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2026年7月27日月曜日

ハリウッド映画の「キル・ビル」(Kill Bill)の第1部と第2部を、なんと公開から23年後にはじめて視聴(2026年7月25日)― タランティーノ監督の日本映画と日本文化へのリスペクトと愛が感じられる

 

タランティーノ監督のハリウッド映画『キル・ビル』(Kill Bill)を第1部(2003年)第2部(2004年)をつづけて視聴。104分+131分=235分。  

視聴するのは、今回がはじめて。公開されて話題になっていたのが、つい先日のような気がしていたが、もう23年もたっているのか・・・。月日が過ぎるのが早すぎる。 

amazon prime で「まもなく配信終了」と掲示がでているので、せかされるように視聴。無料で見れるうちに見ておかないとね。 

「キル・ビル」とは「ビルを殺る」。内容は、ハリウッド版「任侠映画 × カンフー映画 × チャンバラ」、というべきか(笑) それにしても、よくこんな映画つくったなというのが正直な感想。 

第1部の日本を舞台の殺陣のシーンがゴージャス過ぎる。スプラッター過ぎる。ほとんどマンガだな。実際アニメが挿入されている。主演のウマ・サーマンが美人すぎてカッコよすぎる。ブルース・リーの『死亡遊戯』だな。日本刀つかった体捌きもすばらしい。

セリフのかなりが日本語で英語字幕。ソニー・チバ(=千葉真一)も出演。根底にあるのは演歌の世界(笑)  

監督の日本映画と日本文化へのリスペクトと愛が感じられる。 黄金時代の香港映画へのリスペクトもまた。




第2部は、中国でのカンフー修行と復讐のための「デスノート」の消化、そしてタイトルにある「ビルを殺る(Killl Bill)」を実行する最終章。第1部にくらべると、ちょっとアクションシーンがが少ないのが残念な感じもしたが、大どんでん返しがあるので最後まで息を抜けない。 

舞台となっている日本も中国もメキシコも、ステレオタイプのイメージをあえて意図的に前面に打ち出しているのは、ハリウッド映画だからだろう。




最近の映画ではドイツ人のヴィム・ヴェンダース監督による『Perfect Days』(2023年)と、日本映画の名匠である小津安二郎をリスペクトしてきた監督の作品だけに、あまりにも日本的すぎる映画である。

日本人からしたらまったく違和感のない作品であるが、であるからこそ『Perfect Days』は知識階層を除いたら一般的なアメリカ人にはまったくウケないだろう。 一般人を主人公にしているが、大衆性がまったくないからだ。



■主演のウマ・サーマンは著名なチベット学者の娘


本名はウマ・カルナ・サーマンであり、ウマ(Uma)とはチベット語で「中心気道」のこと、カルナ( Karuna)とはサンスクリット語で「慈悲」のこと。アメリカ人としては変わった名前である。

子どもの頃から、そんな変わった名前は好きではなかったらしいが、家庭内でチベットを中心にしたアジア文化に接してきた人だから、日本や中国などアジア的な要素が満載のこの映画への出演には、とくに違和感はなかったのだろう。 

そんなことで Uma の父 Robert Thurman のWikipedia をリンクをたどって見たら、ことし2026年の6月16日に84歳で亡くなっていたことをはじめて知った。 



"Bob lived a meaningful life and has left behind a legacy that will continue to inspire future students of Tibetan Buddhism and culture for generations to come." (仮訳: ボブは、意味ある人生を生きただけでなく、今後もながく世代を超えて続いていくことになる、チベット仏教とチベット文化を勉強する未来の学生たちを鼓舞してくれる遺産を遺してくれた)




娘のウマがチベット仏教徒であるかどうかは知らないが、2007年以来、米国の「チベット・ハウス」(Tibet House US)のボードメンバーとして名を連ねている。「チベット・ハウス」は父ロバートとハリウッド俳優のリチャード・ギアなどと一緒に設立したものだ。娘は父の意思をついでいるのである。

この場を借りて、チベット仏教の僧侶でもあったロバート・サーマン氏のご冥福をお祈りします。オン・マニ・ペメ・フム。合掌



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PS 「Tibet House US」のサイトを見たら故ロバート・サーマン氏の「49日の法要」が、2026年8月3日に行われるとあった。チベット仏教においても「49日」に意味があることは、『チベット死者の書』について知っている人なら常識であろう。それにしても、不思議な因縁を感じている。(2026年8月2日 記す)





<ブログ記事>

・・米国を代表する著名なチベット仏教研究者であるロバート・サーマンと、その娘のウマの話もでてくる



・・禅仏教に傾倒していたレナード・コーエンは、『チベット死者の書』関連のノンフィクション映像の英語版のナレーションも担当している




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2026年6月13日土曜日

昨年2025年の大ヒット映画『国宝』を amazon prime で視聴(2026年6月13日)― 芸の道を極めるというエゴイズムの極地。それを究めた暁に人々に感動をあたえることになる

 

昨年2025年の大ヒット映画『国宝』を amazon prime で視聴した。つい先日のように思っていたら、もう「無料」で見れるとは! 

どうも根が天邪鬼な性格なわたしは、流行りものはかえって遠ざけたくなる悪癖がある。というわけで、とうとう最後まで映画館に見に行くことはしなかったのだが、評判の高さはそれなりに意味あるものなわけだ、見終わる前からつよく実感した次第。 

あらすじは書く必要もないと思うので省略するが、どうもこの手のヒューマン・ドラマには過剰に感情移入してしまうので、気力と体力がないと最後まで視聴できないものだ。 

もちろん、自分は歌舞伎界の人間でも歌舞伎好きの人間でもない。とはいえ、歌舞伎の女形を演じる2人の主人公、生い立ちも性格もまったく異なるこの2人を軸にした生き様に「人生」を見てしまう。自分の人生を重ね合わせて見てしまうから、どうしても感情移入してしまう。 

だが、この映画にはそんな懸念をいとも簡単に忘れ去ってしまうだけの魅力がある。いや、ストーリーと映像美が織りなす魔力というべきか。




そのまま視聴し続けてもいいのだが、さすがに174分の長尺なので、一息入れるためキリのいいところでいったん休憩を入れる。これだからこそ、自宅での視聴はありがたい。

これはさらに重要なことだが、自宅なら映画館とは違って、自然の欲求が我慢できずにスクリーン前を横切っていく不届き者たち(!)も皆無である。

上映時間が3時間ともなれば、老齢の不届き者による迷惑行為がかならず出現するといって過言ではない。映画上映に際しては「シニア割引」ではなく、むしろ若年層の観客の映画館離れを防ぐために「シニア割り増し料金」を設定すべきである。


さて、話を『国宝』に戻せば、芸の道を極めるという、まさにエゴイズムの極地。そのたゆまぬ精進のプロセスでは、その当人が意識しないなか、かかわった人たちがさまざまな意味で「犠牲」になっていく。だが、芸を究めたがゆえに、そして究め尽くしたその暁には、多くに人々に感動をあたえることになる。

もちろん、人間国宝など他人の評価に過ぎないのであり、芸を極め尽くすことなど永遠にはありえないのだが、その精進のプロセスにこそ意味がある。そして、そこには救いがある。エゴイズムが浄化される日が訪れるのだ。すばらしい内容であった。


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・・市川團十郎と成田屋。成田不動尊


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2024年9月22日日曜日

映画『Winny』(2023年、日本)を視聴(2024年9月22日)ー 技術開発と著作権をめぐる冤罪もののリーガルドラマでありヒューマンドラマ

 

昨夜のことだが、映画『Winny』(2023年、日本)を amazon prime video で視聴した。劇場公開から比較的早い段階で「無料」で視聴できるのはありがたい。126分。 

ファイル共有ソフトの Winny の開発者で、天才プログラマーだった金子勇氏を主人公にした冤罪もののリーガルドラマである。法廷もののヒューマンドラマである。英語の映画なら Based on a true story. という表示がされることだろう。 

金子勇氏が逮捕されたのはいまから約20年前の2003年、映画のなかでも言及されていたが、米国では Napster など「ファイル共有ソフト」を支える「P2P」(pier to pier)対「著作権」が大きな争点となっていた時代だ。 

ファイル共有が当たり前となり、動画が「無料」で公開され、自由に共有される現在から考えると、隔世の感さえ抱かされる。 Winny は登場するのが早すぎたのかもしれない。 

プログラミングが生きがいとさえなったいた金子勇氏は、プログラマーとしての活動を封じられることになった。だが、日本のエンジニアが萎縮することなく自由に開発に専念できる世の中にするため、法廷闘争に注力することを受け入れる。 

最初の逮捕から、なんと7年半かけて最高裁で「無罪」判決を勝ち取った金子勇氏と弁護士団だが、その半年後の2013年に金子勇氏は帰らぬ人となった。死因は急性心筋梗塞、42歳の生涯であった。さぞ無念であったろう。 

技術というものは、本来それじたいは価値中立的なものである。だが技術は善用することもできるし、悪用することもできる。Google の社是にあるように「邪悪にならない」ことが大事なのだ。 

技術開発が世の中のためになると信じ、開発に専念していた金子勇氏のような「性善説」に立つ天才プログラマーの命を奪い、技術開発の芽を摘んだ「性悪説」に立つ検察の愚かな所業は、日本人は絶対に忘れるべきではない。 

そして、金子勇氏のような天才プログラマーが存在したということもまた忘れるべきではな い。そのためにもこの映画を見るべきなのだ。
 

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2022年12月22日木曜日

「座頭市シリーズ」の第1作『座頭市物語』(1962年)をフランス語の字幕付きで YouTube で視聴するのが面白い

 
 YouTube を見ていると、Zatoïchi le Masseur Aveugle 1962 というのがおすすめに出てきた。おお、Zatoïchi か。どんな内容かなと思って見てみたら面白いので、結局最後まで見てしまった。92分。  

フランス語のタイトルをを直訳すれば『ザトイチ、盲目のマッサージ師』となる。つまり『座頭市物語』(1962年、大映)のことだ。もう60年前の作品なのか! 

モノクロ版の座頭市。いうまでもなく勝新太郎の座頭市。「座頭市シリーズ」の第1作である。じつはいままで見たことがなかったのだ。

巨大都市・江戸への物流で大いに繁盛していた江戸時代末期の利根川下流域が「東総」だ。その東総の侠客・飯岡助五郎一家のもとに草鞋(わらじ)を脱いだ(=世話になった)座頭市。競合関係にあった笹川繁造一家への出入りの顛末は・・・。 

モノクロの映像と潮来の枯れた光景がいい味を出している。



座頭市シリーズの第1作は、いままで見たことがなかった。

「勝新の座頭市」というと、やや伸びた五分刈りに無精ヒゲといったイメージがあるが、第1作ではきれいな丸刈りで、ヒゲもきれいに剃っている。だが、演技のレベルはすばらしい。セリフ回しもじつに味がある


 
ところで、座頭市だからではあるが、セリフのなかで、「めくら」だの「つんぼ」だの、そんないわゆる「差別語」が乱発される。

1962年(昭和37年)当時では当たり前につかわれていたものの、現在2022年の日本では、TV放送などまったく無理だろうな。英語なら blind や deaf という単語はまったく問題なく使用されるので、おかしな話だと個人的には思うのだが・・。
    
音声は日本語なので、目をつぶっていても聞こえてくるが、フランス語の字幕をONにして見るのも、なかなか乙(おつ)なものだな、と思う。
 



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2021年5月13日木曜日

映画『カメラを止めるな!』(2018年、日本)をやっと視聴(2021年5月9日)-「低予算」という制約条件のなかで発揮される日本人のクリエイティビティ


『カメラを止めるな!』(2018年、日本)をやっと視聴(2021年5月9日)。amazon prime video にて。95分。

最初の37分はB級ゾンビーもの流血ホラー映画で、抱腹絶倒の爆笑ものであった。
ところがこれで終わったわけではなく、映画監督の家族ストーリーと、ワンカット37分のゾンビー映画の撮影映画製作の舞台裏と製作進行プロセスそのものが、3本たての映画として展開する95分。

むかしはやった「TVの裏舞台」ものみたいな感じだが、低予算を逆手にとった作品といえよう。


世界的に評価を受けたこの作品は、フランスでリメイクされるらしい。そんな情報をネット記事で読んだので、そりゃあ、その前に見ておかないとね。というわけで視聴。フランス版を視聴することがあるかどうかは別にして、オリジナルは見ておかないと。

ああ、面白かった。

この感想だけでも十分なのだが、面白いのは制作費300万円という低予算映画でもあっても、映画製作の裏舞台というのは基本的にハリウッドの高予算映画と変わらないということ。

衰退する日本経済のなか、これからますます日本と日本人は追い込まれていくことになる。こんな状態では、あらゆる分野で低予算での製作が当たり前になるだろうが、そんな状態でこそ工夫に工夫を重ねる日本人のクリエイティビティの本領が発揮されるいうべきだろう。

江戸時代はそうやってきたわけだから、そのDNAを引き継ぐ現在の日本人にできない話ではない。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で、政府がまったくあてにならないことが痛感されたいま、日本人は目覚めるべきなのだ。





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・・ワンカット90分の映画。ただし低予算ではない



 
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2016年12月10日土曜日

アニメ映画 『君の名は。』(2016年、日本)を見てきた(2016年12月9日)― ラストシーンを見たら、またもう一度最初から見たくなる。そしてこの作品について語りたくなる



アニメ映画の『君の名は。』(2016、日本)をTOHOシネマズで見てきた。

流行り物は一度は自分の目で見て確かめておくべきだというビジネスパーソン的な不純(?)な動機からだが、『君の名は。』の観客動員数1500万人超、興行収入200億円(・・8月26日の公開から3ヶ月での実績)は目を見張る数字である。

こういう映画を見るには、週末の東京都心の週末は避けた方がいい。だから、ウィークデーの地方都市のシネコンで見る。

不純な動機から見ることにしたと書いたが、そんな動機の不純さは映画がはじめってからあっという間に消し飛んでしまった。最初のシーンを見た瞬間から、この作品にすっかり魅了されてしまったのだ。あまりにも美しい映像、リアリティあるディテールの細密な描写。CGを使用しているといっても、東京都心のマンションのベランダから見る東京も、地方の自然もまた、あまりにもリアルで美しすぎる。そして最初から最後まで駆け抜けるようなスピード感。



物語は、現代日本に生きる高校生男女の人格(あるいは、意識、または魂?)の入れ替えと、現実と夢そして時間と空間の交錯に翻弄されながらも、自分の「片割れ」を探しつづけるという「自分探し」がテーマなのであるが、現代人の常識から考えたら「ありえない設定」の物語だからこそ、リアル感あるディテールへのこだわりが徹底しているのだろう。

見る人によっていろんな解釈が可能だろうが、それは濃密に構築されて描きこまれた世界であるがゆえのことだ。下敷きになっているのは、男女の入れ替えをテーマにした日本中世の古典 『とりかへばや物語』であり、発想のインスピレーションは、和泉式部の和歌 「覚めでこそ 見るべかりけれ うつつにも あとはかもなき 夢と知りせば」と監督の新海誠氏はインタビューで語っている。1973年生まれの監督は中央大学文学部の出身だそうだ。

なるほど、この映画は、国文学や民俗学(・・とくに折口信夫)の素養があれば、深く楽しめる。主人公の一人である三葉(みつは)が現代に生きる女子高校生だが同時に実家は神社で巫女としての努めもあり(・・巫女はシャマン、魂の依り代であり、現実(うつつ)と夢、覚醒状態と睡眠状態、この世とあの世を「結ぶ」存在でもある)、神道スピリチュアリズム的な要素に充ち満ちている。

巨大隕石の墜落が強力な磁場を生み出し、そこが聖地になるということも、宗教学の素養があれば応用できる常識といっていいだろう。だから、映画のロケ地への「聖地巡礼」も誘発する。

男女の入れ替えも、現代風にいえばSFのテレポテーションが相互に起こった現象ということができるだろうか。自分の肉体に他人の意識が入り込む現象は、『源氏物語』の登場人物に憑依するする生霊(いきりょう)に前例があると考えてもいいかもしれない。

そもそも日本語の「アニメ」は英語の「アニメーション」の略語であり、アニメーションとは複数の静止画像を高速で連続的に動かすことで無生命の画像に生命を与える行為のことである。パラパラマンガがその原型だ。語源としてのラテン語のアニマ(anima)は、精気のことであり、目に見えない魂をさしている。

アニメが、日本的なアニミズムやスピリチュアリズムと親和性が高いのは当然といえば当然である。日本人がアニメ作品にリアルなドラマ以上に感情移入しやすいのもまた当然というべきだろう。だからこの映画のテーマも、まさに日本アニメの王道をいくものだといえるのかもしれない。



まあ、そういう小難しい話は別にして、日本人ならあまり違和感なく感情移入しながら見てしまうんじゃないかな。セリフも最初から日本語だしね。つくづく日本人で良かったと思う。何よりも情緒を重視し、細かいニュアンスや言語外のしぐさも含めて表現する日本型のコミュニケーションが展開されるわけだから、日本人ならすぐに「感じる」ことができるから。

ラストシーンには感動して目頭が熱くなった。ラストシーンを見たら、またもう一度最初からみたくなる。そしてこの作品について語りたくなる。そんな映画だ。

ぜひ一人でも多くの人に見て欲しいと思う。






<関連サイト>

『君の名は。』公式サイト(日本版)

『君の名は。』大ヒットの理由を新海誠監督が自ら読み解く(上)新海誠・映画『君の名は。』監督インタビュー (ダイヤモンドオンライン、2016年9月22日)
・・「『君の名は。』は、昔話の構造ではなく「夢と知りせば」という和歌がインスピレーションを与えてくれました。夢から覚めてなぜかさみしいという感情は、小野小町のいた平安時代から、いやそれ以前から今にいたるまで人の持つ共通の感覚だろうと思ったのです。そこで、「朝、目が覚めると、なぜか泣いている」と物語を始めることで、観客にも「それは分かる」という気持ちになってもらえるのではないかと考えました。」(新海監督の発言)


「君の名は。」、英メディア絶賛の理由は? 「ディズニーにはなしえない領域に……」 (Newspehre、2016年11月25日)

中国の若者は「君の名は。」のどこに共感するか 「金メダル」と「BL」と「村上春樹」と「孤独」と (福島香織、日経ビジネスオンライン、2016年12月14日)
・・日本人の反応と中国人の反応はまったく違うようだが、日本のアニメやマンガに親しんで育った「新世代」の「80后」(バーリンホウ)はそうではないないのかもしれない。

(2016年12月14日 情報追加)


<ブログ内関連記事>

書評 『折口信夫 霊性の思索者』(林浩平、平凡社新書、2009)-キーワードで読み込む、<学者・折口信夫=歌人・釋迢空>のあらたな全体像

書評 『折口信夫-いきどほる心- (再発見 日本の哲学)』(木村純二、講談社、2008)-折口信夫が一生かけて探求した問題の解明

書評 『聖地の想像力-なぜ人は聖地をめざすのか-』(植島啓司、集英社新書、2000)-パワースポット好きな人、聖地巡礼が好きな人に一読をすすめたい
・・「(宗教学者の)著者による「聖地の定義」を掲載しておこう。 01 聖地はわずか一センチたりとも場所を移動しない  02 聖地はきわめてシンプルな石組みをメルクマールとする  03 聖地は「この世に存在しない場所」である  04 聖地は光の記憶をたどる場所である  05 聖地は「もうひとつのネットワーク」を形成する  06 聖地には世界軸 axis mundi が貫通しており、一種のメモリーバンク(記憶装置)として機能する  07 聖地は母体回帰願望と結びつく  08 聖地とは夢見の場所である 09 聖地では感覚の再編成が行われる」

書評 『河合隼雄-心理療法家の誕生-』(大塚信一、トランスビュー、2009)-メイキング・オブ・河合隼雄、そして新しい時代の「岩波文化人」たち・・
・・河合隼雄には『とりかへばや、男と女』という名著がある

「魂」について考えることが必要なのではないか?-「同級生殺害事件」に思うこと
・・「近代合理主義」の舌でうめいている魂の声に耳を傾けるべきだ

書評 『オーラの素顔 美輪明宏のいきかた』(豊田正義、講談社、2008)-「芸能界」と「霊能界」、そして法華経
・・日本的スピリチュアリティの源泉の一つが日蓮関連


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