貸金庫からの10億円を超える窃盗事件で、三菱UFJ銀行の「信頼」が揺らいでいる。内部犯行であることがわかっているのに、いまだに氏名も明らかにされない不自然さ。この事件は氷山の一角の可能性がある。
銀行における使い込み事件といえば、むかしから少なからず発生しているが、貸金庫からの窃盗事件についての記事を読んでいて、映画『紙の月』のことを知った。まだ見ていなかったのでさっそく amazon prime video で視聴することに。126分。
バブル崩壊後の1994年が時代設定。いまからちょうど30年前のことになる。映画は2014年の作品。いまから10年前のことになる。主演は、宮沢りえ。準主役は、小林聡美。1994年当時のことを思い出しながら、映画に見入ってしまう。
たとえ1万円でも(・・いや、そんな言い方は問題だが)、他人様のお金に手をつけたら、後戻りできなくなってしまう・・・
銀行のコンプライアンスが機能不全のような話を聞くが、法令遵守を意味するコンプライアンス以前の、個人の倫理観の問題ではないかという気がしてならない。
とはいえ、いったんタガがはずれてしまうと・・・。「信用」を売り物にしてきた金融機関の「信頼」が揺らいでいる。
PS 三菱UFJ銀行の貸金庫窃盗事件の容疑者の実名が判明
ようやく2025年1月14日、逮捕されたことで実名が 今村由香理(46) と判明した。
(2025年1月20日 記す)
<ブログ内関連記事>
(2023年11月25日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2022年12月23日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2022年6月24日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2021年11月19日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2021年10月22日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2020年12月18日発売の拙著です 画像をクリック!)
(2012年7月3日発売の拙著です 画像をクリック!)
end