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ネット上で名言(迷言?)を発見した。
「空気は読むものじゃない、吸うものだ」
某理系男子の発言である。座布団三枚、に値するな(笑)。
この国の閉塞感をもたらしている原因のひとつに「空気」の存在があることは、このブログでも『「空気」と「世間」』(鴻上尚史、講談社現代新書、2009)の書評などをつうじて何度も書いてきた。
とくに若者たちが「空気」を読め、という見えない圧力のなかで萎縮している状況は、看過できないものがある。
もちろん「空気」は読めた方がいいにきまっているが、とはいっても「空気」を読んでばかりしているのでは、生産的な議論はいつまでたってもできやしない。
そんな状況でこの名言(迷言?)を口にしてみてはどうだろうか。
「空気は読むものじゃない、吸うものだ」
出典は、日経ビジネスオンラインに掲載されている、「理系クンが書くマニュアルが読みづらい理由『私の夫は理系クン』鼎談・その1」である。
もちろん、「空気は読むものじゃない、吸うものだ」といったとき、その場の「空気」がどうなるか、当方はいっさい関知しない。
「空気」が一気になごむかもしれない。あるいは、「空気」が一気に冷え込むかもしれない。
誰か試してみませんかね(笑)。