ETVで 慶応大学ビジネススクール高木 晴夫教授の「白熱教室」 第4回 「組織を危機が襲うとき」をやっていました(2011年2月27日放送)。
今回のケーススタディは、1995年の「サリン事件」の際の聖路加病院(東京・築地)の対応。非常事態が発生したときの「クライシス・マネジメント」(危機管理)がテーマ。
16年前のこの事件の当日、乗っていた地下鉄丸ノ内線がアナウンスもなく、霞ヶ関駅を通過したことを私は体験しましたが、その記憶もナマナマしいものがありました。
「病院という非営利組織」の経験を、「ビジネスという営利組織」の現場でどう応用するか、「組織学習」の観点から、自立した個人と自律した組織の関係を考える上で、いろいろと学ぶことの多い授業でした。
再放送の機会があれば、ぜひ視聴されることをお薦めします。
テレビの前で、自分の見解をあれこれつぶやきながら見ると、参加意識がでてよろしいかと思います。。授業に直接参加できないのは残念ではありますが。
<関連サイト>
高木 晴夫教授の「白熱教室」
・・全4回の放送の概要と参考文献などがアップされている。なお、慶應義塾大学ビジネススクールは日本では老舗のビジネススクール。日本企業を研究した独自のケーススタディも大量に作成している。
<ブログ内関連サイト>
「ハーバード白熱教室」(NHK ETV)・・・自分のアタマでものを考えさせるための授業とは
ダイアローグ(=対話)を重視した「ソクラテス・メソッド」の本質は、一対一の対話経験を集団のなかで学びを共有するファシリテーションにある
「◆未来をつくるブック・ダイアログ◆『国をつくるという仕事』 西水美恵子さんとの対話」に参加してきた-ファシリテーションについて
書評 『ハーバードの「世界を動かす授業」-ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方-』(リチャード・ヴィートー / 仲條亮子=共著、 徳間書店、2010)
書評 『スイス探訪-したたかなスイス人のしなやかな生き方-』(國松孝次、角川文庫、2006 単行本初版 2003)・・サリン事件の際の私の体験(=非体験)についても触れている
『サリンとおはぎ-扉は開くまで叩き続けろ-』(さかはら あつし、講談社、2010)-「自分史」で自分を発見するということ
・・サリン事件に巻き込まれた人の体験談
(2012年7月3日発売の拙著です)
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