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2018年11月6日火曜日

JBPress連載コラム第38回目は、「山伏になって「死からの再生」を体験してみよう-山形・出羽三山で参加した「山伏修行体験塾」(2018年11月6日)


JBPress連載コラム第38回目は、山伏になって「死からの再生」を体験してみよう-山形・出羽三山で参加した「山伏修行体験塾」(2018年11月6日)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54560

今回は、成田山の「断食参籠修行」に引き続き、同じ年(2010年)の秋に参加した出羽三山での「山伏体験塾」について紹介したいと思う。 

これもまた「断食」と同様、「非日常体験」であり、しかも意図的に心身に厳しい制約条件を課すことによって精神的な覚醒を促す、日本型修行の一つの形でもある。 

このコラムが、「一度くらいは山伏を体験してみたい」と考えている人、日本型修行のあり方に、なんらかのヒントを得たいと思っている人に参考になれば幸いである。 

(つづきは本文で) ⇒ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54560

次回のコラム公開は、11月20日(火)です。お楽しみに!







<ブログ内関連記事>

JBPress連載コラム第37回目は、「苦しいのは最初だけ、3泊4日の「断食修行」体験記-成田山新勝寺で挑戦した本格的断食」(2018年10月23日)

「庄内平野と出羽三山への旅」 全12回+α - 「山伏修行体験塾」(二泊三日)を中心に (総目次)

カラダで覚えるということ-「型」の習得は創造プロセスの第一フェーズである




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2018年10月23日火曜日

JBPress連載コラム第37回目は、「苦しいのは最初だけ、3泊4日の「断食修行」体験記-成田山新勝寺で挑戦した本格的断食」(2018年10月23日)


JBPress連載コラム第37回目は、「苦しいのは最初だけ、3泊4日の「断食修行」体験記-成田山新勝寺で挑戦した本格的断食」⇒ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54425

私自身が8年前に実体験した「断食修行」について具体的に語ってみたい。


断食を体験した場所は、千葉県成田市にある成田山新勝寺の参籠堂である。ダイエットとデトックスだけならファスティングで問題はない。これに、それに加えてスピリチュアルが加わると断食になる

「断食修行」に関心のある方に参考となれば幸いである。

(つづきは本文で) ⇒ 
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54425


次回のコラム公開は、11月6日(火)です。お楽しみに!








<関連サイト>

(参考)大本山成田山の公式サイト「断食修行」  https://www.naritasan.or.jp/lecture/danjiki.html を参照

   

<ブログ内関連記事>

成田山新勝寺「断食参籠(さんろう)修行」(三泊四日)体験記 (総目次)


「成田山開基1080年記念大開帳」の初日に成田山新勝寺に参詣(2018年4月28日)-運の良いことに「お練り行列に遭遇!

   
成田山新勝寺の 「柴灯大護摩供(さいとうおおごまく)」に参加し、火渡り修行を体験してきた(2014年9月28日)

不動明王の「七誓願」(成田山新勝寺)-「自助努力と助け合いの精神」 がそこにある!




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2018年10月9日火曜日

JBPress連載コラム第36回目は、「楽園ビーチリゾートの衝撃的「奇祭」を知っているか 今年も始まったプーケットの「ベジタリアンフェスティバル」(2018年10月9日)


JBPress連載コラム第36回目は、「楽園ビーチリゾートの衝撃的「奇祭」を知っているか 今年も始まったプーケットの「ベジタリアンフェスティバル」⇒ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54300

今回も、JBPressの編集部による「リード文」がついてますので、そのまま引用しておきましょう。 


世界的なビーチリゾート、タイのプーケット島で、知る人ぞ知る「奇祭」が開かれていることをご存じだろうか。宗教者たちが顔や体に刃物や串を突き刺し、血を流しながら練り歩く。この危険きわまりない過激な祭りは、実は「ベジタリアンウィーク」のイベントだ。想像の上をいく東南アジアの多様なベジタリアンライフを紹介する。(JBpress)

10月8日から、タイやマレーシアなど東南アジアの華人世界で「九皇爺誕」が始まった。英語では、「ベジタリアンウィーク」と呼ぶ。10月17日までの9日間、肉食を断ち菜食を行うことになる。

「九皇爺誕」は、華人世界の民間信仰である道教にもとづく祝祭だ。信仰の対象は「九皇大帝」という神様。北斗七星に補弼(ほひつ)二星を加えた「北斗九星」を神格化した神様である。その生誕日にちなみ、九皇爺誕は太陰太陽暦である農事暦9月の一番はじめの9日から始まる。

九皇爺誕は、中国南部の沿海部の福建地方からの移民とともに、東南アジアの華人世界に受け継がれてきた。タイでは、これを「キンジェー」と呼んでおり、華人世界の道教信仰を超えた拡がりを見せている。

今回は、タイの「キンジェー」を取り上げて、東南アジアのベジタリアンライフについて紹介したいと思う。現在の日本では、カタカナ表現の定着に現れているように、ベジタリアンというと先端的な欧米風ライフスタイルという通念が一般にできあがっているが、菜食生活のべジタリアンライフは、もともとインドを中心にしたアジアで生まれたものである。


(つづきは本文で) ⇒ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54300


次回のコラム公開は、10月23日(火)です。お楽しみに!



<ブログ内関連記事>

「タイのあれこれ」 全26回+番外編 (随時増補中)

タイのあれこれ(9)-華人系タイ人の"キンジェー"(齋)について

書評 『食べてはいけない!(地球のカタチ)』(森枝卓士、白水社、2007)-「食文化」の観点からみた「食べてはいけない!」

「生命と食」という切り口から、ルドルフ・シュタイナーについて考えてみる

エコノミー(=サード・クラス)利用で、お金を一銭もかけずに、ちょっとだけ特別扱いされる方法




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2018年10月4日木曜日

映画『クレイジー・リッチ!』(2018年、米国)を見てきた(2018年10月3日)-21世紀は英語を話す新世代「アングロ・チャイニーズ」の世紀である


映画『クレイジー・リッチ!』(2018年、米国)を見てきた(2018年10月3日)。米国では大ヒットだという。オリジナルのタイトルは Crazy Rich Asians、本年2018年の製作公開のハリウッド映画だ。じつに面白い映画だった。

この映画の特徴は、なんといってもハリウッド映画であるにかかわらず、登場人物のほぼ100%が中国系のアジア人であることだ。 しかも彼らは、完璧なアメリカ英語を話す。

主人公の女性レイチェル・チューはニューヨーク大学(NYU)で教鞭を執る中国系アメリカ人の経済学教授で、専攻はいま流行の行動経済学。完璧なアメリカ英語を話すニューヨーカー。恋人役の男性ニコラス・ヤンは彼女の同僚で、なんとスーパーリッチなシンガポールの不動産王の跡取り息子であった、という設定。つまるとことはロマンティック・コメディ。 

同じチャイニーズであっても、個人重視の中国系アメリカ人と家族重視の華人系シンガポーリアンではカルチャーが違い、一般ピープルとスーパーリッチでは当然のことながらカルチャーが違う。そのカルチャーギャップと、そこから生じるカルチャーショックによるゴタゴタが面白いのだ。 

基本的にシンデレラストーリーというべきなのだが、山あり谷あり、そしてまた大どんでん返しの結末で、最後の最後まで大いに楽しめる120分。本日はTOHOシネマズの「レディースデー」だったからかどうかはわからないが、観客は圧倒的に女性が多かった。ある意味、嫁(候補)と姑(候補)戦争のような普遍的ストーリーでもあるからだろうか。 だが、この映画はいろんな見方が可能だ。



米国のトランプ大統領が仕掛けた「米中経済戦争」がいま旬のトピックだが、それはあくまでも中国共産党が支配する大陸中国の話。チャイニーズは、中国大陸以外にも世界中に分散しており、とくに東南アジアとアメリカに集中していることは「常識」にしておくべきことだろう。いわゆる「華僑華人」である。英語でいえば Overseas Chinese だ。

経済力をもち英語を話すチャイニーズが、世界の主流になっていることは間違いない。「アングロ・チャイニーズ」と言い換えていいかもしれない。そしてこの映画にでてくるような華人系「スーパーリッチ」が実際に存在することも「常識」にしておきたい。だから、こんな映画が製作可能なのだ。 

もちろんコメディなのでやたら誇張や戯画化も多いとはいえ、この映画が描き出している世界は、「日本人が知らない世界」として見ておくべきなのだ。 そういった観点から、ビジネスパーソンも見ておくべき映画だと言っておきたい。

まあ、そんな話はさておき、ロマンティック・コメディとして大いに楽しめる娯楽映画である。こんな映画が、人種も民族にも関係なく米国で大ヒットしていているのだ。実際に映画館で見て、その理由がよくわかった。

すでに2017年には、登場人物のほとんどすべてがアフリカ人とアフリカ系アメリカ人の ハリウッド映画 『ブラックパンサー』(2017年、米国)が米国で大ヒットしている。そして、登場人物のほとんどすべてが中国系アメリカ人と華人系新がポーリアンのハリウッド映画が大ヒットした。

つぎは、インド系アメリカ人とインド人が登場人物のほとんどを占めるハリウッド映画が大ヒットすることになるのだろうか?






<関連サイト>

映画『クレイジー・リッチ!』公式サイト(日本語版)

Crazy Rich Asians トレーラー(英語版)(YouTube)


<ブログ内関連記事>

■シンガポール

書評 『中国は東アジアをどう変えるか-21世紀の新地域システム-』 (白石 隆 / ハウ・カロライン、中公新書、2012)-「アングロ・チャイニーズ」がスタンダードとなりつつあるという認識に注目!

書評 『プラナカン-東南アジアを動かす謎の民-』(太田泰彦、日本経済新聞出版社、2018)-東南アジアに関心のある人は必読!

巨星墜つ リー・クアンユー氏逝く(2015年3月23日)-「シンガポール建国の父」は「アジアの賢人」でもあった

書評 『ハーバードの「世界を動かす授業」-ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方-』(リチャード・ヴィートー / 仲條亮子=共著、 徳間書店、2010)

書評 『アマン伝説-創業者エイドリアン・ゼッカとリゾート革命-』(山口由美、文藝春秋、2013)-植民地解体後の東南アジアで生まれた「アマン」と「アジアン・リゾート」というライフスタイルとは?

「タイガーバーム」創業者の「タイガー・カー」(改造車)

「タイガー・ビア」で乾杯!!

華人世界シンガポールの「ハウ・パー・ヴィラ」にも登場する孫悟空-2016年の干支はサル ③


■米国の中国系アメリカ人

エスニシティからアメリカ社会を読み解く-フェイスブック創業者ザッカーバーグというユダヤ系米国人と中国系米国人のカップルが写った一枚の結婚写真から

JBPress連載コラム16回目は、「「米中G2時代」の現実から目をそらしてはいけない-日本人が想像する以上に長くて深いアメリカと中国の関係」(2018年1月2日)


■白人がほとんど登場しないハリウッド映画が大ヒットした


映画 『ブラックパンサー』(2017年、米国)を見てきた(2018年4月1日)-アフリカの架空の国を舞台にしたこのスーパーヒーローものSFアクション娯楽大作映画は、時代の流れを間違えなく変える想像を絶する傑作だ!





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2018年9月26日水曜日

あきづき(秋月)、この梨がうまい!-お尻を見れば「あきづき」とわかる


幸水から豊水へ、そして秋月(あきづき)へ。中秋の名月でしたね。十五夜ですね、梨の季節も中盤に入って、いよいよ真打ちの登場。あきづき、です。秋月、です。

毎年おなじことを書いてますが、この梨はうまい! 甘くて旨い。古代日本語では、あまい=うまい。だけど、お値段は高い(^_-) 一ヶあたり300円前後。安くはありません・・・

千葉県以外の販売状況は知りませんが、産地の千葉県北西部では店頭に並んで普通に販売されております。まあ、産地ならではの役得。地産地消であります。いや正確にいえば「千」産「千」消(と、千葉県では、このフレーズを推奨)。 もし店頭で見つけたら、ためらうことなく買って味わってみることをおすすめしますよ!

どの銘柄の梨も似たようにみえるかもしれませんが、あきづきはお尻(?)を見れば一目瞭然です(写真)。あとは、食べてみるだけ。ぜひ食べてみてください。


<ブログ内関連記事>

"あきづき" という梨の新品種について (2009年9月17日)




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JBPress連載コラム第35回目は、「今こそ日本が振り返るべき100年前の海軍の活躍-第1次世界大戦で地中海に派遣された帝国海軍、そのミッションとは?」(2018年9月25日)


JBPress連載コラム第35回目は、今こそ日本が振り返るべき100年前の海軍の活躍-第1次世界大戦で地中海に派遣された帝国海軍、そのミッションとは?」⇒ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54159

今回も、JBPressの編集部による「リード文」がついてますので、そのまま引用しておきましょう。 


日本人の多くはあまり認識していないが、日本は第1次世界大戦に「連合国」の一員として参戦し、戦勝国となった。その際、日本が受け持った重要な作戦の1つに、ドイツの潜水艦「Uボート」から連合国の船舶を護衛するミッションがあった。『ビジネスパーソンのための近現代史の読み方』の著者、佐藤けんいち氏は、日本は100年前に「海を守った」経験を改めて振り返り今に役立てるべきだという。(JBpress)

帝国海軍は青島攻略作戦だけではなく、英国からの要請で2つの重要な作戦に参戦している。それは“太平洋全域とインド洋におけるドイツ艦隊の追跡”と、“地中海における護衛艦作戦”である。

前者は、青島港を母港とするドイツ東洋艦隊を太平洋全域とインド洋から駆逐して、船舶運航の安全を確保する作戦であり、後者は、日本から遠く離れた地中海で、ドイツの潜水艦「Uボート」と武装商船による「通商破壊作戦」から連合国の船舶を護衛する作戦であった。

今回はこの2つの作戦を取り上げて、英国や米国、そして日本のような「海洋国家」にとって海軍の存在意義がどこにあるのか、なぜ日本は「第2次世界大戦」で敗戦国となったのかについて、考えるヒントを提供したいと思う。

地政学的に考えれば、日本の生存にかかわる「シーレーン防衛」問題は、100年前も現在も変わらないのである。

(つづきは本文で) ⇒ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54159


次回のコラム公開は、10月9日(火)です。お楽しみに!



<ブログ内関連記事>

JBPress連載コラム第34回目は、「日本に住みつき「技術」を伝えたドイツ人捕虜たち 戦場は中国・青島、第1次世界大戦で戦った日本とドイツ」(2018年9月11日)

潜水艦もの映画を2本続けて見たー『Uボート』と『原子力潜水艦浮上せず』は、艦長のリーダーシップに注目!

「第一次世界大戦」の勃発(1914年7月28日)から100年-この「世界大戦」でグローバル規模のシステミック・リスクが顕在化

「サラエボ事件」(1914年6月28日)から100年-この事件をきっかけに未曾有の「世界大戦」が欧州を激変させることになった

書評 『毒ガス開発の父ハーバー-愛国心を裏切られた科学者-』(宮田親平、朝日選書、2007)-平時には「窒素空中固定法」で、戦時には「毒ガス」開発で「祖国」ドイツに貢献したユダヤ系科学者の栄光と悲劇




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2018年9月17日月曜日

潜水艦もの映画を2本続けて見たー『Uボート』と『原子力潜水艦浮上せず』は、艦長のリーダーシップに注目!


ドイツ映画の『Uボート』(1981年)のディレクターズカット版(1996年)と、アメリカ映画の『原子力船浮上せず』(1977年)をDVDで2本続けて見た。

ずいぶん前だが、冷戦時代の米ソ対立を潜水艦の世界を舞台に描いた、トム・クランシー原作でショーン・コネリー主演の『レッド・オクトーバーを追え』は見ているが、上記2本は見たことがなかったからだ。見たいと思いながらも、ずいぶん月日がたってしまった。



『Uボート』は、ドイツが第一次世界大戦から実戦投入した潜水艦だ。Uボートとは、ドイツ語の Unterseeboot の略。Untersee とは、英語でいえば under the sea のことである。水面下を航海するボートということになる。

「通商破壊作戦」で多大な成果をあげて、「7つの海」を支配していた英国を中心とする連合国を震え上がらせた存在であった。「無差別潜水艦作戦」の宣言によって、図らずも米国の参戦を招いて、結果的にドイツの敗戦につながったことは「意図せざる結果」の実例として数えることができるだろう。あまりにも強すぎるドイツが、かえってドイツ敗戦をもたらした皮肉。

映画『Uボート』は、舞台背景は第二次世界大戦末期、ドイツの敗色が濃くなりつつあった時代、占領地フランス北部の軍港から出航したUボートの最期までが描かれる長編映画である。

ディレクターズカット版の『Uボート』は209分ときわめて長い。3時間以上もある。正直いってくたびれた。見るのに体力を要する。だが、後半の1/3の、攻撃によって海底に沈没したU96潜水艦が自力で浮上を試みるシーンは、重苦しくて精神的圧迫感を受けながらも、手に汗握る思いがした。予想外のラストシーンには、さすがヨーロッパ映画だな、という感慨をもつ。予定調和でハッピーエンドが常道のハリウッド映画にはありえない結論だ。

『Uボート』で印象的ななのは、艦長はじめ士官クラスが、ときおり英語を交えてしゃべっている点である。潜水艦内で「遥かなティペラリー」(It's a Long Way to Tipperary)を合唱するシーンもあった。交戦国の英国で、第一次世界大戦で流行した歌謡曲である。いったん航海が始まれば、完全に艦長が支配する世界となる潜水艦においては、ヒトラーに迎合する姿勢がいっさい見られないのである。



『原子力船浮上せず』(原題は Gray Lady Down)は、日本語タイトルどおり、大型船との接触事故でノルウェー沖の大西洋の海底に沈没した潜水艦が、紆余曲折を経ながら救助される救出作戦とを描いた作品だ。退役間近で最後の航海となった艦長のリーダーシップと、部下の犠牲に直面して苦悩する内面を描いたものでもある。こちらも重苦しくて精神的圧迫感を受けながらも、手に汗握る思いで最後の最後まで引きつけられた。

第二次世界大戦で猛威を振るったドイツ海軍のUボートはディーゼルエンジン、1970年代のアメリカ海軍は原子力エンジン。1970年代の米国の原子力潜水艦(・・これは、まさに米ソ冷戦時代)と比べると、1940年代のディーゼルエンジンのUボートがなんと牧歌的なことか、という印象を受ける。

映像を見ていると、基本性能だけでなく。居住性の違いも歴然としている。Uボートの居住性の悪さは、かなり印象的だ。バラストを海水だけでなく、隊員の移動でおこなっている。

この2つの映画に共通するのは、「沈没した潜水艦」が浮上するというテーマだ。ジブラルタル海峡の強行突破作戦に失敗し、連合軍の攻撃で沈没してしまった『Uボート』では、自力での再浮上に成功し、大型船との衝突で海底に沈没した『原子力潜水艦浮上せず』では救出作戦によってかろうじて隊員が脱出できる設定になっている。

「沈没した潜水艦」は、文字通り「鉄の棺桶」状態。浮上できなれば全員死ぬことになる。兵と下士官 だけでなく士官クラスにも、パニックで精神に変調を来してしまう者がでてくるのも当然だろう。

結局のところ、乗組員の命が助かるかどうかは艦長のリーダーシップ次第なのだということなのだ。沈着冷静な態度に徹し、弱音は絶対に部下の前では吐かない、弱気な態度は絶対に部下の前では見せない。弱気は不安を呼び起こすからだ。 

潜水艦映画とは、つまるところ「リーダーシップの教科書」なのだな、と。








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『レッド・オクトーバーを追え!』のトム・クランシーが死去(2013年10月2日)-いまから21年前にMBAを取得したRPIの卒業スピーチはトム・クランシーだった

マンガ 『沈黙の艦隊』(かわぐちかいじ、講談社漫画文庫、1998) 全16巻 を一気読み

映画 『キャプテン・フィリップス』(米国、2013)をみてきた-海賊問題は、「いま、そこにある危機」なのだ!

海上自衛隊・下総航空基地開設51周年記念行事にいってきた(2010年10月3日)
・・潜水艦を発見するための対潜哨戒機の練習基地

書評 『平成海防論-国難は海からやってくる-』(富坂聰、新潮社、2009)-「平成の林子平」による警世の書

書評 『海洋へ膨張する中国-強硬化する共産党と人民解放軍-』(飯田将史、角川SSC新書、2013)-事実を淡々と述べる本書で正確な認識をもつことが必要だ




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2018年9月16日日曜日

山崎豊子の最後の小説であり遺著となった『約束の海』(2014年刊行)-未完の作品だが読む価値あり


山崎豊子の最後の小説であり遺著となった『約束の海』を読んだ(注*)。ちょうどいまから30年前の1988年、海上自衛隊の潜水艦と遊漁船が衝突して多くの犠牲者が出た「なだしお事件」をモデルにした小説だ。

主人公は28歳の潜水艦勤務の海上自衛隊士官等身大の主人公であるがゆえに読ませるものがある(しかも自分とは1歳違いだ)。構想段階では第三部まであったようだが、第一部が完成した段階で著者が亡くなった。そのために遺著となってしまったが、読み応えのある小説だった。

読んでいて思い出したが、30年前の「なだしお事件」での自衛隊バッシングは、それはもうひどいものだった時代背景は冷戦末期で、主人公たちは日本海でソ連の原子力潜水艦を追尾する任務を遂行している。小説の第一部はベルリンの壁が崩壊した時点で終わる。
   
著者は「あとがき」で、とりわけ取材に苦労したと書いているが、苦労しただけあって海上自衛隊の潜水艦と勤務にかんする記述のディテールが詳しい。それだけでも読む価値のある作品となっている。

ずいぶん昔のことだが、元大本営参謀でシベリア抑留から帰国後に伊藤忠会長にまでなった瀬島龍三をモデルにした大作『不毛地帯』がビジネスパーソン必読書(!)として推奨されていたので読んだことがあるが、もしかすると、この作品がそれにつぐものとなったかもしれないと思うと、残念な気がしないでもしないではない。

とはいえ、未完に終わった『約束の海』は、読んでいろんなことを考えさせる作品だ。一気に読んでしまった。


*2018年5月31日にFBに投稿したもの。加筆修正を加えた上で、ここに再録することにした。




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■日本の「海防」

書評 『平成海防論-国難は海からやってくる-』(富坂聰、新潮社、2009)-「平成の林子平」による警世の書

書評 『海洋国家日本の構想』(高坂正堯、中公クラシックス、2008)-国家ビジョンが不透明ないまこそ読むべき「現実主義者」による日本外交論

書評 『日本は世界4位の海洋大国』(山田吉彦、講談社+α新書、2010)-無尽蔵の富が埋蔵されている日本近海は国民の財産だ!


■「仮想敵国」はソ連から中国へ

書評 『尖閣を獲りに来る中国海軍の実力-自衛隊はいかに立ち向かうか-』(川村純彦 小学館101新書、2012)-軍事戦略の観点から尖閣問題を考える

書評 『海洋へ膨張する中国-強硬化する共産党と人民解放軍-』(飯田将史、角川SSC新書、2013)-事実を淡々と述べる本書で正確な認識をもつことが必要だ

書評 『語られざる中国の結末』(宮家邦彦、PHP新書、2013)-実務家出身の論客が考え抜いた悲観論でも希望的観測でもない複眼的な「ものの見方」




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