「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

◆「アタマの引き出し」つくりは "掛け算" だ : 「引き出し」 = Σ 「仕事」 × 「遊び」
◆酒は飲んでも飲まれるな! 本は読んでも読まれるな!◆ 
◆一に体験、二に読書、その体験を書いてみる、しゃべってみる!◆
◆「好きこそものの上手なれ!」◆

<旅先や出張先で本を読む。人を読む、モノを読む、自然を読む>
トについてのブログ
●「内向きバンザイ!」-「この国」日本こそ、もっとよく知ろう!●

■■ 「むかし富士山八号目の山小屋で働いていた」全5回 ■■
 総目次はここをクリック!
■■ 「成田山新勝寺 断食参籠(さんろう)修行(三泊四日)体験記 」全7回 ■■ 
 総目次はここをクリック!
■■ 「庄内平野と出羽三山への旅」 全12回+α - 「山伏修行体験塾」(二泊三日)を中心に ■■
 総目次はここをクリック!


「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!

「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!
ビジネス寄りでマネジメント関連の記事はこちら。その他の活動報告も。最新投稿は画像をクリック!



ご意見・ご感想・ご質問 ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、コピー&ペーストでお願いします。

© 2009~2026 禁無断転載!



ラベル 中国SF の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 中国SF の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年1月4日火曜日

中国SFの超大作『三体Ⅲ 死神永世 上・下』(劉慈欣、大森望他訳、早川書房、2020)を年始の3日間で読了。ついに2年かけて「三部作」を読み終えた

 
中国SFの超大作『三体Ⅲ 死神永生 上・下』(劉慈欣、大森望他訳、早川書房、2020)を年始の3日かけて読了。前2作にも劣らぬ、とてつもない壮大なスケールの、このSF作品に圧倒された。  

2年かけて、全部で2000ページ以上におよぶ『三体・三部作』を読み終えたが、なんと言ったらいいのか、「ものすごく遠くから眺めているような感覚」というか、「いま自分がどこにいるのかわからないような感覚」を覚えている。 

『三体Ⅱ 黒暗森林 上・下』を読了して1年たつので、どんな内容だったか忘れていた。あたかも作中の登場人物のように、「人工冬眠」によって1世紀のあいだ眠っていたかのような気分である。読み進めていくうちに、ようやく意識と記憶が解凍し始めるのを覚えた。 

前作の『三体Ⅱ 黒暗森林』は、いまから4世紀後の世界だが、『三体Ⅲ 死神永生』は、そんな半端な未来ではない。太陽系から出て宇宙の果てまで、そして宇宙の終わりまで、はてしなく連れて行かれるのだ。人間の感覚にとっては長期に感じられる「4世紀」という時間も、宇宙全体の歴史からみたら、ごくごく短いタイムスパンに思えてしまう。 

この三部作のベースにある物理学については、もちろんすべてが理解の範囲内ではないが、それでも最後まで読ませる作家としての力量がすばらしい作者の劉慈欣は1963年生まれのエンジニア、わたしとは同世代だ。 原書出版は2010年なので、すでに10年たっているが全世界で評価は高まる一方だ。

それにしても、すごい才能である。構想もすごいが、書き上げるエネルギーもすごい。そして、こんな作品を日本語訳したこともすごい。もちろん、読むのも多大な体力を要したことは言うまでもない。 

これ以上、余計なコメントは差し控えることにしよう。




<ブログ内関連記事>





(2021年11月19日発売の拙著です)


(2021年10月22日発売の拙著です)

 
 (2020年12月18日発売の拙著です)


(2020年5月28日発売の拙著です)


 
(2019年4月27日発売の拙著です)



(2017年5月18日発売の拙著です)

(2012年7月3日発売の拙著です)


 





Clip to Evernote 


ケン・マネジメントのウェブサイトは

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!







end

2019年11月9日土曜日

書評 『三体』(劉慈欣、大森望/光吉さくら/ワン・チャイ訳、立原透耶=監修、早川書房、2019)-このSFはたしかにすごい!


「これはすごい!」として、いま日本で評判になっているという『三体』をついに読了。購入してから3ヶ月、昨日から読み始めて、本日は最後のページまで一気読みで読了。

「たしかに、これはすごい!」としかいいようがない作品だ。

異星文明における「地球外知的生命体」との接触というテーマだが、スケール感がぜんぜん違う地球がその一部である太陽系とは別の、太陽が3つある「三体世界」を舞台の一つにするという構想力。文化大革命時代から始まる中国現代史、天体物理学、ナノテクノロジーなどの科学技術を踏まえた重厚な世界観。いや、宇宙観というべきか。

『三体』(早川書房)は、中国のSF作家・劉慈欣(りゅう・じえん/リウ・ツーシン)氏によるSF大作。2006年に雑誌連載し、2008年に出版された作品だ。三部作の第1作で、2019年7月に出版された日本語訳によれば、中国では三部作合計で2,100万部(!)、英語訳は100万部を越えているとのことだ。英語版は、オバマ前大統領も絶賛という。

スケールが超弩級で、その構想力の大きさに圧倒されるだけではない、「三体世界」を舞台にしたVRゲームのコンテンツも重要な構成要素で、エンターテインメントとしても一気読みさせるものがある。 ディテールの描き込みも精緻で(ただし、天体物理学にかんしては、私には検証しようがないが・・)、しかも人物の描き方に、作家の人生経験が豊富であることが容易に想像される。略歴を見ると、1963年生まれなので、自分とは同世代だ。

こういう超大作が生まれてくる現代中国は、政治状況とは別に、注目しなくてはならないと、あらためて深く感じている次第。現在の日本で、中国SFが注目されているという理由もよくわかる。

途中で挫折している読者も多いと聞いているが、途中から俄然面白くなる作品だと言っておこう。読むに値するSF作品である。

日本語版で400ページ強あるが、これが三部作の第1作だというから、さらに驚きだ。そしてまた、続編を読むのが楽しみだ。








<ブログ内関連記事>

映画 『ブラックパンサー』(2017年、米国)を見てきた(2018年4月1日)-アフリカの架空の国を舞台にしたこのスーパーヒーローものSFアクション娯楽大作映画は、時代の流れを間違えなく変える想像を絶する傑作だ!

映画  『アバター』(AVATAR)は、技術面のアカデミー賞3部門受賞だけでいいのだろうか?

映画 『猿の惑星』の原作は、波乱万丈の前半生を東南アジアで送ったフランスの作家が1963年に発表したSFである


 
(2019年4月27日発売の拙著です)



(2017年5月18日発売の拙著です)


   
(2012年7月3日発売の拙著です)








Clip to Evernote 


ケン・マネジメントのウェブサイトは

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!









end