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2023年12月7日木曜日

「ウルグアイ産の牛肉」をはじめて食べてみた(2023年12月7日)ー かつてウルグアイといえば「ウルグアイ・ラウンド」だったが、これからは「ウルグアイといえば牛肉!」という連想で行くことにしよう

 

スーパーマーケットの精肉売り場では、ふだんは豪州産のオージービーフか、国産牛、あるいはたまにアメリカン・ビーフしか目にしないのだが、本日じつにめずらしいものを見た。

ウルグアイ産の牛肉だ。ステーキ用の肩ロースである。300g超のかたまり肉。

アルゼンチンが牛肉の国で消費量も世界一を争うくらいの国民であることくらいは知っている。だから、その隣の南米のウルグアイもまた牛肉があっても不思議ではない。

とはいえ、ウルグアイ産と銘打たれた牛肉を見るのは初めてだ。しかも、安いので買って帰ることにした。家で自分で焼いて食べるのである。



■ウルグアイといえば「ウルグアイ・ラウンド」

ウルグアイといえば、わたしの場合、ますは「ウルグアイ・ラウンド」が想起される。

というより、ウルグアイといっても「ウルグアイ・ラウンド」くらいしか思い浮かばないというのも正直なところだ


現在は WTO(World Trade Organization)とよばれているが、かつては GATT(General Agreement on Tariffs and Trade:ガット)とよばれていた時代の「ウルグアイ・ラウンド」である。GATTの日本名称は「関税および貿易に関する一般協定」。

1986年から 1994年までつづいている「ラウンド」だ。まさに、わたしのビジネスマン人生の初期にあたる。なんせ、ビジネス関係のニュースといえば、その当時、やたらその話ばかりがやたら流れていたからな。

さまざまな商品やサービスが「自由化」され、しかも現在では考えられないような「超円高」だったので、日本の消費者にとってはパラダイスのような日々であった。

おお、なつかしき「自由貿易」の響きよ!

第3次グローバリゼーションが終わり、世界経済が「管理貿易」で「ブロック経済」の時代にふたたび逆行している現在、「ウルグアイ・ラウンド」なるものがあったことは、すでに経済史の教科書の世界の話であろう。

時代は移り変わり、「円高」を消費者が享受した時代も過去のものとなってしまった。



■ウルグアイはどこにある?

「ウルグアイ・ラウンド」も、今は昔の話となってひさしい現在、ウルグアイといえば牛肉ということになっているのかもしれない。

ではさて、ウルグアイはどこにあるのだろうか? 南米にあることは知っていても、正確な場所は知らないな。

 
(『新詳高等地図 最新版』(帝国書院)より)


南半球のウルグアイは、地球儀でみるとちょうど日本の反対側にある。高校地理の地図帳は、こういう点では大いに役に立つ。

とはいえ、アルゼンチンをはさんで大西洋に面した小国のウルグアイのことは、ふだんほとんど意識することはない。

これに対して、地震があると津波の心配があるということで、太平洋に面したチリは日本人にとっても聞き慣れた名前だ。しかも、養殖サーモンや格安ワインをつうじて日本の消費者にはおなじみになってひさしい。

なんといっても、チリは TPP 加盟国だからな。TPP(Trans-Pacific Partnership:環太平洋パートナーシップ)には、チリは2023年に批准している。

ウルグアイは「環太平洋国」ではないので、そういうわけにはいかない。



■ウルグアイといえば牛肉!

ところがウルグアイといっても、ふだんほとんど目にすることがない。

どうやら、ウルグアイ産の牛肉は、2019年に「解禁」されたらしい。「解禁」とはどういうことかというと、19年ぶりに輸入が解禁されたらしいのだ。「解禁」」される前の状態は知らなかったので、わたしにとっては初のお目見えということになる。

ウルグアイは、牛肉の消費量では世界一のようだ。1人あたり年間60kgは食べているらしい。つまりアルゼンチンと争っているということだ。生産国であり、輸出国であり、消費国でもある。

実際にウルグアイ産の牛肉を食べてみた結論としては、肉厚だがやわらかく、食べがいがある。赤身が多く、ナイフでも切り分けやすい。放牧されて自然に育ったものだけのことはある。

ステーキは、ここ数年は食べてもせいぜい四半期に1度くらいで、それほど食べなくなっているのだが、かかるのは材料費だけなので、基本的に家で焼いて食べることにしている。塩こしょうをきかせて、すり下ろしのニンニクとしょうゆで食べる。和風テイストである。

「アサード」(asado)とよばれる炭火でゆっくり1時間近くかけて焼いた牛肉が、ウルグアイをふくめて南米の定番のようだ。岩塩のみで食べるのだという。そういう焼き方は、残念ながら家庭ではむりだな。いつか「アサード」で食べてみたいものだ。

ウルグアイにいくことは今後もないだろうが、これからは「ウルグアイといえば牛肉!」という連想で行くことにしたいと思う。




<関連記事>

・・「ウルグアイの牛肉産業は古くから主要な産業として位置付けられ、牛肉は最重要輸出品目とされる。また、同国は世界有数の牛肉輸出国の一つに数えられるが、近年では中国向け輸出比率が急速に高まるなど同国の牛肉産業を取り巻く状況が変化している。日本向けについては、2019年の輸出再開から4年が経過し、輸出量は少ないものの2.8倍に増加している。同国の牛肉需給動向は、多くの国の牛肉需給に影響を及ぼしている。



<ブログ内関連記事>

・・「「開国」前後の日本から近代国家としてテイクオフするまで日本に関与してきたアーネスト・サトウですが、日本専門家としてだけでなく外交官としてのキャリアを進めるため、日本のつぎにはシャム王国(・・現在のタイ王国)、南米のウルグアイ、モロッコとキャリアを重ねていきます。外交官としてはモロッコ時代が絶頂期だったようです。」



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