1980年代を代表する「ラブコメ」の名作『めぞん一刻』(高橋留美子・作)の連載が完結してから30年になる。1980年に始まった連載が完結したのは1987年のことだ。
連載されていた1981年から1987年までの6年間は、じつはわたし自身の大学在学中の4年間とまったく重なるのだ。
このマンガの主人公は、「めぞん一刻」という名前のアパートの管理人さんこと音無響子さんと、一郎中から下宿していた五代裕作君が主人公といえば主人公なのだが、五代君とは1981年の入学も1985年の卒業もまったく同じなのだ。
(管理人さんのセリフ)
1981年1月10日は、「共通一次試験」。ただし、五代君は国立大学は落ちたのは、本人の自業自得というべきか、アパートの住人にせいというべきか。現在は「共通一次試験」は廃止になって、そのかわり「センター試験」となっている。私立大学でも一次試験として採用している大学もあるので、時代の変遷を感じさせるものがある。
「めぞん一刻」はその後もストーリーはつづく。五代君は、卒業したものの定職がないまま、保育園で保育士のアルバイトをすることになった五代君の2年間が描かれるのだが、現在から考えれば「男性の保育士」(・・当時は「保父さん」とよばれていた)というのは、時代の先取りをするものであったといえるかもしれない。
ストーリーについては、最終的にハッピーエンドで終わるので、めでたしめでたし。そこから先は、どうなったのか、と考えるのは、あまりにも夢がない(?)話なのでやめておこう。なんせ、わたしと同世代なので(笑)
『めぞん一刻』は、1986年から1988年にかけてTVアニメ化もされており、原作のマンガもアニメも世界中で愛されている。
(新築なった小学館本社ビル前にて筆者撮影)
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