『政治はケンカだ 明石市長の12年』(泉房穂、聞き手=鮫島浩、講談社、2023)。 いまもっとも「熱い男」が元明石市長の泉房穂氏。
暴言発言でバッシングされたものの、証臣民からの絶大な支持を受けて再選、3期12年にわたる明石市長の職を終えてからは、Twitter(現在はX)や YouTube など、ネットを中心に露出も増えている。
帯にあるように「議会、政党、宗教団体、市役所職員、マスコミ・・・」と戦ってきた12年を熱く語る。
YouTube で関西弁のマシンガントークによるナマの声を視聴することは可能だが、あらためて活字になった内容を読むと、元明石市長の戦いの内容とその原点がよく理解できる。 音声メディアと活字メディアの違いである。編集を経た活字の力は大いにある。
マスコミや知識階層の人間は、やたら「民主主義の危機」とか「民主主義が死につつある」とか、まことしやかに口にしたがるが、民主主義はけっして死んだわけでない。政治改革は国政レベルではなく、草の根の地方からの再生が可能である。 そのことを実感させてくれる。
そのことを身を以て立証してきた元明石市長の戦いを陰ながら、心から応援したい。
著者プロフィール泉房穂(いずみ・ふさほ)1963年、兵庫県明石市二見町生まれ。県立明石西高校、東京大学教育学部卒業。NHK、テレビ朝日でディレクターを務めた後、石井紘基氏の秘書を経て、1997年に弁護士資格を取得。2003年に民主党から出馬し衆議院議員に。2011年5月から2023年4月まで明石市長。「5つの無料化」に代表される子ども施策のほか、高齢者・障害者福祉などにも注力し、市の人口、出生数、税収をそれぞれ伸ばして「明石モデル」と注目された。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。
<ブログ内関連記事>
(2022年12月23日発売の拙著です)
(2022年6月24日発売の拙著です)
(2021年11月19日発売の拙著です)
(2021年10月22日発売の拙著です)
(2020年12月18日発売の拙著です)
(2020年5月28日発売の拙著です)
(2019年4月27日発売の拙著です)
(2017年5月18日発売の拙著です)
(2020年5月28日発売の拙著です)
(2019年4月27日発売の拙著です)
(2017年5月18日発売の拙著です)
(2012年7月3日発売の拙著です)
ツイート
ケン・マネジメントのウェブサイトは
ご意見・ご感想・ご質問は ken@kensatoken.com にどうぞ。
禁無断転載!
ツイート
ケン・マネジメントのウェブサイトは
ご意見・ご感想・ご質問は ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。
禁無断転載!
end