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2010年11月17日水曜日

書評 『仕事で成長したい5%の日本人へ』(今北純一、新潮新書、2010)-残り95%の人にとっても重要だ




「仕事をつうじて成長すること」、これは残り95%の人にとっても重要なことだ

 著者は20歳台で日本を飛び出し、欧州企業を舞台に30年以上にわたって、個人として生き抜いてきたビジネスマンである。

 『仕事で成長したい 5%の日本人へ』とは、実に挑戦的なタイトルではないか。「仕事で成長したい 5%の日本人」に向けて語っているということは、極端な話、「残り95%の日本人」には用はないということだ。

 だが、「仕事をつうじて人間的に成長すること」、これはすべての働く人にとって重要なことではないだろうか。そう思ったら、この本は読むべきだ。その時点で読者は間違いなく 5%に入っているのである。

 本書で、著者は心得をいくつかの短いコトバに集約している。「自分の仕事の「相場観」を持つ」、「評論家ではなく実践家になる」、「他人を手本にはしても、憧れは抱かない」。「成長願望と上昇志向を混同しない」、「対決から逃げない」・・・。

 自分がもっとも好きなこと、自分に向いていること、自分をよりドライブできること、つまりもっともパッションを感じることのできる分野に集中すればいいのだ。
 他人と比較するのではない、あくまでも自分に軸をおいて、自分の人生を生きることが重要なのだ。あくまでも自分の五感に忠実であること、自分の人生は自分でマネージすることが重要なのだ。

 これは「対決社会」の欧州でもまれてきた著者の信念だが、これからの時代の日本人にも不可欠な心得だろう。自分の成長は志向しても、とくに組織内の上昇と混同しないこと。

 著者自身、20歳台前半にはミッションとビジョンとパッションの対象を見つけることができなくて、悩みに悩んでいたと本書のなかで語っている。著者のように、とにかく一歩踏み出すこと、そこからすべてが始まる。大いに悩み、もがき、対決する。こういうプロセスをへて初めて自分を発見することができるのだ。

 私は、著者の処女作 『欧米対決社会のビジネス』(新潮社、1988)以来のファンだ。20歳台の前半で初めて著者の本を読んでから、かれこれ20年以上の読者だが、著者の軌跡を手本にはしてきたが憧れは抱いたことはない。首尾一貫して変わらぬミッションとビジョンとパッション、本書ではそれから20年近いビジネス体験を経て、さらに強く響くコトバとして語られている。

 とくに20歳台から30歳台の、意欲ある若いビジネスパーソンたちにこの本を薦めたい。



<初出情報>

■bk1書評「「仕事をつうじて成長すること」、これは残り95%の人にとっても重要なことだ」投稿掲載(2010年11月12日)
■amazon書評「「仕事をつうじて成長すること」、これは残り95%の人にとっても重要なことだ」投稿掲載(2010年11月12日)





目 次

ステップ1. 自分の仕事の「相場観」を持つ
ステップ2. 評論家ではなく実践家になる
ステップ3. 他人を手本にはしても、憧れは抱かない
ステップ4. 成長願望と上昇志向を混同しない
ステップ5. 対決から逃げない
ステップ6. 夢とパッションとコミュニケーション
ステップ7. 仕事を究めた先にあるもの


著者プロフィール

今北純一(いまきた・じゅんいち)

1946年生まれ。東京大学工学部応用物理学科卒、同大学院化学工学科修士課程修了。新卒で旭硝子に入社した後、英オックスフォード大学、スイス・バッテル研究所、仏ルノー公団、エア・リキード社を経て、現在、コンサルティング会社 CVAパートナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)



<ブログ内関連記事>

書評 『マイ・ビジネス・ノート』(今北純一、文春文庫、2009)
・・この記事では、本書の著者である今北純一について、私の読書体験とからめて、やや詳細に書いておいたのでぜひ参照していただきたい。






(2012年7月3日発売の拙著です)









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