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2019年4月6日土曜日

マキャヴェッリの『君主論』は「最強の自己啓発書」だ-『マキャベリ兵法-君主は愛されるよりも恐れられよ-』(大橋武夫、PHP文庫、2013 初版 1980)を読む


マキャヴェッリの『君主論』を初めて読んだのは大学時代のことだが、その後もときどき読んでいる。今年(2019年)は、年初から『マキャベリ兵法』(大橋武夫)というタイトルの本を読んでいるが(*)、あらためてマキャヴェッリの『君主論』は「最強の自己啓発書」だと強く思うのである。 

*(注)もともとの原稿は、年初に書いたため、このような表現になっている。

「マキャヴェッリ的」という形容詞は、「非情な」とか「血も涙もない」といったニュアンスで使われるが、じっさいに読んでみると、これほど深く人間と人間が構成する人間社会を深く考察した作品はほかにはないと思わせるものがある。歳を取れば取るほど、その感は強くなる。世の中の酸いも甘いもかみわけてきたからだ。 


つまらない自己啓発書なんか読むより、はるかに役に立つと断言していい。「最強の自己啓発書」というのはそのためだ。ただし、「最高の自己啓発書」とは言っていない。


「最強」ではあるが「最高」ではないというのは、マキャヴェッリが分析し、指摘する事項はまったくもってそのとおりなのだが、使い方にまでは言及していないからだ。つまり倫理は範囲外ということだ。だから、実行する際には非情になる必要があるのだ。 


ただ思うに、マキャヴェッリは、ほんとうは優しい人のではないだろうか。あえて書かなくてもいいことを書いて世に示しただけでなく、活字をつうじて500年後の生きているわれわれにも示してくれているからだ。それは、優しさ以外のなにものでもあるまい。ほんとうに悪いやつだったら、文字に書き残すことなどせず、実行するだけだからだ。 


まあ、そんな感想はさておき、いま読んでいる『マキャベリ兵法-君主は愛されるよりも恐れられよ-』(大橋武夫、PHP文庫)はおすすめだ。  


というのは、著者の大橋武夫氏はすでに故人だが、元帝国陸軍参謀(陸軍中佐)で中国戦線での実戦経験があって、しかも戦後は経営者として経営再建を成功させ、その後は経営評論家として活躍された方だからだ。


『君子論』だけでなく、それ以外のマキャヴェリの著書『ディスコルシ』(別名『ローマ史論』)も含めて、大橋氏がセレクトした発言と大橋氏のコメントがじつに面白くて役に立つ自らの実践と歴史書の裏付けがあるからだ。 

『マキャヴェリ兵法』は、今回はじめて読んでいるのだが、もちろん、原典そのものを読むのがいちばんいい。古典というものは、いつの時代でもあらたな生命をもつからこそ古典なのである。マキャヴェッリは、生きた古典である。







目 次

まえがき
第1部 悪の名言
 第1章 国家
 第2章 君主
 第3章 統率
 第4章 統治 
 第5章 戦略
第2部 プロローグ
 第1章 当時のイタリアの内外情勢 
 第2章 マキャベリの著作 
第3部 政略論(ディスコルシ)
 第1章 国家
 第2章 統治・統率
 第3章 革新
 第4章 戦略
第4章 君主論(プリンシップ) 
第5章 喜劇=マンドラゴーラ


著者プロフィール

大橋武夫(おおはし・たけお)
1906年(明治39年)11月18日 - 1987年(昭和62年)7月13日)は、日本の陸軍軍人、実業家、経営評論家。軍人として第53軍参謀・東部軍参謀等を務め、階級は陸軍中佐に至る。戦後東洋精密工業社長、同社相談役や偕行社副会長を歴任する。独特の「兵法経営論」の提唱者として知られる。『謀略』『統帥』など著書多数。愛知県蒲郡市出身。(Wikipediaなどから編集)








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