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2010年12月6日月曜日

本日12月6日は「聖ニコラウスの日」




 本日12月6日は「聖ニコラウスの日」である。

 聖ニコラウス(=ミラのニコラオス)とはキリスト教の聖人、紀元4世紀に活躍したキリスト教の教父で、ローマ帝国統治下の小アジアの都市に生まれた。345年12月6日に没したといわれている。海運の守護聖人でもあるという。

 実は、聖ニコラウスは、サンタクロースなのである!

 あごひげを伸ばした聖ニコラウスが、なぜか白いあごひげのサンタクースのおじいさんに変じて今日に至るというわけだ。いろいろ説はあるが、欧州において、民間信仰とキリスト教が混淆した結果のようだ。

 ロシアなど東方正教会はもちろんのこと、ドイツでも南部のカトリック地帯では 12月25日のキリスト降誕祭であるクリスマスよりも、12月6日の聖ニコラウスの日のほうが盛大に祝われるらしい。

 ニコラウスは、ギリシア語ではニコラオス、ドイツ語ではニコラウス(Nikolaus)、英語では聖ニコラス(Nicholas)、フランス語ではニコラ(Nicholas)、ロシア語ではニコライ、となる。

 東京メトロの千代田線の新お茶の水駅の長いエスカレーターで地上に出ると、東方正教会のニコライ堂がある。ニコライ堂をロシア正教のものと思っている人も多いだろうが、東方正教会では国家を一単位としているので日本正教会のものである。



 ところで、千代田線の新お茶の水駅のエスカレーターの長さは日本有数だと思うが、モスクワの地下鉄(メトロ)を思い出させるものがある。



 ただし、決定的な違いがある。エスカレーターのスピードが全然違うのだ。日本のエスカレーターのスピードになれた人間には、モスクワの地下鉄のエスカレーターは速すぎて、乗るのが怖いくらいだ。

 長いエスカレーターに乗るとモスクワを思い出すが、逆にスピードが遅すぎるようにも思う。新お茶の水駅のエスカレーターは片道2本あるので、1本を高速レーンにしてもらいたいものだ。

(聖ニコラウス(玉川大学教育博物館所蔵))


 冒頭で、本日12月6日は聖ニコラウスの日だといった。

 実は本日は、不肖わたくしの生誕日でもある。お祝いのコトバの数々ありがとうございます!この場を借りてお礼申し上げます。
 
 Wikipedia には「12月6日」という項目があり、この日に起こった出来事と、この日に生まれた人のリストが掲載されている。

 たとえば、鶴田浩二(1924年生まれ、俳優、故人)、キダタロー(1930年生まれ、作曲家 "ナニワのモーツァルト")、宍戸錠(1933年、俳優)、勝谷誠彦(1960年、ジャーナリスト)などなど、多彩な有名人たちも同じ誕生日だと知ると、好き嫌いは別にして、なぜか親しみを感じるものだ。
 ヤクルトスワローズのプロ野球選手・佐藤賢(1981年)も同じ誕生日だが、名前の読み方は さとう・まさる、漢字だけだとそっくりだが私ではありません(笑)。

 さらに付け加えると、不名誉な話題で時の人になってしまった 11代市川海老蔵(1977年生まれ)もきょうが誕生日。さぞかし苦い誕生日になってしまったことだろう。「身から出たサビ」とはいえ、気の毒なことだ。荒事は舞台のうえだけにしておかないといけませんな。

 意外な人が同じ誕生日であるとわかって面白い。

 みなさんも、自分の誕生日を検索してみたらいかがですか?!





<関連サイト>

St. Nicholas Institute
・・なんとプロのサンタクロース養成の「聖ニコラウス学院なるものがある!

12月6日は聖ニコラスの日(Swiss Info 2002年12月6日)



<ブログ内関連記事>

書評 『聖母マリア崇拝の謎-「見えない宗教」の人類学-』(山形孝夫、河出ブックス、2010)

本日(2013年7月25日)は「聖ヤコブの日」-サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の道(El Camino de Santiago de Compostela)

書評 『治癒神イエスの誕生』(山形孝夫、ちくま学芸文庫、2010 単行本初版 1981)-イエスとその教団の活動は精神疾患の「病気直し」集団のマーケティング活動

成田山新勝寺「断食参籠(さんろう)修行」(三泊四日)体験記 (6) 断食三日目は、成田山祇園会の山車と市川海老蔵丈夫妻の結婚奉告参詣
・・たまたまその当日に成田山の境内にいた私は、2010年7月9日の市川海老蔵夫妻の結婚奉告参詣を目撃した


P.S. たまたまこの投稿が本年 333本目となった。自分の誕生日にトリプルスリー、なんともラッキーで目出度いゾロ目がでた。ツイてる、かな?!(2010年12月6日)

PS2 「関連サイト」と「ブログ内関連記事」を追加した(2013年12月3日)


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