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2023年8月11日金曜日

書評『孤闘 三浦瑠璃裁判1345日』(西脇亨輔、幻冬舎、2023)ー まさに著者の魂の叫びが一気に書かせた、被害者による自分語りのノンフィクション

 

離婚調停という、まさにプライバシーにかかわる事項をSNSで暴露し、ひとりの男の心を踏みにじった超有名人。 

このまま自分の心にふたをして、やりすごしたのでは、自分が自分でなくなってしまう。そんなことをしたら、これからの人生を後悔して過ごすだけだ。 

弁護士資格をもっていたテレ朝の法務部社員は、サラリーマンとして勤務しながら、弁護人をつけずに一人で裁判を戦うことを決意する。自分の存在証明のために。その足かけ3年に及ぶ裁判の全記録である。読者は、著者の言動と感情の動きをつぶさに再体験することになる。

まさに著者の魂の叫びが一気に書かせた本である。 そこまで自分をさらけ出すのは、さぞつらいものがあったことだろう。だが、そうしなければ自分のケジメがつけられなかったのであろう。 よく心が折れてしまわなかったな、と感嘆する。

サラリーマンとしての出世も、幸せな人生もすべて捨てた。だから、得るものはなくても、後悔はない。まさに「わが事において後悔をせず」という宮本武蔵の境地だろうか。

最終的に最高裁まで闘って勝訴を勝ち取った裁判ものとして、被害者による自分語りのノンフィクションとして、読ませる本であった。 




目 次 
序章 一枚の写真
第1章 はじまり
第2章 闘いへの日々
第3章 第一審
第4章 控訴審
第5章 最高裁へ
あとがき


著者プロフィール
西脇亨輔(にしわき・きょうすけ)
株式会社テレビ朝日総務局法務部員。弁護士。1970年千葉県生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格し司法修習(第47期)を修了した後、1995年、アナウンサーとしてテレビ朝日へ入社。「ニュースステーション」レポーター、「やじうまプラス」等の番組を担当して12年半アナウンサーを務めた後、同僚であった女子アナとの結婚を機に、2007年に同社法務部へ異動した。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものに加筆)


<関連サイト>

・・ゲストとして『孤闘 三浦瑠璃裁判1345日』の著者である西脇亨輔氏が登場。本に書かれた内容について語っている。


(2023年11月27日 情報追加)


<ブログ内関連記事>

・・泉房穂はテレビの世界の出身者で、その後1997年に弁護士資格を取得。奇しくも、西脇亨輔と似た経歴をもつことに気がついた



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