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2014年4月24日木曜日

「MOOMIN!ムーミン展 ― トーベ・ヤンソン生誕100周年記念」(松屋銀座)にいってきた(2014年4月23日)



「MOOMIN!ムーミン展-トーベ・ヤンソン生誕100周年記念-」(松屋銀座)にいってきました。会期は2014年4月16日から5月6日まで。

ことしは原作者のスウェーデン系フィンランド人のトーベ・ヤンソン(1914~2001年)の生誕100周年ということで、日本での巡回展だそうです。亡くなってから13年ということになります。

「STAP細胞」で有名になった理研の小保方さんではないですが(笑)、じつはわたしもムーミン好きです。アニメの『ムーミン』を見て育った世代ですからね~ 

♪ ねえムーミン、こっち向いて!

(ムーミントロール立像 写真撮影OK!)

かなりまえのことですが、フィンランドにいったとき「ムーミン・ミュージアム」に行こうと思ったことがあります。そのときは8月の終りでしたが、すでにシーズンではないので閉館になっていたので残念ながら入場できずでした。

会場の松屋銀座会場ですが、それにしても予想を超えていて、驚いたことに来場者のほとんどが女性(!)ということ。平日のお昼に立ち寄ってみたのですが、満員状態で9割9分は女性だったんじゃないかな? 『ムーミン』はやはり「女子力」向上の必須アイテムでしょうか???


(スウェーデン語をそのまま翻訳しなかったのは正解!)

展示品は、挿絵の原画が中心で全部で200点。ペン画で一枚一枚がすごく小サイズなので、近くに寄らないと細かいところまで見れません。

しかも、トーベのイラストのなかのムーミンやその仲間たちはすごく小さい。フィンランドの森が主人公で、ムーミンたちはあくまでもそのなかで生きている「小さな存在」として登場するからでしょう。物語としてはムーミンたちを主人公と思ってしまいますが・・・

(ムーミン物語キャラクター大集合 写真撮影OK!)

来場者のほとんどが女性ですが、「男子」にとってはムーミンもさることながらスナフキンかな?? 子どもの頃、あこがれたなあ。こういう人(?)になりたいと思ってました(笑)

(スナフキンも日本人に発音しやすいネーミングに)

「ムーミン村」のジオラマ(立体模型)もありますよ!

(ムーミン村のジオラマ 写真撮影OK! )

来場者のみなさんにとっての楽しみは、なんといっても会場内でのムーミン関連グッズの販売でしょう。キャラクターとしてのムーミンとその仲間たちは、もはや「生きた古典」といってもいいのでしょうね!

(リトルミイ)



<関連サイト>

トーベ・ヤンソン生誕100周年記念特設ページ - ムーミン公式サイト

会場案内(予定) 
【横浜会場】 2014年10月23日(木)~11月30日(日) <横浜・そごう美術館>
【北海道会場】 2014年12月13日(土)~2015年2月15日(日) <北海道立帯広美術館※>
【新潟会場】 2015年2月28日(土)~5月6日(水・祝) <新潟県立万代島美術館>
【九州会場】 2015年5月23日(土)~7月5日(日) <北九州市立美術館分館>
【大阪会場】 2015年7月25日(土)~9月27日(日) <大阪・あべのハルカス美術館>

「ムーミン展」が松屋銀座で開幕 日本初公開の原画やムーミン谷のジオラマも (ハフィントンポスト、2014年4月17日)

なぜ、ムーミンは日本で一番人気なのか 本国トップが明かす10年で売上高6倍の“裏事情” ――ロレフ・クラクストロム(ムーミンキャラクターズ)インタビュー  (ダイヤモンドオンライン、2015年3月11日)
・・日本で放映されたアニメを否定し、アート性を強調したところからムーミン復活劇がはじまった。ふたたび日本は北欧とならぶムーミン市場に。日本では「ムーミン・テーマパーク」建設も検討中

ムーミンパークが"埼玉の奥地"を選んだワケ 成功の要は「非クルマ」の交通アクセス整備 (東洋経済オンライン、2015年7月1日)
・・フィンランド以外では世界初のテーマパーク「Metsa(メッツァ)」が、埼玉県飯能市で2017年に開業予定。メッツァとはフィンランド語で森のこと

Moomin theme park in Japan will open in 2017 ! 
・・ムーミン公式サイトにアップされた記事(2015年6月30日付け)
Metsä (Forest in Finnish), the first Moomin theme park outside Finland, will open at Lake Miyazawa in 2017. The lake Miyazawa is situated at Tokyo metropolitan area, in the city of Hanno(飯能市). The surroundings of the lake remind a lot of Finland where Tove Jansson lived and created the Moomins.
「ムーミンバレーパーク」2019年春グランドオープン!(ムーミン公式サイト)

ムーミンニュース テーマパーク(ムーミン公式サイト)

(2015年3月11日、2015年7月1日、2017年11月26日 情報追加)


<ブログ内関連サイト>

フィンランドのいまを 『エクセレント フィンランド シス』で知る-「小国」フィンランドは日本のモデルとなりうるか?
・・「SISU](シス)はフィンランド語で「不屈の魂」のこと。日本語でいえば「ど根性」

書評 『クオリティ国家という戦略-これが日本の生きる道-』(大前研一、小学館、2013)-スイスやシンガポール、北欧諸国といった「質の高い小国」に次の国家モデルを設定せよ!

IKEA (イケア) で北欧ライフスタイル気分を楽しむ-デフレ時代の日本に定着したビジネスモデルか?

「ふなばしアンデルセン公園」にはじめて行ってみた(2014年4月6日)-デンマーク王国オーデンセ市と千葉県船橋市が姉妹都市となって25年

ピーター・ラビット(Peter Rabbit) の絵本

バッグス・バニー(Bugs Bunny)-米国アニメのウサギ

本の紹介 『人を惹きつける技術-カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方-』(小池一夫、講談社+α新書、2010)


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2010年2月22日月曜日

本の紹介 『人を惹きつける技術-カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方-』(小池一夫、講談社+α新書、2010)




「キャラ」を起てよ!-あまりにも読みやすいので、読み飛ばしてしまってそれで終わり、というのでは実にもったいない

 マンガは主人公の「キャラ」ですべてが決まる。キャラが起てば、ドラマや物語はあとからついてくる。そう主張して実践してきたプロの劇画原作者による、クリエーター志望者のための、実践的「キャラ」の創り方。

 非常に読みやすいので、あっという間に読み終えてしまうのは、この本自体が語り口調で書かれていることと、著者による「つかみ」が実に優れているからだろう。また人間心理の洞察力、旺盛な好奇心など、マンガ原作者として40年以上にわたって最前線を走り続けてきた実績が有無をいわさぬ説得力をもっているためだろう。

 『子連れ狼』『クライイングフリーマン』など数々のヒット作を生み出してきた著者のいうことは、すべてが具体的で、抽象的な話はいっさいない。

 この本は、マンガ家を目指している人のために、1977年から著者が主催している「劇画村塾」大阪芸大での「キャラクター原論」の講義録を一般向けに公開したものだ。

 この本のなかで繰り返し強調されているのは、マンガなら最初の7ぺージ映画や演劇なら最初の3分で人の心をつかまなければ、誰も最後まで読まないし、最後まで見ないという厳然とした事実である。

 あくまでもお客さんに受け入れられてなんぼの世界である。自己満足ではカネにならない

 カギとなるのは主人公のキャラであり、主人公を間接的にもりたてる役割を果たすライバルであり、引き回し役である。

 では主人公の「キャラを起てる」にはどうしたらいいのか。著者自身が原作者となった数々のマンガや、弟子たちのマンガ作品から、実例を具体的に紹介している。第2章 ヒットするキャラの「三角方程式」、第3章 ヒットキャラが持つ「九ヵ条」、第4章 キャラを魅力的にする「プロファイリング」、第5章 キャラクター作りのマル秘テクニック。

 具体的なテクニックは直接読んでのお楽しみ。

 とはいっても、テクニックは読んだだけでは何の意味もない。いろんな場面で実際に応用してみて、はじめてその意味がわかってくるものだろう。この本では一般向けの応用として、相手の立場にたって考えるために、相手のキャラをプロファイリングしたらいいというアドバイスを第4章でしているが、応用をそれだけにとどめていてはもったいない。

 マンガ家でも、プロのクリエーターでなくても、ビジネスパーソンにもクリエーター的センスが求められる時代となっているからだ。

 あまりにも読みやすいので、読み飛ばしてしまってそれで終わり、というのでは実にもったいない。自分の関係する世界で、著者のアドバイスやテクニックをどう活かしていくか、日々考えるためのヒントにしたいものだ。


<初出情報>

■bk1書評「キャラを起てよ!-あまりにも読みやすいので、読み飛ばしてしまってそれで終わり、というのでは実にもったいない」投稿掲載(2010年2月19日)





<書評への付記>

 「キャラクター」の省略形である「キャラ」というコトバは、すでに日本語に定着したといってもいいだろう。英語のキャラクターは、もともと「性格」という意味だが、「キャラ」と短縮形で使うとき、それは「際だった個性」のことを意味している。
 あの芸人は「キャラが立っている」とか、本社の××さんは「キャラが濃いいからなあ」、とか日常的によく使う表現になっている。

 私がこの本を取り上げるのは、マンガ家や脚本家などクリエーターだけに「小池理論」を限定させていてはもったいない、と思うからだ。
 小池一夫原作のマンガはどちらかといって劇画が中心なので、男性週刊誌をよむ男性サラリーマンなら原作者として知らない人はいないと思う。
 出版社サイドも、マンガ家志望者やクリエーターだけでなく、広く一般人向けに売りたいという希望があって、『人を惹きつける技術』なんてタイトルにしたのだろう。
 
 米国では会社に雇われる勤め人が減少し、日本語でいえば自営業、あるいはフリーエージェントとでもいうべき人たちが増えている。これは自らそう望んだというよりも、景気の悪化で余儀なくされた結果ではあるが、self-employed(自営)は、自分で仕事を取っていかなければならないので、自分自身を「キャラ」化する必要に迫られる。「一人法人」でも同じことだ。
 私自身も現在コンサルティングで起業準備中であり、自分をいかに「キャラ起ち」させるか、日々考えを練っているところである。
 そのためにも、小池理論による「キャラの創り方」は、分身としてのキャラ創りだけでなく、自分自身をいかに「キャラ」にするかのための、よい手引きになると思うのだ。

 「セルフ・ブランディング」なんて難しい表現使うよりも、ひとことで自分を「キャラ」化する、といったほうがインパクトも強い。今後、日本も米国と同じ途を進むことになるだろうから、個人も「キャラ立ち」しなくてはならないのだ!

 買って読んで損のない一冊でしょう。おすすめです。


<参考サイト>

小池一夫公式ホームページ
  ●新書「人を惹きつける技術」が発売されました。(2010年1月20日)




            



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