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2021年4月23日金曜日

『オリバー・ストーン オン プーチン』(2017年、米国)を視聴(2021年4月21日)-真剣勝負のインタビューで知るプーチンの素顔

 
『オリバー・ストーン オン プーチン』(2017年、米国)エピソード1からエピソード4まで4話を3日間かけて視聴した。原題は、Oliver Stone's Putin Interviews である。  

『プラトーン』や『ウォール街』などの傑作で知られる、米国の左派リベラル派の映画監督オリバー・ストーンによる記録映画である。2015年から2017年にかけて、ロシアの大統領プーチンに対して行った数回のインタビュー記録を、それぞれ1時間弱のTV用番組として編集したものだ。合計4時間弱となる。 

かつてNHK・BSで深夜に放送されたが、そのときは見逃してしまった。こうして amazon prime video で無料で視聴できるのは、たいへんありがたい。 

プーチンというロシアの政治指導者を複眼的に見ることに成功している中身の濃いインタビュー記録である。じつに見応えのある充実した内容であった。 

2014年にウクライナ危機以降、2016年の米国大統領選への介入などによって、米国は明らかにプーチンのロシアを敵視している。 

だが、この合計約4時間に及ぶインタビュー記録を視聴していると、まともにやりあってプーチンに勝てる政治家は、日本にいないのは当然のこととして、世界中を見渡してもそう多くはないだろうという感想を持たざるを得ない。


このインタビュー記録が面白いのは、日本でいうインタビューとは違って、予定調和的なものではまったくなくインタビューする側もされる側も真剣勝負で向かい合っていることだ。しかも、公開を前提にした映像記録であることだ。 

米国人オリバー・ストーンによる、ありとあらゆるテーマにからんだ、歯に衣着せぬ突っ込んだ忖度なしのホンネの質問。対するプーチン大統領による、資料を見ることもない当意即妙の切り返しと理路整然とした反論

もちろん、反論の内容の是非については判断のしようがないので脇に置いておくが、プーチンのロシア語による発言内容と声、発言する際の顔の表情とその動きを注視していると、じつに手強い人物だということがよくわかる。

それにしても、よくこんなインタビューに応じたものだなという感想をもつ。本人に自信があるからこそ応じたのであろうが、トップダウンでなければできない意志決定だ。

ここまでさらけ出しながら、発言内容まで徹底的にセルフコントロールできる政治家もあまりいないだろう。クレムリンの大統領執務室での執務まで見せている。これは驚きだ。 

反プーチンの姿勢を鮮明にしたドキュメンタリー映画もあるが、この中身の濃いインタビュー番組には遠く及ばない真剣勝負のインタビューのもつ迫力と醍醐味があるからだ。こういう作品こそエンタテインメントと呼ぶのにふさわしい。 




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