「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

◆「アタマの引き出し」つくりは "掛け算" だ : 「引き出し」 = Σ 「仕事」 × 「遊び」
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◆一に体験、二に読書、その体験を書いてみる、しゃべってみる!◆
◆「好きこそものの上手なれ!」◆

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2011年7月6日水曜日

【アタマの引き出し】のつくりかたワークショップ (2011年7月5日 19時 東京八重洲) を開催しました


 昨日(7月5日)は、 【アタマの引き出し】のつくりかたワークショップ を東京・八重洲で予定通り開催いたしました。

 ワークショップというものは、参加者のみなさんと一体になってつくりあげる「ライブ公演」のようなもの。おかげさまで、参加した皆様にとっても、たいへん充実した「体験」になったのではないかと思います。

 全員に参加してもらったのは 2種類のワーク。「対面型のロールプレイイング」と「全員参加の連想ゲーム」。個人の「学び」とちがって集団での「学び」には、いわば集合知とでもよぶべきものが実現するものです。「人の振り見て我が振り直せ」とはややネガティブな表現ですが、他者からいいとこどりすると考えれば、集団での「学び」の本質をついたものだといってもいいでしょう。

 この点については、ブログに書いた記事 ダイアローグ(=対話)を重視した「ソクラテス・メソッド」の本質は、一対一の対話経験を集団のなかで学びを共有するファシリテーションにある を参照していただけると幸いです。

 初対面での最初の3分が勝負だと、心理学ではよくいわれていますね。初対面では、自分のアタマをフル回転して「引き出し」を駆使し、いかに相手から話を「引き出す」か

 世の中が複雑化し、趣味や価値観が多様化する現在、営業担当者もかつてのように、昨夜のナイター(・・プロ野球のことです)やゴルフの話題で、すべてが間に合うなんてことはありえません。どんな人とのあいだにも「共通点」を即座に発見し、「共感」するポイントを見つけるワザが必要とされるのです。

 こういった「中身のある雑談」は、偶然の出会いが死命を決することすらある現代世界においては、営業担当者に限らず、必須のスキルやマインドセットといってもいいでしょう。

 「アタマの引き出し」とは、通常は「引き出し」といっています。『大辞泉』によれば以下のように書かれています。

ひき‐だし【引(き)出し/▽抽き出し】
1. 引き出すこと。「預金の―」
2.(「抽斗」とも書く)机・たんすなどに取り付けて、抜き差しができるようにした箱。
3. 臨機応変に活用できる、隠れ持った多様な知識や豊かな経験のたとえ。「―が多く、どんな役でもこなせる俳優」

 「アタマの引き出し」はいうまでもなく「3.」の意味のことですね。「2.」のタンスの引き出しが比喩的に私用されたものでしょう。

 「アタマの引き出し」つくりは、エッセンスだけを抽出すると以下のようになるでしょうか?

●観察するクセをつける
●すぐに検索して調べるクセをつける
●アウトプットすることで、再生された記憶があらたに再編集された記憶として定着する
●違いよりも共通性に注目してアウトプットする

 もちろん、これだけでは抽象的で理解しにくいでしょうが、朝起きたら顔を洗うのと同じくらいまでに、無意識に実行してしまう「生活習慣」にしてしまうことが必要です。「引き出し」つくりには、高速道はありません。くわしくはワークショップで具体的に説明しました。

 これまでブログにも何度か書いていますが、昔ながらの格言にもあるように 「三日三月三年」(みっか・みつき・さんねん) たった段階で、効果が目に見えるものになってくるといっていいでしょうしょう。

 なにごとも「継続はチカラなり」。地道にコツコツと。しかし、日々の取り組みが、三ヶ月後、三年後には大きな差となって現れてくるのは間違いありません。

 日本では昨年2010年あたりから、ようやく「ハーバード白熱教室」のサンデル教授の授業が注目されたことがキッカケになって「参加型でダイアローグ重視のワークショップ」に関心が集まるようになってきましたが、まだまだワークショップが定着したとはいえないのが日本の状況です。

 次回のワークショップは、遠くないうちに開催する予定ですのであらためてご案内させていただきます。その際はぜひ、参加をご検討ください。ワークショップはアタマで考えるものではなく、体感するものだからです。



<関連サイト>

【アタマの引き出し】のつくりかたワークショップ(2011年7月5日実施)

NHK・Eテレ 「スタンフォード白熱教室」(ティナ・シーリグ教授) 第8回放送(最終回)-最終課題のプレゼンテーションと全体のまとめ
・・姉妹編の「佐藤けんいち@ケン・マネジメント代表  公式ブログ」にアップした記事



<ブログ内関連記事>

【アタマの引き出し】のつくりかたワークショップ を開催します (2011年7月5日 19時 東京八重洲)

「ハーバード白熱教室」(NHK ETV)・・・自分のアタマでものを考えさせるための授業とは

ダイアローグ(=対話)を重視した「ソクラテス・メソッド」の本質は、一対一の対話経験を集団のなかで学びを共有するファシリテーションにある

「◆未来をつくるブック・ダイアログ◆『国をつくるという仕事』 西水美恵子さんとの対話」に参加してきた-ファシリテーションについて

"try to know something about everything, everything about something" に学ぶべきこと

「三日三月三年」(みっか・みつき・さんねん)




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