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2010年12月28日火曜日

動物は野生に近ければ近いほど本来は臆病である。「細心かつ大胆」であることが生き残るためのカギだ




 動物は野生に近ければ近いほど本来は臆病である。

 数日前、建物の軒下で毛づくろいをしていたこのノラネコの写真を撮るために、そっと背後から近づいた。いざカメラを構えて撮影したそのとき、ノラネコと目があったとたん、このネコは猛ダッシュで逃げ去った。こいつは絶対に警戒を緩めないネコなのだ。
 撮影は当然のことながらズームアップである。

 ノラネコでも、人になついてエサを求めて人に媚びるようになると野性味が失われる。
 ノラネコでも、絶対に人になつこうとしない、野性味を維持したネコがいる。人間が住む環境を離れてノラネコは生存できないのだが、・・

 写真に写っているのは、後者の絶対に人になつこうとしないノラネコである。まずもって面構えが違う。

 このノラネコは、私が彼のテリトリーに入ったことを感知したその瞬間、脱兎のごとく(・・ネコだから脱猫というべきだが、こういう表現はない)逃げ去って、10メートルほど先に立ち止まった。そしてこちらの一挙手一投足を監視している。遠くから身構えながら当方の動きをうかがっている。しかも、いつでも次のアクションに移れるような臨戦態勢で。



 ノラネコは、けっしてじぶんより大きな動物である人間に立ち向かってくることはない。ノラネコは、自分より小さなネズミなどの小動物しか狙わないのだ。

 野生動物ほど臆病で、慎重な行動をするものはない。
 しかし一方で、これほど大胆な行動をする生き物もいない。獲物を狙うときの慎重なノラネコ、そして間合いを縮めて照準を定めたとたんに、一気に飛びかかる狩人であるノラネコ。

 人間の行動をさして「細心かつ大胆」という形容詞があるが、人になつこうとしないノラネコの行動に同じである。
 それはつまるところ、「生きのびるチカラ」の一つなのであろう。






(2012年7月3日発売の拙著です)








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