NHK大河ドラマ「光る君へ」も、ついに最終回。今回(2024年12月15日)は1時間の放送。 BS1で18時から視聴したが、あっという間の一年間だった。
平安時代が舞台の大河は、もしかして「新・平家物語」以来かな。大河はすべて視聴したわけではないので確実なことは言えないが。 平安時代からはすっかり遠ざかっていたが、ひさびさに平安時代を考えることのできた一年だった。
ラストシーンはなかなか意味深だった。中学や高校の歴史教師は、このシーンはつかえると思う。王朝時代の全盛期には、すでに中世の武家社会が芽生え始めていたことをビジュアルで象徴的に示している。
『源氏物語』は、高校時代に歌人の与謝野晶子訳の「与謝野源氏」で読んで以来、今年はs瀬戸内寂聴訳の「寂聴源氏」を読みたいと思っていたのだが、今回もまたかなわず・・・
しかも、関連書籍もほとんど読めなかったのも残念。まだ余韻のあるうちに、ドラマの時代考証を担当された倉本一宏氏の『紫式部と藤原道長』(講談社現代新書、2023)と『藤原道長の日常生活』(同、2013)だけは読んでおきたい。ドラマと史実のズレを知っておきたいからだ。
古文好きのわたしは、高校時代に王朝物語はかなり読んでいるのだが、もしまた大河なり連続ドラマで平安時代が取り上げられるなら、ぜひ『伊勢物語』を期待したいものだ。
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空蝉
伊勢物語が・・
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