんま東」も返上することになり、「そのまんま東」の称号は空位となった。」と、wikipediaの記述にある。

なお、今回あらたに、ゾマホンさんの著書のカバー写真を挿入した。

(2016年8月30日 記す)






<関連情報>

色あせるチャイニーズ・ドリーム<1> 中国を離れるアフリカ出身者
・・ビジネスチャンスを求めて中国南部の広州に移住していた起業家を中心とするアフリカ人たちが中国離れを始めているというのだ。「アタマの引き出し」の中身は、つねに最新情報でアップデートしておかなくてはならないな、と痛感。(2016年8月30日 記す)

(2016年8月30日 項目新設)


<ブログ内関連記事>

かつてコートジボワールが 「象牙海岸」 とよばれていたことを知ってますか?-2014年FIFAワールドカップ一次リーグでの日本の対戦相手
・・ベナンもまたアフリカ北西部にある

書評 『OUT OF AFRICA アフリカの奇跡-世界に誇れる日本人ビジネスマンの物語-』(佐藤芳之、朝日新聞出版社、2012)-規格「外」の日本人が淡々とつづるオリジナルなスゴイ物語
・・「日本の外に出たいという押さえがたい気持ちに促されアフリカに渡って50年。ケニアを拠点にケニア・ナッツ・カンパニーを設立し、マカダミアナッツの世界5大カンパニーの一つに育て上げた日本人経営者」

自動小銃AK47の発明者カラシニコフ死す-「ソ連史」そのもののような開発者の人生と「製品」、そしてその「拡散」がもたらした負の側面
・・内戦で疲弊したシエラレオネとリベリア、そしてその主役はAK47

書評 『ブルー・セーター-引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語-』(ジャクリーン・ノヴォグラッツ、北村陽子訳、英治出版、2010)
・・米国とアフリカ

書評 『中古家電からニッポンが見える Vietnam…China…Afganistan…Nigeria…Bolivia…』(小林 茂、亜紀書房、2010)

おもしろ本の紹介 『アフリカにょろり旅』(青山 潤、講談社文庫、2009)

(2016年8月30日 項目新設)




(2012年7月3日発売の拙著です)





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