わたしも自分用にもっているが、Kinokuniya や Asia Books などのバンコク市内の洋書店ではかならず取り扱いのある定番のカラー本である。
ドイツ語訳も出版されているそうだが、なぜか日本語版は出版されていない。けっして本書が白人的な視線に終始しているというわけではない。
タイを論じるにあたって日本への言及も少なからずある。かえって、タイも日本も等距離に見ているので、西洋という異文化からみたタイと日本の共通性が浮かび上がっているように思うので残念だ。
(タイの伝統的な招き姫 ナンクワック 最近は日本の招き猫に押されている)
ところで、バンコクで出版されている英文月刊情報誌 bangkok 101 の11月号をたまたま先日バンコクを訪問した際に入手したが、表紙と特集は 『Very Thai』であった。
収録されているインタビュー記事によれば、増補改訂版はたんなるアップデートではなく全面的に書き換えた章もあるらしい。この7年間のタイとバンコクの変化もそれだけ激しかったということか。あるいは著者の考察力も増したということか。
増補改訂版の出版を前に、バンコク中心部ラチャプラソーンにある百貨店 ZEN の前で、写真の一部をスピノフしてパネル展示した屋外ミュージアムが開催中である(無料 ~12月6日まで)。12月5日は国王誕生日、そしてその翌日の12月6日はわたしの誕生日である。
パネルの写真を撮影しておいたので、一部この場で公開しておこう。タイのポピュラー・カルチャーを知ることができますよ。
(ムエタイ・・いわゆるキックボクシング)
<関連サイト>
『Very Thai展』ZENの前で開催中(12月6日まで) (タイ国政府観光庁)
bangkok 101 (バックナンバーは電子媒体で無料で読める)
<ブログ内関連記事>
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「タイのあれこれ」 全26回+番外編 (随時増補中)
(2012年7月3日発売の拙著です)
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