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2022年12月21日水曜日

書評『通貨誕生 ウクライナ独立を賭けた闘い』(西谷公明、都市出版、1994)ー「通貨発行権」は「国家主権」のかなめである

 
ウクライナ情勢については、遠い世界の話と思わないほうがいいでしょう。なぜなら、ユーラシア国家ロシアの国境問題という政治・軍事問題であり、さらには経済ビジネス問題でもあるから。(*)

(*注) この文章は、いまから8年前の「2014年のロシアによるクリミア侵攻」に際して所感を述べたものである。2014年3月15日にFBに投稿したものをそのまま再録したもので、加筆修正は行っていない。2023年1月に『ウクライナ通貨誕生 独立の命運を賭けた闘い』と改題したうえで岩波現代文庫から復刊される情報を知って、あえて再録することにした次第。

ウクライナという国じたい日本ではあまり知られていないようですが、ソ連から分離して独立してからずっと不安定な状態にあるのは、すでに報道もされているように国家=民族ではないから。ウクライナという「国の形」そのものが問題をはらんでいるということ。

『通貨誕生-ウクライナ独立を賭けた闘い-』(西谷公明、都市出版、1994)は、いまから20年前(!)にでた本だが、独立国家が「通貨」をもつというプロセスをウクライナ経済改革管理委員会で紙幣印刷から立ち会った著者によるドキュメント。

国家を越える仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の取引所破綻と民事再生法申請が話題になってますが、「通貨」発行権が究極の国家主権(ソブリン)であることを知っておきたいものです。ウクライナ問題もEUの共通通貨ユーロとロシアの通貨ルーブルとの戦いでもあるわけです。ウクライナの経済は財政破綻寸前。

著者の西谷氏は、かつてわたしが金融系コンサル会社勤務時代に同僚だった人。あれからもう20年もたったのか、という感慨もあります。(*)

(*)2014年時点で20年。つまり2022年時点では28年。




目次 
序章 ウクライナとの出会い
第1章 ゼロからの国づくり
第2章 金融のない世界
第3章 インフレ下の風景
第4章 地方周遊~東へ西へ
第5章 ウクライナの悩み
第6章 通貨確立への道
第7章 石油は殻物より強し
終章 ドンバスの変心とガリツィアの不安


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