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タイ・ フェスティバル 2009 に行ってきた。今年で10回目というから、代々木公園で行われる5月のイベントとしてすっかり定着したようだ。明日17日までの二日間開催。
天気は曇りだったが、ものすごい人出で、年末の上野アメ横なみの混みようである。夏日でなくてよかったかもしれない。
まあ基本的に祭りの縁日みたいなものなので、とくにこれがといったものはないのだが、パフォーマンス関連のイベントは充実している。
T-Pop のアイドル歌手、ロック歌手のコンサート、タイダンス(古典舞踊)などなど。
とはいえ、なんといっても来客者の関心はタイフードだろう。タイカレーの匂い、そしてまた独特なドリアンの匂い、ガイヤーン(タイ東北部イサーン風炭火焼き鳥)を焼く匂いが食欲を誘い、またタイへの思いをかき立てる。
バンコクで小さな現地法人を立ち上げ、今年3月末まで社長(MD:Managing Director)をやってたこともあり、タイは自分にとっては特別の存在である。
志半ばにして会社をたたむことになったので、「しばらくバンコクには行かない」などど現地では語っていたものの、片雲の風に誘われた芭蕉ではないが、ガイヤーンの匂いに誘われて訪タイへの思いやまず、といったところである。
出店しているタイ料理の店はどの店もものすごい混雑で、基本的に行列が嫌いな私は、比較的待ち時間が短いと思われたタイフルーツの店でドリアンを買うことにした。
ドリアンは一切れ500円だが、せっかくなので一人で2切れ食べることにした。ドリアン食べるのは今年は今回が初めてだが、このネチャネチャ感がなんともいえずたまらない。クセになる味である。
雨期に入ったいまが一番フルーツの美味い季節なので、ドリアン以外も食べたいところだが、今回はあきらめる。しかしドリアンが大玉1個3,000円というのは、輸入品だから仕方ないが驚きの高価格だ。タイ関連は日本では儲かるビジネスかもしれないなあ・・
そのあと、先にも記したガイヤーンへの思いやまず、これも1皿500円の焼きたてを2皿食べることに。これだけ食べておけばしばらくは我慢できるだろう。
しかしいかんせん、ドリアン食べてしまったのでビールは飲めないのだ、残念。ドリアン食べてビールは飲むなといわれているが、さすがに実験精神旺盛な元理科少年の私も、自らの体を使って人体実験したことはない。食べ合わせというものは科学的な根拠のあるなしにかかわらず、守るにこしたことはない。
こうしたイベントに参加するだけならタイっていいなあ、観光で遊びに行くとタイはいいなあ、で終わる話だが、実際に働くとなると、話は180°変わってくる。タイでなんらかの形で働いた経験があれば異議なく賛成してくれるはずだ。いや東南アジアはシンガポール以外はどこでも同じようなものだろう。
そんなことを考えながらも、せっかくタイで暮らしていたわけなので・・毎月バンコクと東京を往復する生活を続けていた・・、タイに関する話をぼつぼつ書きながらまとめていきいたい、と考えている今日この頃である。
<追記>
「タイ民俗舞踊(タイ・フェスティバル 2009 東京)」と題してビデオ映像を YouTube にアップしましたのでご覧あれ。手の動きに注目されたい。(2009年11月19日)