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2010年2月2日火曜日

『BBT on DVD 大前研一LIVE』(トライアル版)を視聴してみた




  『BBT on DVD 大前研一LIVE』(トライアル版)の献本が「R+ レビュープラス」から届いたので視聴してみた。2010年1月10日放送の3時間(180分)が一枚のDVDに収録されている。

 大前研一については、ビジネス世界にいる人ならば、あらためて説明するまでもないだろう。
 過去40年近くにわたって、世界的コンサルティング会社マッキンゼー社の顔として、そして現在は自ら複数の事業を経営する事業家として、知的ビジネスパーソンの「最強最高の参謀」として、つねに時代の最先端にたち、惜しみなくその見解を披露してきた。現在は、BBT(Business BreakThrough:ビジネスブレークスルー)大学の学長でもある。
 私自身、もともと金融機関系の経営コンサルタントからビジネスキャリアを始めた人間であり、大前研一がいう MS Windows Ver.1 が世に出た 1985年、すなわち"ビル・ゲイツ元年"に大学を卒業してビジネスマンになった人間だ。
 大前研一のことは、ビジネス界の「憧れの対象」として、企業参謀』(講談社文庫、1985)ストラテジック・マインド』(プレジデント社、1984)など何度も繰り返し読み込み、その思考方法を徹底的に自分のものとしてきた。ビジネスをロジカルに分析し、推進するための基礎を身につけることができたのは、これらの著作のおかげだと感謝している。
 大前研一のいう AG(After Gates)25年の2010年現在でも、『大前研一ニュースの視点』メルマガを愛読している。これは、BBT757chで放送している『大前研一ライブ』の放送内容を活字化したものだ。
 だが何といっても、「ライブ映像」にまさるものはない。

 では、『BBT on DVD 大前研一LIVE』 の内容を手短に紹介しておこう。

 まず今週の大前研一で肩のこらないテーマを語りながら、発想のヒントを披露したうえで、ニュース解説【前編】では、国内政治と国際情勢のニュースにコメントを加える。
 次に、RTOCS(Real Time Online Case Study)では特定の一社を取り上げて自分(=大前研一)が、その会社の経営者だったらどうするかという観点からケーススタディを行う。
 さらにニュース解説【後編】では、国内経済ニュース海外経済ニュースにコメントを加えたうえで、海外ビジネス国内ビジネスのニュースのコメントを加える。
 これで締めて合計3時間、かなり充実したコンテンツである。

 私は BBT 会員ではないので会員番号がない。このため PC での視聴はできなかったが、もちろん DVDプレーヤーで再生してテレビモニターで見ることもは可能である。
 すべて通しで3時間ぶっつづけで視聴するもよし、またVODで必要なとこだけ見るのもよい。

 大前研一の語るところを視聴しながら、「なるほど!」とつぶやいたり、「いやそれはちょっとちがうのではないか?」と自問自答してみるのもいいだろう。
 なんせ、かの大前研一だって見通しを間違えることも時にはあるのだ! 実際に 2010年1月10日の放送分では、iPhone の見通しについては、完全に見誤ったことを自ら認めていたのだから。ある意味では誠実な態度である。だから、一般ビジネスパーソンもけっして臆することはないのだ。

 「答えがない時代」に答えを出せるのは、自分の頭で考えて、自分で行動して、自分で意志決定できる人間だけである。
 そういうビジネスパーソンになるためには、この講座の大前研一はまたとない議論の相手となるはずだ。日本と世界のホット・イシューについて、視聴者が自ら作った「仮説」を、大前研一のコメントで「検証」してみればよいのである。大いに胸を貸してもらおうではないか。

 会員になればメールによる質問を送ることもできるし、実際に質問の一部は番組の中でも取り上げられる。双方向コミュニケーションの場は確保されているので、感想や疑問点は直接ぶつけたらいい。
 一人一回限りのお試し版が1,050円で提供されているので、まず申し込んで自分自身で視聴してみるのがいいだろう。

 毎週一回、あるいは月二回、月一回の三種類の受講プランが用意されている。
 自分にもっとも適した形で「生活習慣」とすることをお薦めしたい。


<参考サイト>

 『BBT on DVD 大前研一LIVE』については

『BBT on DVD 大前研一LIVE』お試し版
『BBT on DVD 大前研一LIVE』宅配サービス

 通信制eラーニングで学ぶオンライン大学・BBT(ビジネス・ブレークスル-)大学と大学院については

BBTビジネススクール大学
BBTビジネススクール大学院大学




 



(2012年7月3日発売の拙著です)







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