『俺はまだ本気出してないだけ』、自分のことをいいわけするわけじゃないけど・・・・
小学館のマンガ月刊誌 IKKI の公式のサイトに、このマンガの紹介文がある。
「俺は漫画家になる」と40歳で会社を辞め、夢を追いかけはじめた大黒(おおぐろ)シズオと、彼に振り回されて「いい迷惑っ!」な家族を巡る、苦笑い哀愁ドラマ――第17回イッキ新人賞「イキマン」受賞作家がおくる男のロマンと哀愁たっぷり、ナイス! おっさんコメディー。
なんともいえない味のあるコミック作品。
40歳すぎた"オッサン"たちはもちろんのこと、40歳になっていないアラサーの男性も女性も、このマンガの味わいは、わかる人にはわかるだろう。わからん人にはわからんだろう。
けっして万人受けする内容とタッチのマンガではないのだが、けっこう癒し系とかいって、じわじわと人気を広げているようだ。東京都心部には、店頭に積み上げている書店もある。
40歳すぎて人生やり直す!?・・・それもなんとなく、というのがこの時代にありそうな、なさそうな・・・いや、余儀なくやり直す、という人のほうが多いだろう。
こんな夢みたいな夢(!)を語っていたら、「オッサン、あんたええ年こいて、アホちゃうか?」、と突っ込み入れられるだろう。
夢を追うといっても、とりわけマンガ家になりたかったというわけでもなく、会社員の人生に飽きたからという理由で?・・・それがこのマンガの主人公だ。しかもバツイチで娘と自分の父親との三人暮らしである。
月刊誌の連載なので、第3巻が現在のところ最新刊だが、ようやく主人公のオッサンはマンガ家デビュー(?)というところまでこぎ着けた。この間に2年たち、オッサンは42歳になった。
もう出るはずの第4巻が、いっこうに出ないんだけど・・・
『俺はまだ本気出してないだけ』、自分のことをいいわけするわけじゃないけど・・・・ね。
オレもいつ芽が出るのか??・・『俺はまだ本気出してないだけ』、といいわけしとくかな・・・もちろん、努力だけはしないとね。
人からみたらどう考えても"瀬戸際人生"、いや"綱渡り人生"にみえようと、本人は自分の内面の声(?)に素直なだけなのだろう。
つねに"ワイルド・サイド"を歩く人生、これはホリエモンが社名変更する前の会社名 On the Edge の人生でもあるね。
みんな、うまく波に乗れるといいんだけどね・・・が~んば!!
マンガ 『俺はまだ本気出してないだけ ①②③』(青野春秋、小学館 IKKI COMICS、2007~)
マンガ 『俺はまだ本気出してないだけ ④』(青野春秋、小学館 IKKI COMICS、2010)
(2016年2月6日 情報追加)
(2012年7月3日発売の拙著です)
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