「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

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2013年5月30日木曜日

ビジネスパーソンに「教養」は絶対に不可欠!-歴史・哲学・宗教の素養は自分でものを考えるための基礎の基礎


昨日(2013年5月29日)の夕方のことですが、たまたまNHK「首都圏ネットワーク」という番組を見るともなく見ていたら、「ビジネスの現場で「教養」が注目 背景は?」という特集をやってました。

大企業を中心に、いまビジネスの現場で「教養」が重視されるようになっていきているという内容でした。

たしかに、現代のような価値観が根本的に激変している時代には、小手先のテクニックでは対応不可能で、哲学や宗教、歴史などの「教養」が絶対に必要という意見には、わたしは全面的に賛成です。

もちろん、「教養」とはなにかという定義がないので人によって受け止め方がまちまちでしょうが、日本のビジネスパーソンは専門知識は豊富でも「教養」には大いに欠けているという事実を否定できる人はいないでしょう。

なんせ、いまのいままで、ビジネス界においては「教養」の重要性はまったく強調されてきませんでしたからね。

わたしは、昨年出版した拙著 『自分を変えるアタマの引き出しの増やし方』(佐藤けんいち、こう書房、2012)では、「雑学」というコトバをつかいましたが、ほんとうは「教養」なり「リベラルアーツ」と表現したほうがよかったかな、といまではすこし後悔(?)しております。

大事なのは哲学や宗教、そして歴史なのです。すぐにはカネにならないが、深いところで人間を支えてくれるのがこれらの学問です。

わたしは大学学部では経営学ではなく歴史学専攻で、しかも中世ユダヤ史をテーマに西洋中世史で卒論を書きました。高校時代に「世界史」を選択した人なら、「哲学は神学の婢女(はしため)」というフレーズとともに、リベラルアーツ(七自由学芸)のことは知っていることでしょう。

ただし、「教養」というのは知識そのものではありませんね。「知識社会」というフレーズに踊らされないことも重要です。

知識の量をひけらかす「勘違い系」が世の中には少なくないですが、知識は自分の血肉となってこそ、はじめてそれを「教養」ということができるものです。さらに青臭い表現なら、「人間いかに生きるべきか」への問いとその答えを求めて考え抜いたものが「教養」となるといってもいいかもしれません。

このブログ 「アタマの引き出しは生きるチカラだ!」 においては、フォントがちいさくて見えないもしれませんが、タイトルの下に 「"思索するビジネスマン" が惜しみなく披露する「引き出し」の数々。ビジネスを広い文脈のなかに位置づけて、重層的かつ複眼的に考える。」 と自己紹介しています。

わたしは、ビジネスパーソンにとって、いかにビジネス以外の世界について知ることが重要であるかを言いたいがために、このブログではいっけんビジネスとは関係のないテーマで延々と書きつづけているのです。

ビジネスパーソンに小手先のスキルではなく、「モノを考える」チカラをつけるための研修やセミナーはぜひイベントなりなんらかの形で開催したいと思っています。

あるいはそういう趣旨の会合などに呼んでいただければ、いくらでもその関連の話はいたしますよ。いつでもご連絡ください。


●連絡先: ken@kensatoken.com (コピーしてご使用ください)




<関連サイト>

「教養? 大学で教えるわけないよ」 英国名門大、教養教育の秘密【前】 (池上 彰他、日経ビジネスオンライン、2014年6月24日)
・・東工大における「教養教育」の実践者ったいが英国流の「教養」について語り合う

「伊藤: 専門外の人に自分の専門をアピールするためには、単に分かりやすく伝えるだけではなくて、自分の専門が私たちの生きる社会とどのように結びついているか、その部分について相手に実感してもらう必要があります。なぜ、そういった会話が自然にできるのか。それは、イギリスの大学では、社会との関係を常にイメージしながら専門教育を進めているからです。そしてまさにこの部分をイメージする力が教養なのです。イギリスでは、教養は「専門外の知識」ではありません。「専門を活かすための知識」が教養なのです。
池上: なるほど。
伊藤:こうしたイギリスの教養観をひとことで表すのが「transferable skill」という言葉です。
(2014年6月30日 項目新設)


<ブログ内関連記事>

書評 『教養の力-東大駒場で学ぶこと-』(斎藤兆史、集英社新書、2013)-新時代に必要な「教養」を情報リテラシーにおける「センス・オブ・プローポーション」(バランス感覚)に見る

世の中には「雑学」なんて存在しない!-「雑学」の重要性について逆説的に考えてみる

日印交流事業:公開シンポジウム(1)「アジア・ルネサンス-渋沢栄一、J.N. タタ、岡倉天心、タゴールに学ぶ」 に参加してきた
・・ビジネスパーソンと知識人との対話の必要性

書評 『「紙の本」はかく語りき』(古田博司、ちくま文庫、2013)-すでに「近代」が終わった時代に生きるわれわれは「近代」の遺産をどう活用するべきか

日本語の本で知る英国の名門大学 "オックス・ブリッジ" (Ox-bridge)

"try to know something about everything, everything about something" に学ぶべきこと

「ハーバード白熱教室」(NHK ETV)・・・自分のアタマでものを考えさせるための授業とは

書評 『私が「白熱教室」で学んだこと-ボーディングスクールからハーバード・ビジネススクールまで-』(石角友愛、阪急コミュニケーションズ、2012)-「ハウツー」よりも「自分で考えるチカラ」こそ重要だ!

書評 『キュレーションの時代-「つながり」の情報革命が始まる-』(佐々木俊尚、ちくま新書、2011)

「アート・スタンダード検定®」って、知ってますか?-ジャンル横断型でアートのリベラルアーツを身につける

「バークレー白熱教室」が面白い!-UCバークレーの物理学者による高校生にもわかるリベラルアーツ教育としてのエネルギー問題入門

ファラデー『ロウソクの科学』の 「クリスマス講演」から150年、子どもが科学精神をもつことの重要性について考えてみる

書評 『狂言サイボーグ』(野村萬斎、文春文庫、2013 単行本初版 2001)-「型」が人をつくる。「型」こそ日本人にとっての「教養」だ!





(2012年7月3日発売の拙著です)





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