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2012年10月19日金曜日

「秋季雅楽演奏会」(宮内庁式部職楽部)にいってきた(2012年10月19日)





秋晴れの金曜日午後、宮内庁式部職楽部による「雅楽演奏会」を観賞するために皇居にいってきた。ありがたいことに抽選でチケットが当たったからである。

たまたま、人馬一体で行う貴族のスポーツであるポロについて調べていたときに、なんと日本にも打毬(だきゅう、うちまり)という名称でポロが伝来していたことや、宮内庁でいまでも保存されていることを知った。

そのまま宮内庁のウェブサイトをみているうちに、雅楽演奏会が開催されていることを知ったの存在を知った。そして申し込んだら当選したとうわけ。

雅楽というと、神前結婚式や正月番組などおめでたい席で流れている音楽だが、規範となるのは千年以上のにわたって伝承されてきた宮内庁式部職楽部のものである。その演奏をライブで観賞することができたのは今回がはじめてだ。

開催要項は以下のとおりである。http://www.kunaicho.go.jp/event/ensokai.html

来る10月19日(金)から3日間,宮内庁楽部において,雅楽演奏会を下記のとおり開催します。
開催日時: 10月19日(金),20日(土)及び21日(日)
午前の部:午前9時30分開場,午前10時30分開演
午後の部:午後1時30分開場,午後2時30分開演
(演奏所要時間は,約1時間30分)


演奏曲目は以下のとおり。

【管絃】
太食調音取(たいしきちょうのねとり)
合歓塩(がっかえん)
朗詠(ろうえい)
嘉辰(かしん)
還城楽(げんじょうらく)

【舞楽】
打球楽(たぎゅうらく)
古鳥蘇(ことりそ)

わたしが会場に到着したときにはすでに舞台正面の席は満席で、仕方なく左側の席に座ることにした。桟敷は玉砂利が敷かれており、そのうえに木製の椅子に腰掛けることになる。



演奏中の写真撮影は禁止なのでご了承いただきたい。まあ、舞台ものはみな撮影禁止ではある。




当日は、皇族としては高円宮妃(たかまどのみやひ)様がご臨席された。二階のバルコニーにある特別席である。

演奏時間は休憩をはさんで1時間半。

前半の「管絃」パートは、正直いって猛烈に眠気を催された。宇宙的な旋律が、限りなく眠りに誘われるのは、インドネシアのガムランも同様だ。同じ旋律が繰り返され、微妙に変化をつけながら、ゆったりとしたリズムで続いてゆくというのは、本来のアジア共通のものだ。

休憩をはさんで後半の「舞楽」は、前半の「管絃」に舞が加わるので、ややダイナミックなものとなる。もちろん、ゆったりとした動きは激しいというのとはほど遠いが、それでも様式美を感じさせる舞である。

とくに「打球楽」(たぎゅうらく)という演目がよかった。ホッケーか、ゴルフか、ポロのものかよくわからないが、打球用のスティックをもって4人が舞う。写真撮影できないのでお見せできないのが残念だ。

冒頭にも書いたが、打毬(だきゅう、うちまり)という名称で平安時代からポロが伝来していいたらしい。馬に乗るか乗らないかの違いはあっても、ボールを打つという基本は共通している。それが、雅楽の演目となっているというのは面白い。

雅楽の舞人は、基本的に武官の装束なので、スポーツとは親和性が高いのだろうか。

神社での演奏やお神楽は見ることがあっても、雅楽を見ることはなかなかない。みなさんもぜひ宮内庁のウェブサイトをチェックして、ぜひ次回の雅楽講演に参加してみてはいかがだろうか。







PS 雅楽師の東儀秀樹氏も宮内庁式部職楽部である

今回の演奏会にも、東儀という名字をおもちの方が二人参加しておられた。東儀という家は、雅楽の家系であることは比較的よう知られていることだと思う。

以前、『雅楽-僕の好奇心-』(東儀秀樹、集英社新書、2001)という本の書評を書いたことがあるので再録しておく。いまは亡きbk1に書いたものである。


『雅楽-僕の好奇心-』(東儀秀樹、集英社新書、2001)
2001/03/28 21:46

e-ラーニングの時代においても本当に重要な教育とは何か、を考えるヒントがある
 
著者はTVにもよく出演している雅楽界の異端児である。この本に書かれている内容はTVでもしゃべっているので、特に目新しい(耳新しい?)ことが書かれているわけではない。
ただ、雅楽という千年以上にわたって伝承されてきた技芸がいかに教育されているかについて語っている部分は、e-ラーニングの時代においても本当に重要な教育とは何か、を考えるヒントになる。
「譜面に頼らず、師から弟子へ、体にたたみこみ、かみくだいて習慣化しておくのは、音と音の間の伸び、縮み、あるいは音程の微妙なカーブといった記号化できない要素を正確に伝えるためなのだ」(P.53)、というくだりは、デジタル化できない、リアル世界の対面教育の重要性を指摘している。
なにせ千年以上これでやってきたのだから、説得力はあり過ぎだ。








<関連サイト>

雅楽(宮内庁)


<ブログ内関連記事>

書評 『ポロ-その歴史と精神-』(森 美香、朝日新聞社、1997)-エピソード満載で、埋もれさせてしまうには惜しい本
「・・インドで生まれたポロは、西に広がってポロとなり、東にも広まって中国大陸から朝鮮半島を経て日本にも伝わる。日本でもポロは、打毬(だきゅう)という形で宮内庁によって伝承されているのである!宮内庁が伝承しているのは雅楽だけではないのだ」

書評 『狂言サイボーグ』(野村萬斎、文春文庫、2013 単行本初版 2001)-「型」が人をつくる。「型」こそ日本人にとっての「教養」だ!

第12回 東京大薪能(たきぎ・のう)を見てきた(2009年8月13日)

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(2014年8月26日 情報追加)



(2012年7月3日発売の拙著です)





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