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2022年6月13日月曜日

『ウクライナ戦争の衝撃』(増田雅之編著、インターブックス、2022)と『ロシア・ウクライナ戦争と日本の防衛』と(渡部悦和/井上武/佐々木孝康、ワニブックスPLUS、2022)-「ウクライナ戦争」を機に「専門家」が前面にでてきたのは良いことだ!

 
2022年2月24日にロシアがウクライナに軍事侵攻してから100日を経過したいま、出版されたばかりの軍事専門家による一般向けの本を読んだ。 


いずれも安全保障を専門とする人たちだが、前者はシビリアンであり、後者は退役した元ミリタリー関係者によるものだ。 

『ウクライナ戦争の衝撃』では、軍事侵攻のインパクトについて、国際関係を踏まえたうえで国別に簡潔に論じている。  

米国、旧ソ連、中国、豪州、ASEANである。インドと中東についてはコラムで取り上げられている。報告書のような文体だが、よく整理された見解は大いに参考になる。 

『ロシア・ウクライナ戦争と日本の防衛』は、安全保障といっても、さすがに陸海の自衛隊で実戦部隊を率いた経験の持ち主たちであるので、軍事の実務家の観点からの見解に説得力がある。3人の鼎談という形による検討である。  

ロシアによる軍事侵攻は、それじたいは非難すべきものであり、もちろん最終的なウクライナの勝利を願っている。だが、日本と日本人にとってよかったこともある。 

それは、日本にとって軍事的な脅威は「いま、そこにある危機」だという認識が高まったことだ。しかも、安全保障の専門家がメディアをつうじて積極的な発言を行う機会が大きく開かれたことだ。 

わたしも YouTube の動画で安全保障の専門家の見解をフォローしているが、さすがホンモノは違うと感心している。 

国民の税金で成り立っている公務員であるわけだから、納税者への還元という意味でも大事なことだ。 

だが、それだけではない。こうした専門家の表舞台への登場によって、いわゆる生半可な「解説屋」がほぼ一掃されたことは、副産物だといっていいだろう。今後は、もはや「解説屋」の出る幕はないことは確実だ。

安全保障にかんする知識が、日本国民の一般教養となることは、きわめて重要な第一歩となる。 


◆『ウクライナ戦争の衝撃』 


目 次
まえがき 
第1章 ウクライナ戦争と米国 ― 強まる大国間競争の流れ
第2章 ロシアのウクライナ侵攻 ― 旧ソ連空間と国際規範への大惨事
第3章 「ウクライナ危機」と中国 ― 変わらぬ中露連携、抱え込むリスク
第4章 ウクライナ戦争と豪州 ― 民主主義 vs.「専制の弧」 
第5章 ウクライナ情勢とASEAN ― 競合し、錯綜するプライオリティ
第6章 座談会「ウクライナ戦争の衝撃」―「変わる世界」と「変わらない世界」 
あとがき 


◆『ロシア・ウクライナ戦争と日本の防衛』 


目 次
はじめに 
第1章 なぜロシア・ウクライナ戦争は発生したのか
第2章 開戦日以前に何が行われたのか
第3章 2月24日以降に何が起こったのか
第4章 これからの世界を展望する
第5章 日本にとっての教訓
おわりに


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