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2011年10月1日土曜日

ドニゼッティのオペラ 『ロベルト・デヴェリュー』(バイエルン国立歌劇場日本公演)にいってきた


 10月初めの土曜日のきょう、ドニゼッティのオペラ 『ロベルト・デヴェリュー』(バイエルン国立歌劇場)にいってきた。

 会場は上野の東京文化会館。個人的には、NHKホールよりも東京文化会館のほうがオペラには適していると思う。あくまでも個人的な感想であるが。


日時: 2011年10月1日(土)15:00
会場: 東京文化会館
時間: 15時~17時40分 合計演奏時間130分(幕間休憩1回30分)
演出: クリストフ・ロイ
指揮: フリードリリッヒ・ハイダー
演奏: バイエルン国立管弦楽団
歌唱: エディタ・グルベローヴァ(エリザベッタ役)
    アレクセイ・ドルゴフ(ロベルト・デヴェリュー役・・代役)他


 じつは、ドニゼッティの『ロベルト・デヴェリュー』は2回目だ。

 前回は 3年前の 2008年、ウィーン国立歌劇場の来日公演で演奏会形式で行われたが、同じく東京文化会館であった。その公演で、『ロベルト・デヴェリュー』はひじょうにすばらしいオペラだと感動したのであった。

 ベル・カント歌唱のできる歌手がないと上演できない作品ということで、じつは今回も主唱のエリザベッタ役はエディタ・グリベローヴァである。しかも、指揮も同じくフリードリッヒ・ハイダー。オーケストラは異なれども、すでに息のあった指揮者と歌手の関係なのであろう。

 今回の公演も、第三幕のエディタ・グリベローヴァの独唱はじつにすばらしいものであった

 演出は現代風だが、舞台装置は簡素なもので、とくに違和感を感じることはない。ゴテゴテした余計な舞台装置がないだけ、歌唱と演技に集中できるのが、かえってよかったかもしれない。

 イタリアオペラは独唱のパートで拍手を入れることができるので、日本人的には息抜きの場が多いので、鑑賞するのも気楽でいい。歌舞伎と似たようなものである。

 舞台設定は 16世紀英国。主人公はエリザベス女王。イタリアオペラなので、イタリア風にエリザベッタとなっている。演出では、女王を女社長に設定しているが、トップに立つ者の孤独、公的活動とプライベートライフの相克、老醜などのテーマは、現代にも通じるものがある。

 あらすじは以下のとおりである。、

 愛人であるロベルトが裁判で反逆の罪を問われることを知った女王エリザベッタ。エリザベッタは、ロベルトの愛が確かめられるなら、自らの権力によって彼を救おうと、議会から提出された死刑判決書への署名を拒否し、ロベルトに会いに行く。ロベルトの愛を確かめ、甦らせようとするエリザベッタだったが、ロベルトはつい自分の心は他の女性に向けられていると口走ってしまう。激怒したエリザベッタはロベルトを許さず、復讐の念を燃やす。一方、ロベルトが愛するサラは、彼の親友でもあるノッティンガム公爵と結婚し、ロベルトを救おうと画策する。
 翌日、ロベルトに死刑宣告がくだされる。まだ彼を愛するエリザベッタは判決書へのサインなど出来るはずもなく苦悩する。しかし、そこへロベルトが持っていた青いショールが届けられる。ロベルトの不貞を確信したエリザベッタは判決文に署名し、親友の助命のため居合わせたノッティンガム公爵は、妻の不貞に気づき復讐を決意する。
 ロベルトは獄中からサラに預けておいた指輪を女王のもとに届けてほしいと手紙を送るが、サラは妻の不実をなじるノッティンガム公爵によって監禁されてしまう……。
(情報出所: http://eplus.jp/sys/web/s/bavarian/index.html


 ドニゼッティは、ヴェルディやプッチーニといったイタリアオペラの巨人たちに比べると、日本での知名度はそんなに高くないが、西洋史を舞台にしたドラマチックな題材と音楽は、なかなかすばらしいものがある。わたしは、この『ロベリト・デヴェリュー』と『ファヴォリート』の2作品しか鑑賞したことはないのだが。


東京文化会館は今年で50周年

 ところで、今回の演出では、第一幕と第二幕と連続上演するので、幕間は一回限りであった。幕間の休憩時間に客席から外に出ると、「東京文化会館50周年」という幟(バナー)ば目に入った。

 1961年に建設されてから今年で50年。JR上野駅前すぐに位置する東京文化会館は、上野公園の出入り口にある目印ともなる建築物である。

 その事実を知ってから、はじめて建物の内部にプレートがあるのに気がついた。設計は、前川國男建築設計事務所で、「建築業協会賞」第3回(1962年)を受賞しており、公共建築百選」にも選出されていることがわかる。


 欧州の歌劇場も、その多くが爆撃で破壊されて第二次大戦後に再建されたものも多々あることを考えれば、築後50周年というのも、それなりの歴史をもつ劇場といえるのかもしれない。

 バルコニーをもたない歌劇場はいかがなものかという気がしなくもないが、最初から一般市民向けに芸術を普及するのがミッションなのだ考えれば、バルコニーがないのは当然のことなのかもしれない。

 そもそもバルコニー席というのは社交用のものであって、観劇は第一目的ではないのである。実際に、舞台の袖であるバルコニーからは、舞台があまりよく見えない。バルコニー席というのは、貴族社会から市民社会への移行期の名残りなのだろう。

 それはさておき、道をはさんで反対側にある西洋美術館は、世界的な建築家ル・コルビュジエの作品である。世界遺産に登録申請したものの実現しなかったが、上野の芸術的雰囲気を高めるのに建築物もまた一役買っていることに、あらためて注目しておきたいところである。



PS 国立西洋美術館が念願の「世界遺産」登録が内定

ル・コルビュジエ設計の東京・上野の国立西洋美術館が、ようやく念願かなって「世界遺産」登録が内定した。2016年5月18日のことである。(2016年6月3日 記す)





<関連サイト>

日本舞台芸術振興会の「バイエルン国立歌劇場2011年日本公演」
・・演目とその解説記事


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国立西洋美術館と東京文化会館は建築家コルビュジエ師弟の作品

祝! ル・コルビュジエ設計の東京・上野の国立西洋美術館が念願の「世界遺産」登録が内定(2016年5月18日)

(2016年6月3日 情報追加)




(2012年7月3日発売の拙著です)







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