昨日のことだが、ひさびさに丸紅の本社に行った。竹橋駅で下車して皇居の周りをちょっと散歩してから神田一橋へ。外国人インバウンド客が多い。桜はまだ満開にあらず。
ただし、今回は仕事で行ったのではない。本社の3階に併設されているギャラリーに行くためだ。いま「ボッティチェリ 美しきシモネッタ 特別公開展」を開催している。
(丸紅本社の1階フロア 筆者撮影)
ボッティチェリは、言うまでもなく15世紀のイタリアルネサンスの全盛期の画家。
そして「美しきシモネッタ」(La bella Simonetta)とは、代表作の「プリマヴェーラ」(春)や「ヴィーナスの誕生」のモデルとして登場する美女のこと。結核を患っていた彼女は、若くして亡くなったという。
(「ヴィーナスの誕生」 Wikipediaより)
丸紅がいくらで落札したのかは知らないが、個人ではなく法人のコレクションとしては、じつに趣味がいい。わたしは、ボッティチェリなどイタリアルネサンスの絵画が大好きだ。
ギャラリーで展示されている絵画は、「美しきシモネッタ」の1品だけだが、その他の関連する書籍や資料なども同時に展示されている。ボッティチェリが生きた時代のフィレンツェを描いた、作家の辻邦生の生誕100年でもあるという。
入場料は500円で現金不可というのが現代的だ。なお、着物や浴衣など和装なら入場料無料というのも粋なはからいも。会期は5月24日まで。ただし日曜祝日は休館。美術館ではないからね。
そのあとは、皇居の周りを歩きながら大手町を経て丸の内へ。散歩コースとして、たいへんよろしい。この周辺はビジネスパーソンとしてのわたしの原点でもある。
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