「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

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2024年11月29日金曜日

蔵書は可燃物である!ー 政治学者夫妻のマンションが全焼した件について語られていないこと(2024年11月29日)

 

参議院議員の猪口邦子氏の自宅マンションが全焼したというニュースが話題になっている。昨日(2024年11月28日)のこよだ。自宅にいた配偶者と長女の2人が焼死という痛ましい結果となってしまった。

文京区小石川は、かつて立花隆氏のネコビルがあったところだが、地価が高いこともあるのだろう、道幅が狭いのである。防災面では問題ありということが、現実化してしまったわけだ。

ニュースではほとんど取り上げられていないのだが、猪口邦子氏はもともと政治学者であり、東大名誉教授であった配偶者の猪口孝氏も著名な政治学者であった。かつては「おしどり学者」などと言われていたことは、わたしの世代の人間なら知っている人もいると思う。




マイ蔵書のなかから、『国際政治経済の構図 ー 戦争と通商にみる派遣盛衰の軌跡』(猪口孝、有斐閣新書、1982)という本を引っ張り出してきて、パラパラとページをめくってみる。

「著者紹介」には、東京大学助教授とある。出版は1982年なので42年前である。レシートがはさまっていたのでわかったが、大学を卒業してビジネスマンになってから購入した本であるようだ。そういえば当時は、舛添要一氏もまだ新進気鋭の東大助教授で政治学者だったな。

火災関連の専門家である識者は、消火に手間取った理由として何点かあげているが(・・上掲のスクショ画像を参照)、肝心なことが欠けているように思う。

ともにアカデミズムの世界からリタイアしているとはいえ、「おしどり学者」であったということは、自宅に相当量の「蔵書」があったに違いない。

紙の本は、可燃物である。あっという間に火が燃え広がった理由は「蔵書」にありと、わたしは見ている。自分の部屋も本だらけで積ん読状態なので、そう思ってしまうのだ。蔵書は重量だけが問題ではないのだ。

自宅全焼で家族2人を亡くし、おそらく思い出の品もなくし、蔵書もすべて失った猪口邦子氏は、ほんとうにお気の毒としかいいようがない。

亡くなった配偶者の猪口孝さんと長女のご冥福をお祈りします。合掌


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2024年11月26日火曜日

書評『ルポ アフリカに進出する日本の新宗教 増補新版』(上野庸平、ちくま文庫、2024)ー この本はじつに面白い!

 

時間の余裕がすこしできたので、自分の専門とは直接は関係のない本を読むことができるのはありがたい。 

さっそく読んだのが、『ルポ アフリカに進出する日本の新宗教 増補新版』(上野庸平、ちくま文庫、2024)。  先日でたばかりの本。X(旧 twitter)の投稿で出版されることを知った。入手してすぐに読みたかったのだが、2週間ほどは禁欲(>_<) 

「アフリカ」と「日本の新宗教」という、およそ想像外にある異種組み合わせ。読み始めたら、一気読みしたくなる面白さ。好奇心が完全に充たされて、満足感はマックス120%強! 

アフリカというと、どうしても中国が積極的に進出という話とか、自称イスラーム国が拡大しているとか、そんな話ばかり耳にすることが多いが、なんと日本の、それも「新宗教」が知らないうちに、じわじわと進出していたという。教団によっては、すでに定着している国もあるというのだから、驚きだ。 ​ 

目次を紹介しておこう。 

第1章 ラエリアン・ムーブメント 
第2章 幸福の科学 
第3章 真如苑 
第4章 崇教真光 
第5章 統一教会 
第6章 創価学会 
文庫版新章 日本に進出するアフリカの新宗教 

ラエリアン・ムーブメントはフランス生まれだが、日本人の信者が多いので取り上げられいる。その点は、韓国生まれの統一教会もおなじ。それだけでなく、「文庫版あとがき」によれば、天理教も進出しているという。 

著者は、「在外公館派遣員」として、フランス語圏のブルキナファソに長期滞在していたが、好奇心に駆られるように、主にフランス語圏のアフリカ諸国を回っている。その記録が、このノンフィクションである。 

新宗教の教団関係者多数に面会しているが、その大半は現地のアフリカ人だ。きっかけや動機はさまざまで、コミットの度合いもさまざまだが、アフリカ人が主体的に取り組んだ結果なのだ。 

自分が今後アフリカにいくことはないとは思うが、知らないうちにアフリカのほうから、どんどん日本に近づいているのである。

そんなアフリカについての認識があらたにされるとともに、この本を読んで、自分自身の認識の地平が水平線のかなたまで拡がったような気持ちを抱いている。 

とにかく、驚きの内容の一冊。関心をもった人は、読むことを薦めたい。 


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2024年11月25日月曜日

書評『奈落の底から見上げた明日』(照ノ富士春雄、日本写真企画、2021)ー どん底まで落ちて、そこから這い上がって栄冠をつかんだ男の発言は重みが違う

 

仕事関係でつきあいのある日本人に、モンゴル人の横綱・照ノ富士によく似ている人がいる。そのことは、いまだ本人には言ったことはない(^_^; 

それはさておき、『奈落の底から見上げた明日』(照ノ富士春雄、日本写真企画、2021)という本を読むと、勇気がわいてくる。照ノ富士本人とその周辺の関係者へのインタビューをまとめたものだ。  

モンゴル出身だが、すでに帰化して日本国籍を取得しているので、本名は杉野森正山(出生名はガントルガ・ガンエルデネ)の照ノ富士は、両膝の大怪我のため大関から転落、覚悟を決めて十両から復活して横綱まで上り詰めた軌跡の復活劇の人。しかも、大酒飲みだったため糖尿病をわずらって、余命宣告まで受けたこともあるという。 

30歳台前半の若さだが、どん底まで落ちて、そこから這い上がって栄冠をつかんだ男だけに、発言の重みが違う。読んでいて勇気をもらえる内容。まさに人生論。自己啓発書のテイストさえある。 

2場所連続で欠場している照ノ富士だが、そのまま引退なんてことにはならないでほしい。最後の最後まで、土俵際で踏ん張りをみせてほしいものだ。いや、踏ん張りすぎると膝には悪影響なのだが・・・ 


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PS ついに照ノ富士が引退(2025年1月16日)
 
照ノ富士の引退を速報で知った。

驚きとともに、やはりこれ以上はムリだったかと納得したのは、今場所で3場所ぶりに復帰したものの、4日目で2敗を重ねて限界を感じてしまったからだろう。5日目からはふたたび休場を余儀なくされていた。


大相撲で10回の優勝を果たした横綱 照ノ富士が現役を引退し、年寄・照ノ富士を襲名して後進の指導にあたることになりました。 照ノ富士は17日午後に会見し、「自分の中でできる限りのことを尽くしてきたが、思いどおりの相撲ができなくなり、これ以上、中途半端な気持ちと体で土俵に立つべきではないと感じた」と引退を決断した理由を話しました。(引用)

たいへん残念でああるが、これまでの功績を讃えるとともに、不屈の精神で奇跡の復活と横綱昇進を勝ち取った精神力と努力する姿を記憶にとどめたいと思う。

今後は、日本とモンゴルのために、「生きた手本」としてその存在そのもので貢献してほしい。

お疲れ様でした。ありがとう。

(2025年1月17日 記す)


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(項目新設 2025年2月22日)


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2024年11月7日木曜日

トランプ圧勝! ー アメリカの民主主義は機能していた。(2024年11月7日)

 

文句なしの「圧勝」である。「民主主義」は機能していたといえる。これで「アメリカ内戦」の危険は大幅に減少したと言っていいだろう。ハリスが勝利しても、トランプが勝利しても、勝敗が僅差だったら危なかったのだ。

Vox Populi, Vox Dei. (民の声は、神の声)である。「民意」は示されたのである。





この激震が、日本の政治家や官僚、マスコミなどの支配者層に「喝」を入れる結果となれば、日本国民としては大いに歓迎だ。




トランプ大統領(元かつ次期)には、公約どおり、中国共産党にはきわめて厳しい態度で対峙してもらいたい。





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