2023年9月28日、ついに「断酒千日行」を達成した。酒をまったく飲まずに1000日間。3年弱である。本日で1001日目である。
比叡山の「千日回峰行」になぞらえてのネーミングだ。「断酒千日行満願成就」である。感慨もひとしおだ。
「三日・三月・三年」(みっか・みつき・さんねん というが、 「最初の3日」を達成すれば、つぎの「三月」は達成が可能になり、それがクリアできれば「三年」も不可能ではなくなるという先人の知恵だ。
3ヶ月は約100日、3年は約1,000日である。100は10の二乗、1000は10の3乗である。なるほど対数で表示可能である。
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そもそものキッカケは「痛風」の発症であった。Παθηματα, Μαθηματα (パテマータ・マテマータ)である。人は手痛い失敗経験をつうじて初めて学ぶ のである。
痛風発症は 2020年9月29日。あすで「痛風発症から3年」になる。
起床時に「右足かかとに激痛」が走ったのであった。「親指の付け根」ではなく、「右足かかと」であったため、しばらく「痛風」とわからなかったのだ。最初は外科にいってしまった。
医療機関において、正式に「痛風」だと判明したのは10月2日のことである。わたしはこの日を正式に「痛風元年」と定めた。Google calendar に記入して、リマインダーとして毎年10月2日に自分に警告することにしている。
現在もなお「尿酸値」を下げるための治療中である。「フェブリック」の「ジェネリック」を毎日1錠服用している。それも3年近い。
それと同時のことだ。「いっそのこと、酒なんか飲むのはやめてしまえ」と思ったのだ。オール・オア・ナッシングである。40年分飲んだからな。未練は無用だ。
おかげさまで、総合健康診断の結果は良好だ。「尿酸値」はつねに7を切っている。状態良好!
数字がすべてではないが、基本的に数値が低いとうれしい。成績は高い方がいいが、放射能の値は低いほうがいい。それとおなじだ。
しかも、酒を飲んでいないので、尿酸値とは直接関係ない項目も下がっているのはうれしい。
端的にいったら「γ-GT」の数値。なんと「25」。男性としてはきわめて低い数値で安定している。
肝臓よし! 一日抜いたくらいでは、この数値はでないだろう。この数値は高校生なみか?
健康は英語では health というが、全体を意味する whole の関連語だという。後者から holistic という派生語が発生した。
局所的な部分最適ではなく、全体最適を意識したいものだ。現状は、心技体の三拍子はそろっている。
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たまにビールなど飲んでしまう夢を見る。この1000日間で4~5回だろうか。記憶に残っていないだけで、もっと見ているかもしれない。
「ヤバイ、せっかく断酒記録伸ばしているのに・・」「あ~あ、もうすこしで1000日達成なのに飲んでしまった・・・」
この夢をどう解釈するべきか、わからない。ほんとうは飲みたいのに、ということもあるだろう。
だが、かならずしもそうではなないような気がする。ムリを敷いていたという気持ちはないが、40年間という、あまりにも長く飲んでいたので、生活習慣化していたためではないかという気もする。
じつはけさ目覚める前も「宴会?」で飲んでしまう夢をみてしまった。「千日も達ししたし、いいかな」、と。そんなことでは、いかんねえ。
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「千日の稽古を「鍛」とし、万日の稽古を「錬」とす」というフレーズがある。宮本武蔵のものだという。「鍛」と「錬」をあわせて「鍛錬」。「修行」の道は長い。なにごとも継続である。
とはいえ、「断酒万日」達成には30年、いまから27年後のことになる。はたして、そこまで生きているという保証はない。そこまでやる必要があるのかどうかもわからない。
「千日行満願成就」したから、もうこれ以上つづける必要もないのかもしれない。では、「部分的に解除」していくことにするか。
だが、そうはいっても、なんだか飲むのがおそろしい。
「自己暗示」によって「酒は有害という意識」がすり込まれてしまっているからだ。「飲み始めると止まらないのではないか」という恐怖もある。
もちろん、酒を飲もうが飲むまいが、痛風対策の「フェブリック」(のジェネリック)は飲み続けなくてはなるまいが・・・
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