「アタマの引き出し」は「雑学」ときわめて近い・・日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた・でん)に学ぶものとは?

◆「アタマの引き出し」つくりは "掛け算" だ : 「引き出し」 = Σ 「仕事」 × 「遊び」
◆酒は飲んでも飲まれるな! 本は読んでも読まれるな!◆ 
◆一に体験、二に読書、その体験を書いてみる、しゃべってみる!◆
◆「好きこそものの上手なれ!」◆

<旅先や出張先で本を読む。人を読む、モノを読む、自然を読む>
トについてのブログ
●「内向きバンザイ!」-「この国」日本こそ、もっとよく知ろう!●

■■ 「むかし富士山八号目の山小屋で働いていた」全5回 ■■
 総目次はここをクリック!
■■ 「成田山新勝寺 断食参籠(さんろう)修行(三泊四日)体験記 」全7回 ■■ 
 総目次はここをクリック!
■■ 「庄内平野と出羽三山への旅」 全12回+α - 「山伏修行体験塾」(二泊三日)を中心に ■■
 総目次はここをクリック!


「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!

「個」と「組織」のよい関係が元気をつくる!
ビジネス寄りでマネジメント関連の記事はこちら。その他の活動報告も。最新投稿は画像をクリック!



ご意見・ご感想・ご質問は ken@kensatoken.com にどうぞ。
お手数ですが、コピー&ペーストでお願いします。

© 2009~2026 禁無断転載!



ラベル アメリカ文化 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル アメリカ文化 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年6月25日火曜日

高校時代に購入して読んで、大いに感心した『サーカスが来た! ー アメリカ大衆文化覚え書き』(亀井俊介、文春文庫、1980)は、いまなおアメリカを知るための必読書だ

 

高校時代の1980年に購入して読んで、大いに感心したのがこの『サーカスが来た! アメリカ大衆文化覚え書き』(亀井俊介、文春文庫、1980)という本だ。  

「19世紀アメリカの大衆文化」について書かれた本だが、21世紀の現在も、アメリカがこの時代の延長線上にあることがわかる、すぐれた内容の名著である。 

なんといっても北米大陸は広い。わたしも滞米中には東海岸から西海岸まで鉄道(=アムトラック)とバス(=グレイハウンド)をつかって陸路で「大陸横断」を2回行っているが、じつに広大なのである。 

このような広大な大陸で、移動式のエンタメであるサーカスや、文字ではなく「しゃべり」の文化である巡回講演会が発展したのは北米ならではなのである。巡回講演会は現在でも各種のセミナーの原型である。巡回講演会の講師は、エマソンのようにキリスト教の牧師から転身した人も少なくない。 

先日のことだが、ひさびさに必要があって引っ張り出してきて、44年ぶり(!・・それだけ持ち続ける価値のある本なのだ)、その一部を読んだ。 

大筋はさておき、もちろん細かい内容などまったく記憶から消えていたが、事実関係の究明に徹した詳細な記述はじつに濃いものがあることが読んでいてわかった。人名などの固有名詞は、聞いたことのないようなものばかりである。忘れてしまって当然である。 

「あとがき」によれば、もともと原本は1976年に東京大学出版会から出たものだそうだから、基本的に専門書なのである。だからこそ、濃い記述が一貫しているのであろう。

とはいえ、学術書でありながら、一般書として読めるものとなっているのは、文春文庫として再刊されたことからも、それは明らかだとわかる。 

日本とは違って、歴史のきわめて短いアメリカではあるが、そうはいっても現在は過去の延長線上にあり、もちろん未来も現在の延長線上にある。 

歴史を知ることは現在を知ることであり、未来を考えることでもある。19世紀の痕跡は建築物などのハードだけではなく、さまざまな制度やその他ソフト関連として、いまでもいたるところに発見できるはずだ。 

この本をはじめて読んだ頃は、まずは大学に入ることが最優先事項であり、海外留学など考えたこともなかったが、実際に留学が実現してアメリカで暮らし、休暇中には旅をしていた頃、この本の知見は自分の「ものの見方」に大いに役だったのである。 

著者の亀井俊介氏はアメリカ文化研究の泰斗ともいうべき人だが、90歳を越えたいまなお現役で著作を出し続けている。すごいことだなと感心するばかりだ。 



PS その後、岩波同時代ライブラリーから復刊され、現在は2013年に復刊された平凡社ライブラリー版が流通している。 


(画像をクリック!)


目 次(文春文庫版) 
サーカスが来た! ― 世界の驚異を運ぶ機関 
オペラ・ハウスで今夜 ― 大衆演芸の世界 
さすらいの教師たち ― にぎやかな講演運動 
ガンファイターへの夢 ― ダイム・ノヴェルから西部劇へ 
ターザンの栄光と憂鬱 ― 二十世紀のヒーロー 
ハリウッド、ハリウッド ― 希望の星かがやく「聖林」 
ジープに乗って山こえて ― わがアメリカ大衆文化 
あとがき 
解説(鶴見俊輔) 


<ブログ内関連記事>


書評『反知性主義 ー アメリカが生んだ「熱病」の正体』(森本あんり、新潮選書、2015)ー アメリカを健全たらしめている精神の根幹に「反・知性主義」がある


(2025年1月24日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2023年11月25日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2022年12月23日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2022年6月24日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2021年11月19日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2021年10月22日発売の拙著です 画像をクリック!)

 (2020年12月18日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2020年5月28日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2019年4月27日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2017年5月19日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2012年7月3日発売の拙著です 画像をクリック!)


 



ケン・マネジメントのウェブサイトは

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!








end

2024年5月1日水曜日

書評『アメリカは自己啓発本でできている ― ベストセラーからひもとく』(尾崎俊介、平凡社、2024)― 自己啓発書で読むアメリカと日本の大衆文化

 


著者は、「自己啓発書」という分野に目覚め、その分野を主たる研究テーマにして10年というアメリカ文学の研究者。きわめて奇特な人である。

わたしも著者が執筆した学術論文(!)には、『超訳アンドリュー・カーネギー 大富豪の知恵』と『フランクリン 人生を切り拓く言葉』を製作した際には、お世話になっている。 

本書は、そんな著者が一般読者向けに書いた、軽いエッセイ風の読み物である。

自己啓発書好きな人よりも、自己啓発書なんてと思っている人向けの内容だ。とはいえ、著者自身のテイストが全面的に反映している内容なので、違和感を感じる箇所もないわけではない。 



■自己啓発書はアメリカの大衆文化であり、日本の大衆文化でもある

自己啓発書は、まさにアメリカのポピュラー・カルチャー(=大衆文化)そのものだ。そして、日本の大衆文化でもある。

自己啓発書が盛んに出版され読まれているのは、アメリカと日本くらいだと著者はいうが、その意味でも日米はよく似た面をもっているといってよい。 

著者は、自己啓発書を大きく分けて2つに分類している。「自助努力系」と「引き寄せ系」である。 

前者の「自助努力系」は、フランクリンの『自伝』以来の正統派の自己啓発書で、アンドリュー・カーネギーの『自伝』もまたそのカテゴリーに分類される。そして、この分野での現時点での集大成とも言うべき存在がコヴィー博士の『7つの習慣』である。 

こちらのカテゴリーは、わたしとしても大いに読むことを薦めたい。人事管理の世界でいう「自己啓発」は、この意味に近い。 

ところが、20世紀になってからの主流は「引き寄せ系」である。これは「スピリチュアル系」とかなりの程度かぶるのだが、「はあ?」という感じのものやトンデモ本も含めてじつに多種多様だ。

「引き寄せ」現象そのものまで否定するつもりはない。というのも、自分自身が経験しているからだ。とはいえ、この手の内容は、まあ話半分で聞き流しておく分には無害というべきかもしもしれない。 

先にもみたように、狭義の自己啓発書はアメリカ生まれの大衆文化というべきだが、日本で受け入れられたのは、もともと日本文化にその素地があるからだろう。

『学問のすすめ』や『自助論』といった形で、明治時代という激動期からその歴史が始まる。 本書でもスポーツ系の自己啓発書として元テニスプレイヤー松岡修造の「日めくり」が取り上げられているが、前近代からの修行や修養の歴史をもつ日本ならではといえるかもしれない。

著者はまったく言及していないが、わたしは「修養書」とされてきた『言志四録』もまた、広義の自己啓発書ととらえて問題ないと考えている。自己修養とスピリチュアルが交差する地点に成立したものだ。



■夢を実現するために「引き寄せ」てしまう力

著者は「あとがきに代えて」で玉川学園の創始者である小原國芳のことを取り上げ、教育者として理想の学園建設という大きな夢を実現させた人物であり、小中学校を玉川学園で過ごした著者はその感化を受けていると述べている。 

なるほど、そういうことか、と。夢を実現するためにさまざまな人を引き寄せてしまう力、それは情熱のもつ力といってもいい。そんな人と直接身近で全人的に接したことがあればこそ、なのだろう。 

一般向け読み物としての性格のためか、「~であろう」という推論にもとづく記述が多いのが気になるものがある。また、スウェーデンボルグがフランクリンに影響を与えている、そんな誤解を与えかねない記述が気にはなる。フランクリンは、むしろフリーメーソン系の自己修養型である。

とはいえ、自己啓発書というカテゴリーが好きな人も、批判的な人も読むとなにかしら得るものがあるのではないだろうか。

少なくとも「教義の自己啓発書」について研究してきた著者の貢献は、少なからぬものがあるといっていいだろう。 


(画像をクリック!)



目 次
はじめに 
1 自己啓発思想の誕生 ― ベンジャミン・フランクリン『自伝』 
2 引き寄せ系自己啓発本の誕生 
3 ポジティブであること 
4 「お金持ちになろう!」アメリカの成功哲学 
5 年長者が人生を説く父から息子への手紙 
6 日めくり式自己啓発本 
7 スポーツ界の自己啓発本 
8 自己啓発本界のトホホな面々 
小原國芳先生のこと ー あとがきに代えて 
年表 
アメリカ・日本の自己啓発本 
参考/引用文献

著者プロフィール
尾崎俊介(おざき・しゅんすけ)
1963年、神奈川県生まれ。愛知教育大学教授。専門はアメリカ文学・アメリカ文化。著書に『ハーレクイン・ロマンス ― 恋愛小説から読むアメリカ』(平凡社新書)、『S先生のこと』(新宿書房、第61回日本エッセイスト・クラブ賞)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものに加筆)



<ブログ内関連記事>





・・玉川学園とその創始者・小原國芳のこと


(2025年1月24日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2023年11月25日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2022年12月23日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2022年6月24日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2021年11月19日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2021年10月22日発売の拙著です 画像をクリック!)

 (2020年12月18日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2020年5月28日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2019年4月27日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2017年5月19日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2012年7月3日発売の拙著です 画像をクリック!)


 



ケン・マネジメントのウェブサイトは

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!








end

2016年6月18日土曜日

書評『沈まぬアメリカ ― 拡散するソフト・パワーとその真価』(渡辺靖、新潮社、2015)― アメリカの「ソフトパワー」は世界に拡散して浸透、そしてアメリカに逆流する



つねづね疑問に思っているのだが、ほんとうにアメリカは衰退しているのだろうか? 「衰退論」というのは「ためにする議論」であり、「願望」に過ぎないのではないか、と。
   
現在でも全世界に空母部隊を展開できる圧倒的な軍事力、それを支えるGDP規模世界一の経済力、そして米ドルという基軸通貨などを考えれば、依然としてアメリカの存在は圧倒的だ。しかもシェールガス革命によってエネルギー自給も可能となった。

たしかに中国が台頭し、その他インドも含めた「新興国」の登場がアメリカの絶対的優位性を弱めていることも確かだろう。冷戦崩壊後にスーパーパワーとしての「米国一極化」が実現したが、四半世紀前のそのイメージと比較すれば陰りがみえるのも、当然と言えば当然だろう。

そんなことを考えているなか、『沈まぬアメリカ-拡散するソフトパワーとその真価-』(渡辺靖、新潮社、2015)という本の存在を知って、さっそく読んでみた。なによりもタイトルに惹かれたからである。


■「ソフトパワー」をつうじて影響力を行使しつづけるアメリカ

そう、衰退論に欠けているのはソフトパワーという視点なのだ。軍事力というハードパワーだけでなく、ソフトパワーという視点をもたないと見誤るのである。一国のパワーはハードパワーとソフトパワーに区分して考えるべきだと主張したのは、たしか米国の政治学者ジョゼフ・ナイだったと思うが、きわめて重要なポイントだといえる。

文化人類学者でアメリカ研究を専門とする著者が取り上げているのは、ハーバード―大学、リベラル・アーツ、ウォルマート、メガチャーチ、 セサミストリート、政治コンサルタント、ロータリークラブ、ヒップホップの8章。

メガチャーチや政治コンサルタントは、いまだ日本文化には浸透していないが(・・今後もないかもしれない)、ヒップホップを「現代アメリカ文化の象徴」としているのは興味深い。ジャズやロックも、かつてその役割を果たしてきた。

アメリカのソフトパワーといえば、上記のほかにハリウッドやディズニーランド、マクドナルド、スターバックス、ベースボール、アマゾン、フェイスブックやツイッターなどのSNSがあるが、あえてこれらの定番はとりあげなかったという。著者があげていないものでいえば、アメリカンフットボールやコカコーラもあげておくべきだろう。

このようにアメリカ発のソフトパワーは列挙するだけでも多岐にわたって枚挙にいとまがない。著者は、文化人類学者としてアメリカだけでなく世界中をフィールドワークして、アメリカのソフトパワーがいかに世界中で受容されているかをつぶさに調べている。

アメリカのソフトパワーは、けっして上流から下流への一方的な流れではなく、それを受容するサイドの取捨選択が働くし、経済性の問題もある。これは日本だけでなく、世界中どこでも同様だ。価値観の異なるはずの中国やイスラーム圏でもアメリカのソフトパワーは部分的に浸透していることに示される。受け入れ側で定着するのはローカーリゼーション、つまり土着化が必要となる。

そして、世界に拡散したアメリカのソフトパワーは、それがすでにアメリカ起源だと意識されなくなっても依然として大きな影響を与え続けている。世界中でその土地のローカル文化に浸透しており、ことさらアメリカというイメージで飛びつくわけでもない。それが「拡散」という意味であるが、さらにいえローカルでカスタマイズされた文化がアメリカに逆輸入されるという「逆流」もある。

「帝国」であるとは、文化という側面でいえば、支配地域の文化を取り入れて自らも変化することだ、という捉え方がある。「逆流」とはその流れである。まさにこの動きによって「アメリカ帝国」は成熟期に入っているといえるかもしれない。

ピーク(=絶頂)は過ぎて「衰退」期に入っているとはいえ、滅亡まではまだほど遠い。大英帝国も同様のプロセスをたどった。ローマ帝国もまたそうだったではないか。


■「アメリカ衰退論」は20年ごとに繰り返される

「アメリカ衰退論」は、著者によれば20年に一回は繰り返されてきたという。たしかに言われてみればそのとおりだ。

今回の2008年のリーマンショック後の「衰退論」は、ハードパワーにかんしては相対的な意味ではそうかもしれないが、ソフトパワーにかんしては明らかに異なる、と結論していいかもしれない。もちろん、アメリカ国内には格差問題が存在するのではあるが、格差問題にかんしては日本もまたひどいものがある。

やはり、「アメリカ衰退論」というのは「ためにする議論」であり「願望」に過ぎないのではないか、と言っても言い過ぎではないだろう。いわゆるポジショントークのたぐいである。過去なんども衰退論が声高に語られていたことを思い出すが、そのたびにアメリカは復活し、しかも日本をぶっちぎりで驀進さえしてきたではないか。

米国一極中心の世界が終わったのは、米国のパワーが衰えたからというよりも、インターネット時代の「非国家アクター」の存在が急速に増大化し、拡散しつつあるからだ。その結果、米国もそのアクターの一つにしか過ぎない存在となってしまったのである。

なにごとも、世の中の論調だけで判断せず、実感を大事にして、自分のアタマで考えることが重要だ。参照軸としてのトクヴィルの『アメリカのデモクラシー』からの引用も適切だ。フランス貴族のトクヴィルもまた、自分で観察し、実感を大事にして自分のアタマで考えた人だ。

「アメリカ衰退論」に疑問をもつすべての人に勧めたい。





目 次

はじめに-衰退か、それとも拡張か
第1章 ハーバード-アメリカ型高等教育の完成
 ハーバードの神話
 ハーバードとは何だったのか
 リベラル・アーツ教育
 反知性主義と「アメリカ型高等教育」
第2章 リベラル・アーツ-アメリカ型高等教育の拡張
 中東のニューヨーク
 アブダビにとっての「アメリカ」
 東アジアの新興国へ
 理念の拡張か、妥協か
 「アメリカ型高等教育」のレガシー
第3章 ウォルマート-「道徳的ポピュリズム」の功罪
 ウォルマートの「聖地」
 スモールタウンの経営哲学
 「ウォルマート・ネーション」
 ウォルマートの南部性
 ウォルマーティゼーション
 道徳的ポピュリズム
第4章 メガチャーチ-越境するキリスト教保守主義
  「ウガンダへのクリスマス・ギフト」
 「神様はウガンダを愛する」
 Cストリート
 したたかなダブルスタンダード
 ワトト教会
 アメリカのジレンマ
 シンガポールのメガチャーチ
 拡散する信仰のOS
第5章 セサミストリート-しなやかなグローバリゼーション
 "セサミストリート" はどこにある?
 革新的な制作手法
  リベラルマインドの結晶
 綿密なローカライゼーション
 その理念は日本にも届いたのか
 文化外交のツールとして
 中国化するセサミストリート
第6章 政治コンサルタント-暗雲のアメリカ型民主主義
 政治のビジネス化の幕開け
 「信条よりもビジネス」
 越境するアメリカの政治手法
 色褪せるアメリカン・デモクラシー
第7章 ロータリークラブ-奉仕という名のソフト・パワー
 奉仕のクラブ
 日本人も会長に
 第二次世界大戦後の躍進
 世界的展開とその限界
 奉仕大国・アメリカ
 ミドルクラスが担う世界
第8章 ヒップホップ-現代アメリカ文化の象徴
 セジウィック・アベニュー1520番地
 現代アメリカ文化の顔へ
 ポストモダン的拡張
 政治や外交の手段としてのヒップホップ
 ヒップホップとアメリカ文化の伝統
終章 もうひとつの「アメリカ後の世界」
 地域コミュニティからテーマ・コミュニティへ
 アメリカナイゼーションの実態
 通底するデモス=市民へのこだわり
 マーケットの論理や力学への信頼
 アメリカナイゼーション批判の陥穽
 私たちは如何なる代替案を持ち得るのか おわりに
おわりに



<ブログ内関連記事>

月刊誌 「フォーリン・アフェアーズ・リポート」(FOREIGN AFFAIRS 日本語版) 2010年NO.12 を読む-特集テーマは「The World Ahead」 と 「インド、パキスタン、アフガンを考える」
・・「国際政治の文脈で、いち早く、軍事や産業などの「ハード・パワー」ではない、文化などの「ソフト・パワー」が重要だと主張したナイ教授は、最近は「スマート・パワー」(smart power)概念を打ち出している。・・(中略)・・ まさに文字通り「賢いパワー」として、きわめて強力なものとなるであろう。 ただし、ナイ教授が言うように、パワーは善し悪しや大小で論ずべきものではなく、自らがもてるパワーリソース(=パワーを支える資源)をいかに優れた戦略に結びつけることができるかという方法論で決まってくる。だからこそ、賢いパワーなのである。情報化時代における同盟とネットワークのありかたについても示唆の多い論文である」
・・「インターネット「相互接続権力」は、米国のパワーの相対的な低下を招いた要因としては、新興国の勃興に勝るとも劣らない重要な意味をもつようになっている。 インターネットは、ある意味では米国発の「ソフトパワー」であるが、テクノロジーとしてのインターネットの本質は、政治的には「諸刃の剣」であることに注目する必要がある。テクノロジーそのものは価値中立的なツール(道具)であるからだ」

「世界の英知」をまとめ読み-米国を中心とした世界の英知を 『知の逆転』『知の英断』『知の最先端』『変革の知』に収録されたインタビューで読む

書評 『やっぱりドルは強い』(中北 徹、朝日新書、2013)-「アメリカの衰退」という俗論にまどわされないために、「決済通貨」「媒介通貨」「基軸通貨」「覇権通貨」としての米ドルに注目すべし
・・「アメリカ衰退論」への反証

書評 『無人暗殺機ドローンの誕生』(リチャード・ウィッテル、赤根洋子訳、文藝春秋、2015)-無人機ドローンもまた米軍の軍事技術の民間転用である
・・「技術そのものは価値中立的な存在である。倫理的な問題が発生するのは運用面にかんしてである。そしてまたアメリカという国家の底知れぬチカラもまた感じることができるはずだ。アメリカ衰退論などという与太話を一蹴する内容」

映画 『プロミスト・ランド』(米国、2012)をみてきた(2014年9月8日)-衰退するコミュニティ(=共同体)とプロミスト・ランド(=約束の地)
・・「アメリカ中西部のスモールコミュニティにこそ、大都市にはない本当のアメリカがある。「ハイスクールの体育館で行われるタウンミーティングは民主主義(=デモクラシー)の最小ユニットであり原点でともいうべきものだ。コミュニティのことは、コミュニティで決めるという自治の精神。これが現在でも生きているのがアメリカらしさ」。 1980年代に「アメリカ衰退論」が盛んだった頃のスプリングスティーンの名曲を想起する。バブル経済で快進撃の日本とは、えらく対照的であった。「1980年代のこういった曲を思い出しながら、いまの日本はまさにあの時代のアメリカを後追いしているのだなという感をぬぐうことができない。国全体で減少しつつある人口、消滅する自治体・・・。衰退する日本、である。」

鹿のマークの John Deere (ジョン・ディア)-この看板にアメリカらしいアメリカを感じる

書評 『アップル帝国の正体』(五島直義・森川潤、文藝春秋社、2013)-アップルがつくりあげた最強のビジネスモデルの光と影を「末端」である日本から解明

レンセラー工科大学(RPI : Rensselaer Polytechnic Institute)を卒業して20年

アンクル・サムはニューヨーク州トロイの人であった-トロイよいとこ一度はおいで!
・・「アンクル・サム伝説が生まれたのは、1812年の米英戦争(・・第二独立戦争ともいう)がキッカケ」

書評 『ワシントン・ハイツ-GHQが東京に刻んだ戦後-』(秋尾沙戸子、新潮文庫、2011 単行本初版 2009)-「占領下日本」(=オキュパイド・ジャパン)の東京に「戦後日本」の原点をさぐる

「日米親善ベース歴史ツアー」に参加して米海軍横須賀基地内を見学してきた(2014年6月21日)-旧帝国海軍の「近代化遺産」と「日本におけるアメリカ」をさぐる
・・「アメリカ的なものがすっかり日本に溶け込んでしまった現在、アメリカそのものも色あせてしまったような気がしなくもない。一般庶民レベルでは極端な「反米」が消えたと同時に、「親米」も影が薄くなったような気もする。いまや、「戦後」になってからまもなく70年(!)である。
それだけ、アメリカ的なものが日本に溶け込んで一部になってしまったということだろう。現在の「アメリカナイズされた日本」であるが、もはや自覚症状ないくらいアメリカは自明の存在である。この30年のあいだにはすっかりディズニーランドも日本の定着して日本の一部となっている。ことさら、アメリカ、アメリカという発言をするまでもないくらいなわけだ。」


(2025年1月24日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2023年11月25日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2022年12月23日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2022年6月24日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2021年11月19日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2021年10月22日発売の拙著です 画像をクリック!)

 (2020年12月18日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2020年5月28日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2019年4月27日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2017年5月19日発売の拙著です 画像をクリック!)

(2012年7月3日発売の拙著です 画像をクリック!)


 



ケン・マネジメントのウェブサイトは

ご意見・ご感想・ご質問は  ken@kensatoken.com   にどうぞ。
お手数ですが、クリック&ペーストでお願いします。

禁無断転載!








end