「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

◆「アタマの引き出し」つくりは "掛け算" だ : 「引き出し」 = Σ 「仕事」 × 「遊び」
◆酒は飲んでも飲まれるな! 本は読んでも読まれるな!◆ 
◆一に体験、二に読書、その体験を書いてみる、しゃべってみる!◆
◆「好きこそものの上手なれ!」◆

<旅先や出張先で本を読む。人を読む、モノを読む、自然を読む>
トについてのブログ
●「内向きバンザイ!」-「この国」日本こそ、もっとよく知ろう!●

■■ 「むかし富士山八号目の山小屋で働いていた」全5回 ■■
 総目次はここをクリック!
■■ 「成田山新勝寺 断食参籠(さんろう)修行(三泊四日)体験記 」全7回 ■■ 
 総目次はここをクリック!
■■ 「庄内平野と出羽三山への旅」 全12回+α - 「山伏修行体験塾」(二泊三日)を中心に ■■
 総目次はここをクリック!


「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!

「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!
ビジネス寄りでマネジメント関連の記事はこちら。その他の活動報告も。最新投稿は画像をクリック!



ご意見・ご感想・ご質問 ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、コピー&ペーストでお願いします。

© 2010~2016 禁無断転載!



2015年3月25日水曜日

「JFK-その生涯と遺産」展(国立公文書館)に行ってきた(2015年3月25日)-すでに「歴史」となった「熱い時代」を機密解除された公文書などでたどる


「JFK-その生涯と遺産」展(国立公文書館)に行ってきた(2015年3月25日)。東京の開花宣言がでた3月23日の翌々日のことである。靖國神社のある九段まで散歩がてらに、国立公文書館の竹橋に立ち寄ってみたという次第。

平日だが、熱心な参観者が多数いて食い入るように展示品を見ていたのは、入場無料ということもあるだろうが、やはり駐日大使に娘のキャロライン・ケネディ氏が任命されて着任してから、日本でのケネディ人気が復活していることも背景にあるのだろう。その意味では時宜にかなったイベントであるといえよう。

1917年の出生から、1960年の大統領就任、そして43歳という若さでの悲劇的な最期(1963年)までを、ボストンにあるジョン・F・ケネディ大統領図書館・博物館(John F. Kennedy Presidential Library and Museum) が所蔵する貴重な展示品が特別公開されている。

とくに興味深いのは、日本とのかかわりだ。そもそもケネディ家はボストン出身なので、日本との縁はきわめて深い。ケネディ家はアイルランド系で直接は関係ないが、幕末から明治初期の日本貿易はボストンの貿易商がになっていたことはアタマにいれておいたほうがいい。

もちろん日本人にとって関心が高いのは、太平洋戦争という敵味方にわかれてのJFKと日本人との熱いかかわりだろう。

若き日のJFKは、帝国海軍の駆逐艦と衝突して大破した米海軍魚雷艇の艦長として危機を乗り切ったリーダーシップを発揮した人だ。関連する展示品がじつに貴重だ。

展示にはないが、ブッシュ大統領(父)もまた米海軍パイロットとして日本軍に撃墜された人であったことを想起する。かつての日米関係がじつに熱いものであったのは、戦争体験を共有した世代が中心にいたからだろう。その頃とくらべると、現在の日米関係に熱さがないのは当然といえるかもしれない。

ケネディ大統領が、尊敬する人物として上杉鷹三(うえすぎ・ようざん)の名前をあげたことにも展示で触れてほしかったところだ。日本人を理解するために、1908年に出版された内村鑑三の『代表的日本人』(The Representative Men of Japan)を読んでいたのだろう。

(イベントの公式サイトより)

それにしても約1,000日強のケネディ大統領の在任期間中は、冷戦が熱戦になりかねない危機的な時代であった。

展示の中心となるのは「人類危機の13日間」となったキューバ危機である。革命キューバの後見人であったソ連との核戦争の危機がかろうじて回避されたのが、1962年10月14日から28日までの行き詰まるような13日間であった。ケビン・コスナー主演で『13デイズ』として映画化されている。

この13日間の状況が、機密解除された公文書(declassified documents)を中心に展示されており、歴史ファンでなくても興味深いのではかなろうか。ラジオなどによる演説の原稿もみな、複製ではなく実物である。なんといっても、実物にまさるものはない。

ただ残念に思ったのは、ベトナム戦争への関与にかんする展示がなかったことだ。今回の展示会ではケネディ大統領のポジティブな側面だけがクローズアップされており、キューバでの反革命謀略工作であったピッグス湾や、ベトナム戦争エスカレートへの序曲となったグリーンベレー派遣などがいっさい取り上げられていなかった。

たしかに「橋を架けた大統領」としての功績と構成への遺産はきわめて大きい。すでに50年以上前の「歴史」に属する時代ではあるが、国際社会における日米関係史を振り返る意味でも意義あるイベントとなっている。

会期は5月10日まで。いい季節なので、皇居お堀近くの竹橋から九段にかけての散歩で立ち寄ってみたらいいだろう。






<関連サイト>

「JFK-その生涯と遺産」展(国立公文書館)

ジョン・F・ケネディ大統領図書館・博物館(John F. Kennedy Presidential Library and Museum) 


<ブログ内関連記事>

JFK暗殺の日(1963年11月22日)から50年後に思う(2013年11月22日)

キング牧師の "I have a dream"(わたしには夢がある)から50年-ビジョンをコトバで語るということ

「ハーバード リーダーシップ白熱教室」 (NHK・Eテレ)でリーダーシップの真髄に開眼せよ!-ケネディースクール(行政大学院)のハイフェッツ教授の真剣授業
・・ハーバード大学の行政大学院はケネディを記念してその名をつけている


ボストンと日本の深い縁

書評 『アメリカ「知日派」の起源-明治の留学生交流譚-』(塩崎智、平凡社選書、2001)-幕末・明治・アメリカと「三生」を経た日本人アメリカ留学生たちとボストン上流階級との交流

岡倉天心の世界的影響力-人を動かすコトバのチカラについて-
・・ボストン美術館の日本美術担当キュレータをつとめた岡倉天心。そもそもボストンは幕末以来、貿易をつうじて日本との深い縁がある。貿易をつうじて蓄積された富が美術館やオーケストラなど各種の文化遺産の背景にある


かつて日米関係はきわめて熱かった

日米関係がいまでは考えられないほど熱い愛憎関係にあった頃・・・(続編)-『マンガ 日本経済入門』の英語版 JAPAN INC.が米国でも出版されていた

フォーリン・アフェアーズ・アンソロジー vol.32 フォーリン・アフェアーズで日本を考える-制度改革か、それとも日本システムからの退出か 1986-2010」(2010年9月)を読んで、この25年間の日米関係について考えてみる


もはやかつてのような熱い関係ではない安定した(?)日米関係

「日米親善ベース歴史ツアー」に参加して米海軍横須賀基地内を見学してきた(2014年6月21日)-旧帝国海軍の「近代化遺産」と「日本におけるアメリカ」をさぐる

「YOKOSUKA軍港めぐり」クルーズに参加(2013年7月18日)-軍港クルーズと徒歩でアメリカを感じる横須賀をプチ旅行

(2015年4月4日 情報追加)



(2012年7月3日発売の拙著です)









Clip to Evernote 


ケン・マネジメントのウェブサイトは
http://kensatoken.com です。

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。


禁無断転載!




end