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2013年5月26日日曜日

書評 『龍馬史』(磯田道史、文春文庫、2013 単行本初版 2010)-この本は文句なしに面白い!


この本は文句なしに面白い。

商人の血筋を引く郷士に生まれた坂本龍馬は金持ちの坊ちゃんだったこと。
「根拠なき自信」の持ち主であり、脇が甘かったこと。
無邪気に人を信じる反面、交渉ではタフネゴーシエーターであったこと。

などなど、歴史家が手紙や関連史料を丹念に読み解いて、坂本龍馬の真相を明らかにした歴史書です。

龍馬を斬ったのは誰か? 
誰が黒幕だったのか?

これらの問いにも著者は結論を出しています。
ここにはその結論は書きません(笑)
みなさんのお楽しみとしておきましょう。

歴史小説家ではなく歴史家が書いた歴史書ですが、推理小説のような味わいがあります。

もういちど繰り返しますが、この本は文句なしに面白い!

坂本龍馬という人物の個人史を軸にして、複雑な幕末史の体系をわかりやすく説明する読み物として、十二分に成功しているといっていでしょう。

文庫本で200ページと手軽な分量ですが、なかなかどうして密度の濃い一冊です。ぜひおすすめします。





目 次

第一章 自筆書状から龍馬を知る
第二章 龍馬、幕末を生きる
 一、龍馬は一日にしてならず
 二、龍馬はなぜ龍馬になっていったのか
 三、脱藩への布石を追う
 四、「龍馬の海軍」はいかに創設されたか
 五、なぜ龍馬は「武士の壁」を越えられたのか
 六、龍馬とイギリスが倒幕に肩入れした本当の理由
 七、なぜ薩長が同盟しないと倒幕はできないか
 八、将軍暗殺も辞さない龍馬の思想
第三章 龍馬暗殺に謎なし
 一、新撰組黒幕説-事件直後に疑われた
 二、紀州藩黒幕説-動機がもっともあった
 三、土佐藩黒幕説-成り立たない犯行動機
 四、薩摩藩黒幕説-常に疑いの目でみられた集団
 五、幕府内の立ち位置
 六、死の直前の龍馬の行動
 七、龍馬、最後の一日
 八、襲撃犯たちの回想
 九、龍馬暗殺の黒幕
 十、最後に
あとがき
龍馬暗殺関連京都地図
坂本龍馬年譜
解説 長宗我部友親
人名索引(巻末)

著者プロフィール

磯田道史(いそだ・みちふみ)
1970年、岡山に生まれる。慶応義塾大学大学院博士課程修了。現在、静岡文化芸術大学准教授。史料を読みこみ、社会経済史的な知見を活かして、歴史上の人物の精神を再現する仕事をつづけている。『近世大名家臣団の社会構造』、『武士の家計簿』、『殿様の通信簿』、『歴史の愉しみ方』、『無私の日本人』など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。

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(2012年7月3日発売の拙著です)





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