タイのあれこれについて随想風に記しておきたいと思う。
いまこれをやっておかないとタイにかんするあれこれが、記憶の底に沈んでしまう恐れがあるからね。 バンコクからの配信です。
まず皮切りは、タイマッサージから。
世界中のマッサージはいろいろ試してみた。日本の指圧はもとより、インドではアーユルヴェーダのオイルマッサージ、中国系の経絡マッサージ、スウェーデン・マッサージ、韓国のあかすりマッサージ、トルコ風呂ハンマームのあかすりマッサージ、ハンガリーの温泉マッサージなどなど。
しかしなんといっても、自分にとってはタイマッサージが世界最高である! これが結論だ。
バンコクに住んでいた頃は、週一回は必ずタイマッサージに通っていた。いきつけの店で、いつも同じおばちゃんを指名してマッサージを頼んでいる。
今回2ヶ月半ぶりにいったら、「最近こないねー」と小言をいわれる。タイ経済が低迷しており、とくにイメージ悪化で観光客が減っているのが観光サービス業にはダメージになっているようだ。
タイマッサージは2時間が基本である。時間がないから1時間、というのも可能だが、マッサージをする側からはあまり喜ばれない。タイマッサージにはきちんとした理論体系があり、できるだけ心臓から遠い足先かからマッサージをはじめるというセオリーになっているからだ。これがワット・ポー・スタイルである。タイマッサージはワット(=お寺)で始まった仏教系だ。
タイマッサージは「二人ヨーガ」といわれることもある。かなりアクロバティックな体位をとらされるので、初めて体験する人はかなり怖がっているようだが、慣れればこれが快感になる。
しかし、「二人ヨーガ」といわれるごとく、マッサージを受ける側とマッサージをする側の呼吸が合っていないと、マッサージの効果は最高度に発揮されない。いわば相性といってよい。だから、いきつけの店でマッサージ担当者を指名することが大事なのだ。
料金は現在の相場はだいたいB500(1バーツは3.3円で計算すればよい)、日本で2時間のタイマッサージを受けると、なんと1万円もとられるので、それにくらべるとチップ入れても2,000円以下というのはめちゃくちゃ安い。
日本ではなかなかタイマッサージ受けに行く気にならないのだが、それはサービス価格の面も大きい。
タイではスパ(SPA)もすばらしい。日本ではいわゆる女性向けのエステであるが、別に男性がスパにいっても何の問題もない。マッサージだけなら、専門のタイマッサージ店も問題ないが、ボディ・スクラブ(Body scrub)にかんしては、トロピカルフルーツをカラダに摺りこんでもらえるので、これはタイのみならず、東南アジアならではの贅沢な楽しみである。
価格ももちろん日本よりははるかに安く、セットでも1万円から2万円のオーダーで十二分に堪能できるのである。
こういう楽しみがあるから、タイで仕事するのは困難も多いが、楽しみも多い。仕事がなければなおさら、だ。
(2)に続く
PS 改行を増やし読みやすくした。一部加筆した。あらたに<ブログ内関連記事>を付け加えた。 (2014年1月28日)
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