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2019年7月10日水曜日

7月のトンボ



昨日(2019年7月8日)のことだが、トンボが大量に空を舞っていた。千葉県船橋市内である。

7月にトンボ?! なぜこんな時期に? 不思議な気持ちでいっぱいになる。

背後から30cmくらいまで接近して、接写に成功したが(冒頭の写真)、このトンボの種類はなんでしょうかねえ? 誰か知ってますか?




こんな梅雨のまっただ中に季節外れの異常発生かと思ったのだが、ネット検索すると、7月に発生するトンボもいるらしい。

どうも童謡赤とんぼのせいだろうか、「トンボといえば秋」というのは固定観念に過ぎないのだなあ、と実感した次第でありました。




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2017年9月23日土曜日

「白い彼岸花」をはじめて見た-目の前に現れた現実が固定観念や常識を壊していく


本日9月23日は秋分の日。お彼岸ですね。

お彼岸といえば彼岸花。ちょうどお彼岸の頃に咲く真っ赤な花。葉っぱのない茎だけの植物に毒々しいまでの真っ赤な花が咲く。

お彼岸のことに咲く彼岸花は赤だと思い込んでいましたが、白い彼岸花もあることを生まれてはじめて知りました。散歩中のことです。へえ、という感じです。固定観念を完全に打ち砕かれた思いです。


生まれてはじめて目にした白い彼岸花。でも考えてみれば、白い彼岸花のほうが、白百合みたいに清浄で、仏教っぽいような気もします。

東南アジアの上座仏教圏では仏前に供えるのは白蓮。日本では霊前にふさわしいのは白菊。いずれも共通するのは白。この感覚はアジアでは朝鮮民族以外は共通しています。

彼岸花は真っ赤な花ですが、白い彼岸花もある。赤と白。不思議なコントラストでありますね。固定観念を破るのは、つねに目の前に現れた現実。幻影(まぼろし)ではない現実(うつつ)。写真は、その証拠が残存させる。
  
事実を事実として受け取ることが、あらたな発見と認識の変化をもたらすわけです。そしてそれは仏教的なものの見方でもあります。

これからは、彼岸花といえば赤という「常識」を捨てることにしたいと思います。「気づき」をありがとうございます。合掌。



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2015年12月1日火曜日

つたのからまるチャペル? ― なぜか欧米イメージがまとわりついているが、ツタは日本に自生する植物である



「ツタのからまる」のはチャペルではなく、じつは空き家となった民家です(笑)

ペギー葉山の名曲 「学生時代」(1964年)の歌いだしのイメージがあって、どうしても「ツタのからまる」建物は洋館、つまり西洋風の建築物という根強いイメージがわたしのなかにある。しかも紅葉に色づく「秋の日の図書館」である。

じっさいに「学生時代」で歌われているのはチャペル、キリスト教の礼拝堂である。この歌に登場するチャペルはペギー葉山の母校である青山学院大学のものであるらしい。青学は、プロテスタント系のミッションスクール。メソジスト派である。

さらに日本でも有名な「アイビー・リーグ」(Ivy League)というものがある。アメリカ東部の名門私立大学の総称で、ハーバードやイェール、プリンストンなど6大学をさしている。ツタのからまる建物がある美しいキャンパスというイメージがついてまわるのだが、そんなこともあって、ツタというとどうしても欧米風のイメージが強いのだ。





だが、「ツタ」は日本語である。「蔦」という漢字があてられている。このように、北米だけでなく、日本を含めた東アジアに自生している植物なのだ。一説によれば、他の植物や岩に「つたって」伸びるから「つた」なのだとか。この語源が正しいのかどうかはわからない。

念のために『岩波古語辞典 補訂版』(大野晋他編、岩波書店、1990)で「つた」を引いてみると以下の記述がある。

つた【蔦】 蔓(つる)性の木質の多年草。秋の紅葉が賞美された。「這う--の別れし来れば」<万135>。「常盤木(ときはぎ)に這ひまじれる--の色など」<源氏総角>

なんと、『万葉集』や『源氏物語』にも用例があるではないか! 

たしかに、「蔦屋書店」というのもあるし、そもそもこの屋号は江戸時代の出版人・蔦屋重三郎から取ったものであった。藤(ふじ)もそうだが、日本には蔓性の自生植物が多い。

「ツタ」は英語でアイビー(ivy)という、ということはつまり「ツタ」は日本語なのだが、どうしても欧米風のイメージが固定化してしまっているのは、もしかするとわたしだけではないのではないかと思う。

「つた」がからむのは、あくまでも洋館や洋風建築であって、日本家屋にからまる「つた」は記憶にない。いや、見たとしてもそれを「ツタ」と認識していないだけかもしれないが・・・。

固定観念というイメージはじつに怖いものだ。あらためてそう思った晩秋の一日であった。




<関連サイト>

ペギー葉山 学生時代 (YouTube)
・・歌われているのは一番の歌詞と三番の歌詞のみ

ペギー葉山の「学生時代」(歌詞)
・・発表は1964年(昭和39年)。とくに二番の歌詞に注目


<ブログ内関連記事>

書評 『ミッション・スクール-あこがれの園-』(佐藤八寿子、中公新書、2006)-キリスト教的なるものに憧れる日本人の心性とミッションスクールのイメージ
・・「学生時代」で歌われるチャペル、讃美歌、十字架といったイメージは明治時代以降の日本人、とくに女性のあいだでは好意的に捉えられてきた

書評 『「結婚式教会」の誕生』(五十嵐太郎、春秋社、2007)-日本的宗教観念と商業主義が生み出した建築物に映し出された戦後大衆社会のファンタジー
・・キリスト教的なるものという西洋への憧れは依然として日本女性のなかにポジティブなイメージとして健在

書評 『メイド・イン・ジャパンのキリスト教』(マーク・マリンズ、高崎恵訳、トランスビュー、2005)-日本への宣教(=キリスト教布教)を「異文化マーケティグ」を考えるヒントに

讃美歌から生まれた日本の唱歌-日本の近代化は西洋音楽導入によって不可逆な流れとして達成された
・・日本人は骨の髄まで、いや唱歌=讃美歌の旋律をつうじて、脳髄の隅々まで洗脳されてしまっているのである。これは不可逆な流れであり、もはや手遅れ(?)というべきか

Season's Greetings (2015年12月24日)-なぜヒイラギがクリスマスと結びついているのか?


書評 『代官山 オトナ TSUTAYA 計画』(増田宗昭、復刊ドットコム、2011)-「リアル店舗」における「レコメンド」の意味について考える

ウィステリアとは日本の藤(ふじ)のこと-アメリカでは繁殖力の強い「外来種」として警戒されているとは・・・

街路樹のプラタナスもまた紅葉する

枯葉 Les feuilles mortes
・・フランスの有名なシャンソン

(2016年6月19日 情報追加)


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