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2023年2月7日火曜日

書評『だまって座れば ― 観相師・水野南北一代』(神坂次郎、新潮社、1988)― 膨大なデータをもとに人相と運勢の相関関係を発見した「観相師」の生涯

 

『だまって座れば ―  観相師・水野南北一代』(神坂次郎、新潮社、1988)という歴史小説を読んだ。これはじつに面白い作品だった。最後まで楽しんで読むことができた。  

作家の神坂次郎(こうさか・じろう)は、かつて『元禄御畳奉行の日記 ー 尾張藩士の見た浮世』(中公新書、1984)がベストセラーとなって、わたしもその昔読んでいる。このほか、『今日われ生きてありー知覧特別攻撃隊員たちの軌跡』(新潮社、1985)はかなり以前に文庫版で読んだ。

昨年2022年9月16日に95歳で亡くなっている。じつに多作の作家であった。

 『だまって座れば ー 観相師・水野南北一代』は、人相判断を科学の域まで高めた「観相師」の一代記である。 

南北というと『東海道四谷怪談』の鶴屋南北を想起するが、こちらは水野南北である。江戸時代後期に生きた同時代人だが、まったくの別人である。鶴屋南北は江戸の人、水野南北は大坂の人であった。 


■人相判断を科学の域まで高めた「観相師」

水野南北(1760~1834)という人物のことは、『江戸時代の小食主義 ー 水野南北『修身録』を読み解く』(若井朝彦、花伝社、2018)という本で、はじめてその存在を知った。

運を呼び寄せ、長生きしたけりゃ、小食に徹すべしという内容だ。その通りに実行はできない内容ではあるが、その趣旨には大いに賛同している。




その水野南北は「観相師」であった。人相判断である。人相を見て運勢を判断するのが観相師。易者ではない。

学問を積んだ学者ではない。もともと極道として入牢経験もある人物であり、ストリート・スマートというべき人物であった。 

死相が見えると指摘されたことにショックを受け、その指摘を行った乞食僧のもとで、人相判断の原理を3日かけて学んだあと、「万人観相」せよという師のアドバイスに従って人間観察の旅に出る。 過去の中国で書かれた専門書の知識ではなく、生きた現実世界のなかで直接自分の目で徹底的に観察せよ、ということだ。

大坂から江戸に出て、さらに石巻沖の金華山で仙人修行もしている。日々の生活は、南蛮渡来と称する秘薬の販売で立てていたという。 



■フィールドワークで膨大なデータを収集し脳内データベース化

人相と運勢の関係について、問題意識をもって仮説検証するには、一定以上のデータを集める必要がある。水野南北は、どうやってそれを実行したのか、それが大いに興味をそそられるのである。

「万人観相」を肝に銘じて、10年近いフィールドワークにおいて膨大な数の男女の顔と人体をサンプルとして観察している。「万人」というが、おそらくサンプル数は1万人ではきかなかったのではないか?

本人はそんな概念など知りもしないだろうが、「帰納法」で人相と運勢の「相関関係」を発見、脳内データベースを瞬時に駆使して、限りなく100%に近い精度で運勢を言い当てることが可能になった人物である。 

そのフィールドワークの内容がまたすごいのだ。まずは「髪結い」で3年過ごして人相と運勢の関係を徹底的に観察している。髪結いとは、現代でいえばヘアサロンのことである。お客との会話で情報を聞き出すのである。 

人相が重要で、とくに眼が最重要だが、つねに見えている顔以外の要素も重要だと悟って、湯屋(=風呂屋)で三助となって、男女の人体と人相の関係をくまなく観察すること3年(ただし、女性については別途の手段も併用しているという)。さらに、死因と運勢の関係を研究するために葬儀場で3年過ごしているのだ。 

その徹底ぶりには驚くばかりである。現代風にいえば、文化人類学で使用される「参与観察法」の手法そのものである。 

とはいえ、メモなんて取らないのである。いや取れる現場環境ではなかろう。だから、すべてを脳内で反芻し、相関関係を見いだして脳内でデータベース化して記憶していくのだ。下手に学問なんかないから可能だったのかもしれない。 

まさに経験科学であり、統計学の知識をもたない統計学者であったというべきだろう。裏世界にも熟知した、人間観察を極め尽くした人でもある。観相師として大成功し、全国各地から弟子が集まってきたという。 


(『江戸時代の小食主義』より。神坂次郎の本によれば、本人もあまり人相がよくないことは自覚していたという)


もてる知識を弟子たちに直接教えただけでなく、出版によって惜しむことなく広く世間に公開している。素晴らしいではないか。 それだけ自信があったのだろうし、また世の中に広めたいという意識も強かったのだろう。



■水野南北の説いた「小食主義」

そんな水野南北が最終的にたどりついた極意が「食の一条」である。運勢を変えるためには、小食に徹すべしと思想のことだ。運勢とは、その人が生きてきた軌跡そのものであり、それは何を食べてきたかでもある。

その思想は、19世紀後半から20世紀初頭に活躍したルドルフ・シュタイナー(1861~1925)の思想を想起させるものがある。唯物論者フォイエルバッハの「人間は、食べるところのものである」を援用して、人間は肉体だけでなく、その精神も、その人がなにを食べてきたかで決まってくると説いている。

水野南北に戻れば、太陽の気の「天の相法」と「食の相法」が密接に関係していることに開眼したのが、伊勢における21日間の断食行の最終日であったという。 

太陽神である内宮の天照大神(あまてらすおおみかみ)と食物の神である外宮の豊受大神(とようけおおかみ)。伊勢神宮ならではの開眼である。 

話としてちょっと出来過ぎのような気がしなくもないが、水野南北本人がそう書いているのだから、そうなのだろう。 

水野南北の観相は、運命をいい当たるだけでなく、凶相を逆転させ良い方向に転換させるアドバイスを行うものであったらしい。これまた素晴らしいではないか。人を脅かして弱みにつけ込むような輩とは、まったく違うのである。苦労人だけに、人情味のある人だったらしい。 

そんな水野南北は、弟子たちには「水野」も名乗らせず、「南北」の文字を使うことも禁止していたという。「一代限り」としていたからだ。これまた素晴らしい。 

ところが、女性を見る目がぜんぜんなっていなかったらしい。観相師で人相判断ができるのに、女性関係にはことごとく失敗している。これまた天の配剤というべきか、人間というのは面白い。 

江戸時代の時代小説というと、「江戸」を舞台にしたものばっかりだが、この作品は主要な舞台が徳川幕府の直轄地であった「大坂」であり、セリフも大阪弁であるのがたいへん良い。もっとも、聞くのと違って、目で読む大阪弁はややわずらわしいのだが・・。 

時代考証もかなりしっかりなされており、なによりも作家自身がこの水野南北という人物を好きであることが、じかに伝わってくる。もちろん、わたしもさらに水野南北に対する関心が深まることになった。 


(画像をクリック!)



<ブログ内関連記事>

■参与観察法








■大坂で活躍した人びと



■「人間は、食べるところのものである」



・・二宮尊徳も成田山で21日間の断食修行を行っている


■ひらめき



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2013年9月28日土曜日

月刊誌 「クーリエ・ジャポン COURRiER Japon」 (講談社)2013年11月号の 「特集 そして、「理系」が世界を支配する。」は必読!-数学を中心とした「文理融合」の時代なのだ


月刊誌 「クーリエ・ジャポン COURRiER Japon」 (講談社)の最新号(2013年11月号)の 「そして「理系」が世界を支配する。」はじつに面白い特集だった。

アメリカでは、名門ハーバードですら人文系(humanities)の人気が下がっているという。就職で有利にならないからだ。人文系教育を中心にした小規模リベラルアーツ・カレッジでも状況は同じらしい。

もともと遅れて近代化を開始して日本は、欧米先進国へのキャッチアップを至上命題としてきたため、実用性の高い工学部が法学部が最重視されてきた。就職に直結しない人文系は低い扱いを受けてきた。だから最初このタイトルをみたときは、日本みたいになってきたのかな、と思った。

だが、アメリカの状況はそうではない。数学の重要性がかってないほど大きくなりつつあるというのだ。その理由はビジネス界におけるビッグデータにある。

ビッグデータとは、膨大なデータを収集分析することによって、いままで見えてこなかった相関関係を複雑なアルゴリズムにもとづいた統計的手法によって発見し、経験や勘に頼らない意思決定を行うことをさしている。膨大な量のデータを解析するため市販のソフトウェアでは処理不可能で、データ・アナリストという専門家が必要とされる。

そのデータ・サイエンティスト人気が沸騰しているのがいまのアメリカの現状であり、後追い的に日本でも人気が高まりつつある現状だ。いまもっともセクシーな職業(!?)とさえいわれている。

データ・アナリストになるには、統計学はもちろんのことコンピュータサイエンスや数学といった基礎的な学問だけではなく、世の中のもろもろについて通じている必要がある。分析対象が人間のかかわる現実社会である以上、たんなる技術オタクだけではデータを的確に読み取ることもできないからだ。

だから、人文系専攻の人気は急速に低下しているのである。学問としての必要がないわけではないが、就職先がないのでは仕方あるまい。そう考えている学生がアメリカでは少なくないらしい。

キーワードは、数学を中核においた「文理融合」というべきだろう。


■アングロサクソン世界における確率論的思考

「因果関係よりも相関関係」で考える! 編集長の冨倉氏は後記で特集のキモを的確に要約している。

時間差メカニズムが本質の因果関係が解明できなくても、2つの事象のあいだに相関関係があることがわかれば、それがビジネスの現場であればアクセルを踏み込めばいい。極論すればそういうことだ。むしろ過度に因果関係にこだわると足をすくわれることがある。

なぜなら、これは統計学や確率論をやっていれば「常識」であるが、相関関係イコール因果関係ではないからだ。統計的な相関関係は、かならずしも因果関係ではないのだ。日本人がよく理解していないのはこの点だ。

そもそもアメリカを中心としたアングロサクソン世界では確率論的思考が重視されてきた。人間社会は因果律に支配されているのではなく、未来は確率論により選択された意思決定によってつくられていくものである、と。

ビジネスの世界では生産管理は当然のこととして、それ以外のマーケティングにおいても統計学が重視されてきたし、全体的にその傾向がある。

ある意味では、アングロサクソン的思考そのものが理系の思考とは親和性が高いと思われる。実験と観察を重視し、しかも観察は多面的かつ複眼的に行うことが当然のこととされている。集合知という発想はコンピュータの処理能力アップが前提ではあるが、アングロサクソン的思考そのもののようだ。

いまアメリカではビッグデータ時代になってからデータアナリストの人気がうなぎのぼりで、必然的に統計学や数学が重視される傾向にあるわけだが、20数年前にアメリカの理工系大学のMBAコースにいたわたしの個人的印象ではかならずしもそうではなかった。

アメリカでは理系人気が落ち込み、ユダヤ系やインド系を除くと、一般的に白人のアメリカ人は数学が弱いという印象をわたし個人としてもっていた。だから、英語がそれほど得意ではない日本人でも、日本人としては平均レベルの高校数学さえできれば留学生活はなんとかやり過ごせるのだ、と(笑)

だが、この認識を改めなくてはいけないようだ。それほどアメリカでは急激に変化しつつあるのだ。


■「私立文系」の受験に数学の復活を!

そもそも、西洋文明においては古代ギリシア以来、リベラルアーツのなかに数学はしっかりと位置付けられている。有名なプラトンの学園には、「幾何学を学ばざる者この門をくぐるべからず」という額がかかっていたのであった。

だから、アメリカにおいても、もともと数学や理科はリベラルアーツ教育においても重視されてきたのだ。全体に安直な志向のなか数学を勉強する者が減っていたのであろう。だが、とくに2008年のリーマンショック以来、そんなことを言っていられない状況にあるということだ。

「理系」というのが日本語独特の表現で、「理系」と「文系」という区分じたい日本だけである。「文理融合」とならなくては日本には未来はない。

「私立文系」というカテゴリーは大学受験予備校がつくりだしたものだが、大学受験に数学がない(!)という状況は異常である。受験に数学をいれると受験生が減少し、その結果、受験料収入が減少してしまうという私学経営者の懸念は理解できなくはないが、日本全体のレベル底上げという大義はしっかりと理解していただきたいものだ。

英語だけではない。数学も必要なのだ。英語ができる生徒は数学もできるというのは、日本でもむかしからよく知られている「相関関係」の事例ではないか!

英語と数学に共通するもの、それはロジックである。論理的思考である。

わたしはこの10年以上、ことあるごとに数学の重要性を主張してきた。「黒船」というわけではないが、海の向こうのアメリカからやってくる大きなうねりによって、ようやく大学教育における数学重視の姿勢が生まれてくるのではないかと期待している。

日本の教育関係者のみなさんには、ぜひこの「特集 そして「理系」が世界を支配する」をすみずまで読んで危機感をいだき、そして数学の重要性について覚醒していただきたいと願う次第だ。





目 次

PART 1 世界のルールは「理系」が作る

●数字がすべての世界で、私たちは「アルゴリズムの奴隷」になるのか
●情報量の爆発的増加で ニュースの読まれかたも変わる
●世界を震撼させた「新時代の予言者」ネイト・シルバーとは何者か
●米国の名門大学が育成に力を注ぐビッグデータの〝魔術師〞とは
●ハーバードの学生たちに広がる急激な「文系離れ」の波紋
●ウォール街を 支配しているのは、経済学者ではなく数学者たちだった

◆Interview-1 大栗博司|物理学者
米国の「理系学生」たちの優秀さは日本の学生とは比べものになりません
◆Interview-2 竹内薫|サイエンスライター
 〝文系バカ〞になりたくないなら まず統計を学ぶことから始めよう

PART 2 「理系」は世界をこう見ている

●もし「数学オタク」のアラフォー女性が世界的IT企業のCEOになったら
●「理系」の億万長者たちが夢見るあまりに過激な「未来予想図」
●シリコンバレーの政界進出で米国の産業構造が塗り替えられる!?
●〝経験〞や〝勘〞なんかに頼らない
●グーグル流「革命的ベンチャー投資法」
●「2045年、すべての病は治療可能になり、他人の脳と〝連結〞できるようになる」
●ビッグデータは人間の脳を超えるのか「まったく新しい人工知能」の衝撃

◆Interview-3 安宅和人|ヤフーCSO
 これからのビッグデータ時代に「必要とされる人材」の条件とは
◆Interview-4 青木薫|翻訳家
〝文系人間〞でも楽しめる必読「理系の教養本」ガイド

その他は省略



<関連サイト>

 「クーリエ・ジャポン COURRiER Japon」 (講談社)2013年11月号
http://courrier.jp/contents/courrier108.html

経営者よ「因果関係」は追うな!「相関関係」を見よ-「ビッグデータ」伝道師が日本企業に告ぐ (ダイヤモンドオンライン 2014年3月20日)

「技術革新で仕事の5割が消滅」20年後の社会 (ハフィントンポスト 2014年1月20日 執筆者 Michael Rundle 47% Of All Jobs Will Be Automated By 2034, And 'No Government Is Prepared' Says Economist)

機械学習革命 的中したビル・ゲイツの予言 (日経コンピュータ、2014年8月4日~8日)
・・「自ら学習するマシンを生み出すことには、マイクロソフト10社分の価値がある」。 米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏は今から10年前の2004年2月にこう語った。 その時は来た。 米グーグルや米アップル、米フェイスブックといった先進IT企業は今、コンピュータがデータの中から知識やルールを自動的に獲得する「機械学習」の技術を駆使し、様々なイノベーションを生み出し始めている。 これらは来たる機械学習革命の、ほんの序章に過ぎない。 機械学習の本質は、知性を実現する「アルゴリズム」を人間の行動パターンから自動生成することにある」

Keen On-『第二の機械時代(The Second Machine Age)』の著者にデジタル経済が進展する中での人間の役割を聞く (TechCrunch、2014年2月14日)

Artificial intelligence meets the C-suite Interview|  (McKinsey Quarterly, September 2014)
・・「Technology is getting smarter, faster. Are you? Experts including the authors of The Second Machine Age, Erik Brynjolfsson and Andrew McAfee, examine the impact that “thinking” machines may have on top-management roles.」  『第二の機械時代』の共著者ブリニョルフソンとマカフィーをまじえた座談会。エグゼクティブははたして生き残れるか?という議論で、ある起業家は、「機械にできることは機械にまかせるという発想はアウトソーシングの発想と同じだ」と喝破している。 

(2014年9月11日 情報追加)



<ブログ内関連記事>

書評 『コンピュータが仕事を奪う』(新井紀子、日本経済新聞出版社、2010)-現代社会になぜ数学が不可欠かを説明してくれる本

書評 『1億人のための統計解析-エクセルを最強の武器にする-』(西内啓、日経BP社、2014)-ビジネスパーソンなら誰もが使えるはずのエクセルでデータ分析が可能となる

書評 『グーグル秘録-完全なる破壊-』(ケン・オーレッタ、土方奈美訳、文藝春秋、2010)-単なる一企業の存在を超えて社会変革に向けて突き進むグーグルとはいったい何か?

書評 『2045年問題-コンピュータが人間を超える日-』(松田卓也、廣済堂新書、2013)-「特異点」を超えるとコンピュータの行く末を人間が予測できなくなる?
・・アメリカの発明家でフューチャリスト(=未来研究者)のレイ・カーツワイルがその議論の中心

書評 『失われた歴史-イスラームの科学・思想・芸術が近代文明をつくった-』(マイケル・ハミルトン・モーガン、北沢方邦訳、平凡社、2010)
・・コンピュータの処理手順を意味するアルゴリズムは、9世紀の科学者アル・フワーリズミーのラテン語読みがなまったものである

本の紹介 『ユダヤ感覚を盗め!-世界の中で、どう生き残るか-』(ハルペン・ジャック、徳間書店、1987)
・・「自分でプログラムを組んでいてわかることは、これはまさしくタルムード思考の、例の複雑な論理そのものの現実化ではないか、ということである。ある条件ではこうしてみる、ある条件ではこんなふうにするということが、複雑に関連し合って絡み合うことが、本当にタルムード的なのである」、と著者は言う

書評 『知的複眼思考法-誰でも持っている創造力のスイッチ-』(苅谷剛彦、講談社+α文庫、2002 単行本初版 1996)

What if ~ ? から始まる論理的思考の「型」を身につけ、そして自分なりの「型」をつくること-『慧眼-問題を解決する思考-』(大前研一、ビジネスブレークスルー出版、2010)

書評 『山本覚馬伝』(青山霞村、住谷悦治=校閲、田村敬男=編集、宮帯出版社、2013)-この人がいなければ維新後の「京都復興」はなかったであろう
・・「砲術家だけに数理的能力が高く、経済にも明るかった理詰めの人。余談になるが、江戸時代の日本では数学がブームだったという背景を知っておくことが必要だろう。カネがかからないひまつぶしとして、数学の難問を解くことが一般庶民レベルまで流行っていたらしい」 

書評 『シゴトの渋滞学』(西成活裕、新潮文庫、2013)-数学者が数式をつかわずに書いた読みやすくて役に立つ実用書

映画 『マネーボール』 をみてきた-これはビジネスパーソンにとって見所の多い作品だ!
・・「メジャーリーグ球団のひとつ、カリフォルニア州北部にフランチャイズのあるオークランド・アスレティクス(Oakland Athletics)の GM(=ゼネラル・マネージャー)として球団経営に数字とロジックを持ち込んで、劇的な V字回復を果たした44歳の中年男の実話(ture story)に基づいた映画」クーリエの特集でも取り上げられているネイト・シルバー(Nate Silver)がデータ・アナリストのモデルといわれる 

シリコンバレーだけが創造性のゆりかごではない!-月刊誌 「クーリエ・ジャポン COURRiER Japon」 (講談社)2012年1月号の創刊6周年記念特集 「未来はMITで創られる」 が面白い

書評 『ネット・バカ-インターネットがわたしたちの脳にしていること-』(ニコラス・カー、篠儀直子訳、青土社、2010)

書評 『教養の力-東大駒場で学ぶこと-』(斎藤兆史、集英社新書、2013)-新時代に必要な「教養」を情報リテラシーにおける「センス・オブ・プローポーション」(バランス感覚)に見る

ビジネスパーソンに「教養」は絶対に不可欠!-歴史・哲学・宗教の素養は自分でものを考えるための基礎の基礎

(2014年9月11日 情報追加)


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