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2022年1月9日日曜日

千葉県船橋市ではじめて「国の史跡」に指定された1万年前の縄文遺跡「取掛西貝塚」にはじめて行ってみた(2022年1月8日)-歩いて行ける場所にあるとは、まさに灯台もと暗し!

 
 
「取掛西貝塚」は、千葉県船橋市ではじめて「国の史跡」に指定された1万年前の縄文遺跡だ。

昨年(2021年)11月のことだが、「国の史跡」に指定されたというポスター(下記の写真を参照)を近所のスーパーマーケットとマツキヨに貼ってあるのを見て、はじめてこの縄文遺跡のことを知った。さっそくネット検索してみて、それが1万年前のものであることを知ったのであった。


ところが、それがなんと、うちから歩いて行ける範囲にあることを知ったのは最近のことだ。うかつな話である。新聞を購読していないので、折り込みの広報誌を見ることがないためだろうか。たまたま近所を歩いているときに、Google map 上に「取掛西貝塚」の文字が現れるのを見て、はじめて気がついたのだ。

灯台もと暗し! うかつな話である。愚かな話である。

といっても、近所だからかえって行かないというのはよくある話だ。京都人が意外と京都の神社仏閣を知らないのと似たようなものか。観光地に居住する住人は、観光目的で現地を訪れることなどないのだ。住民にしてみれば、なにが面白くて見に来る人がいるのか、といったところだろう。

(積雪の残る縄文遺跡 筆者撮影)

というわけで、想定外の積雪で路面凍結問題があったが、歯科にいったついでに現地に足を運んでみることにした。実際に行ってみると、すでに一度は通ったことのある場所だった。発掘調査が1999年に始まったようだが、この地に引っ越してきてから周辺調査を兼ねて歩き回っていたのは2009年のことだが、発掘の様子を見た記憶はない。



さて、その「取掛西貝塚」は、住宅地のど真ん中にある。高台である。「縄文海進」の際も高台だったのだろう。おそらく目の前はフィヨルド状の崖になっていたのではないか? 


(縄文遺跡が高台の上にあることが高低差でわかる 船橋市のサイトより)

海辺の直近は避けて高台に住むというのは縄文人の知恵である。したがって、この地は地形的にみて安全地帯であることがわかる。高台なので洪水の心配はない埋め立て地ではないので地盤は固い。地震の心配も低い。

(高台にある縄文遺跡から南側を見下ろした風景 筆者撮影)

(高台にある縄文遺跡から北側を見下ろした風景 筆者撮影)

縄文時代早期前葉の1万年前の世界である。「取掛西貝塚」の名のとおり、1万年前の貝塚が発見されているそうだ。出土品のなかには、動物の骨が並んでおかれた場所も見つかっているという。祭祀の場と思われる。

(【ダイジェスト版】船橋市初の国史跡、取掛西貝塚のことが約3分でわかる!(縄文時代)よりキャプチャ)
 
ところが、祭祀の場と思われるものが発掘されているにもかかわらず、この地に神社が残っているわけではない縄文人の居住した時代のあとは畑になっていたようだ。近年になって宅地開発が進むまで、あっという間に1万年前もたっていたのだ。そもそもこの地帯は、明治維新後にあらたに開発された地域であり、その間は畑はおろか人もあまり住んでいなかったのだ。

(キャプチャ 同上)

1万年など、じつに短い時間だな、と思ってみたりもする。さて、1万年後にはどうなっているのかな、なんて考えたくもなってくる。




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